noteを書くのがしんどくなった君へ
「書きたいこと」を探すという行為は、実は稚拙かもしれない。
というのも、私達にそもそも書きたいことなんてあったんだろうか。
有名とかそういうのは無い、なんでもない私たちにらそもそも、書きたいことなんて5デシリットルくらいしかないと思う。一週間ほど書いてみると、もう学びになりそうなことは書き尽くすし、だんだん疲れてくる。
そんなときには、とるにたらないものものを読もう。
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今日のノート:とるにたらないものものを読むと、すごい文章、揺さぶる文章じゃなくてもいいと思えるかも
あれはすごくいい。書き尽くした私達に特に効く。
日々見ていることに、ぐっと自分を近づけて、なんとなく過ごしている風景に寄り添う。すると、言葉の世界の素敵さを気づくことができる。
輪ゴム
無性に好きなものに、輪ゴムがある。どうしてだかわからない。実用的で堅実な外見に惹かれるのだと思う。あの色、あの独特の手ざわり、そしてあの質素なたたずまい。
といったような調子で、江國さんが好きなものや身近なものについてたくさん語っていく。
私はあれを読んだときに、「私はね、私は、私には」と私の目線にはこう見えるなどを話したくなった。
「きいてきいて」と伝えたい気持ち表現したいものが、瞬時に次から次へと溢れてきて、ニヤニヤしてアドレナリンが出る感覚と気持ちが留められなくなった。
書き留められもしない消えていく思考や嬉しさに、もったいなさを感じた。
ときめきや輝く頭の中のスピード感に耐えきれず思わず本を閉じてしまうほどだった。
「ああ、すごくなくてもいいし、私の目から見える世界もあなたの目に映るもの、あらゆるものが誰かの心を動かすことはなんて素敵なんだ」
そう思えて、書くことや何かを見つめることが、そのままで素敵なことを気づくことができた。
役立つハウツーがなくても、
誰かを救う言葉がなくても、
その人から見える世界を表す言葉が素敵だ!そう思い出せると、背伸びせずに文字を紡げるかもしれない。そんな話。