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そもそもNCTの世界観とは?順番は?役割は?SM他グループとの関係性?【マシュマロ再考察⓪】

こんにちはZhenfanです。
私は普段グローバルボーイズグループNCTの世界観考察をしています。
これから不定期に出していこうと思っている「マシュマロ再考察」シリーズの第0弾です。


マシュマロ再考察とは?

簡単にお話しすれば「これまでいただいていたマシュマロ(や一部DM)に対する回答をもう一度精査してやっていこう」というものです。
Youtubeに上げている動画がメインの私ですが、動画に上げるには情報が足りていないものなどを3年ほど前まで(…)Twitterで上げていた経緯があります。その時お答えした内容に似たものがあったり、過去まで遡るのは難しかったりと見にくい状況だったかなと思うので今回note開設にあたり整理していきます。
数回のシリーズものになり、同じような系統の質問にまとめて答えていくことでご覧になる方の欲しい状況にもアクセスしやすいのではないかと思っています!過去の回答を踏まえながら2024年時点での情報を加味した「世間の説」や「私が考えなおす新しい説」といった形でご紹介する予定です。
(また、公式情報に於いて情報が欠落しているなどお気づきの方がいれば是非一次情報を明記の上マシュマロでお知らせいただけますと幸いです。加筆修正いたします)

再考察のテーマ 0:世界線の設定のお話

今回は初回のためNCT世界線の中のお話の前に前提として
1.SMが伝えてくれている情報:考察する上で自分の考えが正しいか?この方向性で考えていいのか?と思ったときの判断材料
2.考察する上で「私が」考えている軸:「私はこういう考えを持って考察をしてる」という目安。(本来の設定とは違う可能性もありますのであなたが信じたいものを信じるのが良いと思います。)
以上に関してお話し、それを根拠にマシュマロの再考察をしようと思います。

SMが私たちに伝えてくれている情報

世界観の外の話として重要事項を公の場で伝えてくれたタイミングは大きく分けて2回あったと認識している。

1回目:SMTOWN, New Culture Technology 2016

要点整理
①SMは社内のシステムであるCTを通してKpopを世界中に広めてきた
②2016年、SMはこれまでのCTを改めNew CT(NCT)とする。これはファンや社外との相互作用を取り入れたシステムである。
③New CT の集大成としてデビューするのがNCTというボーイズグループである。
④NCTは世界中に拠点を置き、現地事務所と合同ベンチャーを立ち上げることでKpop現地化計画を遂行する。
⑤NCTは人数制限を持たず、コラボレーションユニットができたりと無限拡張を特徴としている。

2016年初頭、SMの年間計画の発表としての映像が世界に公開された。
ここでは今後のSMのビジョンと新しくデビューするボーイズグループの前身であるSMROOKIES(SR16B)のパフォーマンスがステークホルダー向けに公開されている。

1:起源(The Origin)
このカンファレンスはSMエンターテインメント(以下SM)の歴史と功績を記した年表の紹介から始まった。
1989年 - SM企画の創立
1995年2月14日- SMエンターテインメント株式会社の創造
2000年 - H.O.Tが韓国アーティスト史上初の中国・北京での単独コンサートを開催し、韓流文化の原点となる
2000年4月 - KOSDAQに掲載される初めてのエンタメ会社となる(KOSDAQは韓国の株式市場。即ち初めてのエンタメ系上場企業になったということ)
2002年3月 - BoAが1st 日本アルバム LISTEN TO MY HEARTで韓国アーティストで初めてオリコンチャート1位を獲得
2011年10月 - ニューヨークのメディソンスクエアガーデンにてSMTOWNを開催。アジアのアーティスト初の快挙となった

2:CTとは
SMはこれまで20年間唯一無二のCulture Technology(CT)を強みとしてそのコンテンツと韓流文化を国内産業のみならずアジアと世界に広げていった。
Culture Technologyはアーティスト成長のためのシステムであると言え、主に「Cキャスティング」「Tトレーニング」「Pプロデューシング」「Mマーケティング(マネジメントとして知られる)」の4段階で構成される。

  1. キャスティング: 国籍の関係ないSMグローバルオーディションの世界中での開催によるタレント発掘のプロセス(20以上の街で毎年開催中)

  2. トレーニング : キャスティングを通過した練習生の能力と技術を向上・強化させるプロセス。そこから今回SM ROOKIES(プレデビューチーム)を大衆への披露するという試みを行った。SM ROOKIESはROOKIES SHOWを始めとしたさまざまなプロモーション活動を通してすでに固定のファンダムを保持している。

  3. プロデューシング :一番自信を持っているCTでもある。音楽だけではなく衣装・振り付け・MVに至るまで世界トレンドを率いる差別されたコンテンツの創造により国際的な音楽市場を先導している。

  4. マーケティング : (マネジメントともみなされる。)俳優・MC・ビジュアルコンセプト制作ビジネスに特化したSM C&Cの設立、 IB Sportと呼ばれるスポーツマーケティング企業と手を組んだGalaxia SMの創立、国内最高峰のトップモデルエージェンシであるEsteemなどを通してライフスタイル・TVドラマ・エンタメ・スポーツ・ファッションなど全方位に渡るマーケティングを実施する。また、10周年を迎えたSuper Juniorに特化した個別のレーベルLabel SJの創立などを通してそれぞれのグループに最適化したシステム導入をおこなっている。

これまで20年間の間に発展させてきた以上のCTを再定義・改良した存在New Culture Technology(NCT)とし、再誕生させた。

3:NCTとは
一つのキーワード:インタラクティブ(相互作用)
SMは他者との相互作用とコミュニケーションに対し熱意を持っている。
そしてインタラクションのための5つの新プロジェクトが公開する。

  1. STATION: STATION はデジタルミュージックチャンネルの新たなコンセプトで、1年間毎週計52曲の新しいデジタルシングルをリリースする予定だ。テヨンのシングル「RAIN」から始まり、それぞれのデジタルシングルがSTATION(駅)となる。皆さんが毎日電車を乗り換えるようにSM ST ATIONというチャンネルの中で飛び回ることができるようになる。SM内部のアーティストはもちろん、社外のアーティストやプロデューサー、編曲家、そして企業ブランドに至るまで多様で破格的なコラボレーションを行う予定だ。

  2. EDMレーベル ScreM Records: 「見聞きするためのパフォーマンス」から「共に楽しむためのパフォーマンス」への変化により音楽的快感を次のレベルへと拡大していくことをテーマとしている。国際的認知度の高いEDMアーティストと作業していく中でSMEはアムステルダムやマイアミの音楽シーンと同じようにソウルにハブを創造する。そしてアジアを拠点に「アイデンティティーに焦点を当てたDJエージェンシーを創造する。そしてこのレコードの主な目的としてはソウルをハブとする巨大なEDMフェスティバルを主催することにあり、今年開催予定。

  3. Vyrl・EVerySing・Everyshot:これまでで一番挑戦的で熱望したプロジェクトだ。Vyrlは最も身近なデジタル上に存在する年中無休の遊び場となる。Everysing・Everyshot・Vyrlといった多様なアプリの創造によって、SMは共通の興味を持った世界中のユーザーがコミュニケーションを取るためのSNSに注力したいと考えている。 そのため、彼らは50ほどの言語翻訳を供給する予定だ。それは. 近年多くの作品に英訳がつかない状況ではかなり良い一歩だと考えられる。そしてそれはKpop体験を確実に改良するだろう。Everysingではインストに合わせて歌い録音ができ、SMEのアーティストとデュエットもできるようになる。Everyshotではあなたは自分で自分だけのMVを無料で撮影でき、あなたをMVの中に登場させ、それを共有することができる。(現:Vyrlはbubbleに吸収)

  4.  Rookies Entertainment App.:このアプリはプロデューサーになりきり、一つのモバイルプラットフォーム上でSMのプロデューシングシステムを体験する。プレデビューチームSMROOKIESを担当することでSMの新人プロデューサーになりながらSMのSTart Incubating Systemを体験することができる。未来のアイドルのマネジメントを試みているばかりではなくそれぞれの購読者にとって一つの職業体験となるという点。あなたのパフォーマンスが評価された時報酬が与えられる。そして「今月のベストプロデューサー」に選ばれた場合、その功績からSMはファン層から新たな才能を見つけ出すことにもなる。そのため、インターンシップの契機を与えられる可能性もある。(現:NCTデビュー時にアプリ消滅)

  5. MCN Business.:MCN (Multi Channel network) ビジネスは全てのSMのアーティストが関与し、彼らがさまざまなコンテンツ創造の手綱を握る。アーティストによる映像コンテンツの供給─それはアーティストによってファッションや運動、ウェブドラマなど様々。これらのコンテンツはいつどこでも視聴可能となる。(現:アーティスト個人のYoutubeチャンネルやグループ内コンテンツ等)

そしてSMのNCT(New Culture Technology)の集大成であるのが新しく紹介するボーイズグループ、NCTである。

カンファレンスルームに集められた少年たちが仮面をつけている。胸にある緑の光が点滅したものだけが仮面を外している。
緑の光が点灯していない少年は仮面を外せない(動画内19:22)

会場に現れるNCTとしてデビュー予定のメンバーたち。「アノニマス(匿名)」の象徴である仮面をつけた少年たちの中、胸にある緑の光が光ったものだけがマスクを外しパフォーマンスをするという状況は「付和雷同」な存在たちの中で緑の光を見つけた人物だけが自我を持つ存在としてNCTとしてデビューするというコンセプトを想起させる

4:NCT / NEO CULTURE TECHNOLOGY

NCTはThe Origin・Synchronization Of Dreams・the 7th senseという3つのビデオと一つの現地パフォーマンスを通して紹介された。 そして彼らについてイ・スマンは解放性拡張性の二つの言葉を強調した。
NCTはNeo Culture Technologyの略称であり、このアイデアは世界の主要都市を拠点としてそれぞれがローンチされるというものだ。NCTは新メンバー追加に対しての制限がなく、最初のユニットは今春デビューする予定だ。
ソウルと東京の二つに拠点を置く最初のチームは前半期には発表される予定であり、後半期には北京や上海といった中華圏の主要都市に拠点を置くグループが続々デビューする予定だ。その後には東南アジアで活動するチーム、ラテンアメリカや他の地域にも拠点を置く予定だ。
NCTは世界中の主要都市を拠点に置くチームを基盤とし、その傍でさまざまなコラボレーションユニットが発生する。一つの楽曲が様々な言語・それぞれのテリトリー・現地化された音楽として公開される予定だ。
現在進行している韓流の3段階による韓流の現地化を定義することが目的であり、韓流文化の輸出から現地企業やアーティストとの協力を通じた韓流市場の拡大を目指す。
「これがどうして夢ではなくて現実になるでしょうか?」イスマンは問う
その理由は韓流の3段階の最終段階をこの2016年(今年)から可能になるからである。
韓流の文化的商品(CD等)を輸出する第一段階から、現地会社と現地アーティストとの協力(国外番組への出演やフィーチャリングなど)による市場拡大の第二段階へと向上し、2016年今年ついに、現地会社と合同ベンチャーを開設することで現地市場にSMのCTを伝承するという第三段階目を実現することになる。NCTは韓流現地化を現実にするのだ。NCTは無限に拡大していく存在になる。

2回目;SM Congress 2021

(こちらの映像は日本語字幕があるため要点だけ以下に記載する)

要点整理
①プロデューサー(社内でコンテンツを制作していく)時代からプロシューマー(消費者がコンテンツを制作していく)時代へと変化している世の中でコンテンツ企業であるSMがどう展開していくかという映像
②メタバーズにおける作品のオリジナリティが評価されてそれに価値がつく時代(Youtuberが稼げたり二次創作などが行われている時代)においてSMが自信を持って出していける作品をSM ORIGINALとし、プロデューサー(原本製作者)とプロシューマー(二次創作者)が共存するコンテンツユニバース(CU)のなかで再創造コンテンツ(二次創作)を無限拡張する企業となる。
③SMCUという世界線の中でCAWMAN(カートゥーン・アニメ・ウェブトゥーン・モーショングラフィック・アバター・ノーベルを融合させたもの)をコンテンツとして続々発表していくものをK POPの定義として広めていく(アメリカハリウッドで映画にする話もある)
④Kpop goes Hollywoodと呼ばれるサバイバル番組を通して新メンバーを選出し、アメリカを拠点とするNCTの活動を企画している。
⑤NCTにはn(numerous:数々の)City(都市)という意味もあるため、さまざまな都市での活動を前提としている。
⑥SMCU:SM統合世界観のこと。これにはこれまでのSMのアーティスト同士のコラボの機会(SMTOWN アルバムやSMTOWNのコンサート、SM THE BalladやSM the Performance、SuperMなど)も含んでいる。その背景となる場所をKwangyaと呼ぶ。そこに世界中のファンを呼び込むことでSMのオリジナルコンテンツに加えて再創造コンテンツで満ちたメタバースを創造することができる。(ファンのカバーコンテンツのPINK BLOOD・オーケストラによる編曲をコンテンツとしたSM CLASSICなど)

結論:SMが公式的に展開してきたNCT世界観に関する情報

1:SMCU(SM統合世界観)の中に属しており、SMCU世界観の全ての背景にKWANGYAが存在する
2:SMCU、特にNew CTの集大成として結成されたNCTは社内と社外の相互作用を大きな特色とする。そのため、SM ORIGINALとされるMVなどのコンテンツを元にファンが再創造(二次創作)するものでKWANGYAは満たされる→物語はファンと会社が一緒に作っていく。

以上がSMが公式的に出しており、私が現在明確な情報源を持って公式見解と言える部分である。

公式見解を元にしたマシュマロ再考察


公式的な見解ではBoA,東方神起,Superjunior少女時代,SHINee, EXO ,RedVelvet,NCT ,Aespaが世界観に入っていると捉えています。また、H.O.Tのカンタも過去の作品である「自由に飛べるように」をリマスタリングすることでKWANGYA世界観でのMVを作り直しています。SMTOWNのような大舞台に出るSM所属アーティストは入っていると言えます。ソンミンやルーカスと言ったソロアーティストは不明であり、同時にグループ活動はSM下で行う他事務所所属アーティスト(D.O./オニュ等)のソロ作品は含みません。
今はあまり聞かなくなった「例の音」ですよね。世界観のつながりに関しては一つ上のマシュマロへの回答通りと言いたいです。加えてお話しすると、この音が出ている時期はおそらく2020-2023くらいの限定的な期間のmvだけなのですがこの期間はSMCUに対してイスマンが熱心に注力していた時期なので世界観と関係があると私は考えています。また、その期間外でもロゴのモーションや色が変わったりする手間をかけている作品もあります(NCT WISH NASA等)NASAはロゴが緑に変わる映像なのですが、ここでNCT世界に入ってきたといえるので最後のロゴは重要視して見ていくのが良いと思います。
SM Congress が開催されたのが2021年のため、その以前である2020年11月の作品IDEAが世界線に含まれているとは断言することはできないのですが、Aespaはその頃から世界観を作りあげ、NCTと繋がりもあり….と言った状況だったので繋がっていくための要素は入ってきていてもおかしくないと思っています。また、先述したロゴの音の話をもとに考えるとこのMVのロゴには例の音が入っているのでSMCU世界線のものと言ってもおかしくはないはずです。
そうですね、SMのソロアーティストの良いところはグループ活動とはまた違った本人の意思が尊重された活動ができるというところにありますよね。同時に、SMはH.O.Tの時代から同じような社会的メッセージを込めた作品をさまざまなアーティストの楽曲を通じて世界に発表していてSMが得意としているテーマの一つでもあること、SMCUの世界線発表(SHINeeを含むと明言)の前であるものの先述した例の音が入っていることから多少ですが要素が入っていてもおかしくはないと考えています。
実は蝶々や砂嵐などは本当に昔のSMアーティストの時代から存在する表現です。「だからその時代から考えられていた!」というよりかは映像表現によくある演出と思っていただくのが良いです。EXOはデビュー当初から超能力の設定があり、特有の世界観と物語を持って活動していましたが、個人的には相次ぐメンバーの脱退によって元来の世界観の継続は難しくなったものと考えています。しかし超能力設定そのものは継続され、物語自体はObsessionくらいから再定義されています。ではなぜその砂嵐や蝶々の表現がNCTやAespaとつながるように感じるのでしょう?それはSMCUという世界観を定義する際に過去にあった表現の共通項を探してそこに強制的につながりを持たせたからでしょう。NCTに関しては元々少しEXOからの引用があり、Aespaに関してはデビュー当時からSMCUを前提にコンセプトが練られいると思うので「NCT・Aespa側が繋がっているように見せている」という表現が正しいはずです。砂嵐も蝶々も重要視して考察を練っています!
先述の回答とつながりますが、正しくはSMCUを構想するにあたって、過去の作品からSMCU世界線に持ってこれるものを無理やり持ってきてお話を作っているというふうに考えていただくと良いかと思います。以前tamaさん・わんしーさんとツイキャスをさせていただいた際にでたワードですが、「アベンジャーズ」のように考えていただけると良いでしょう。それぞれにお話があり、別の世界線で全員が集まれる。そして元々存在しない物語を後付けで書き出すことはそんなに難しいものでもないです。特にSMは一貫したメッセージを持って作品作りに取り組んでいるので、その軸がクリエーションにつながりを持たせています。
編曲者であるMoonshineの「ネームタグ」と呼ばれるクレジットです。Moon!Shine!と歌っています。他の人のネームタグだとf(x)の4WallsなどLDN Noiseの作品のボーカロイドに歌わせた「ロンドンノイズ」が聞き覚えがあると思います。これは世界観考察に入らないはずです。

2.考察する上で「私が」考えている軸

これは私個人の意見ですので、違うなと思われる方がいらっしゃればその方の思う通りに考えられるのが良いでしょう。
この情報は、自分自身での判断に迷われる方に「私であればこう考える」と思うその根拠を伝えるものですので、考察する上で悩んだ際に参照し、自分で考える判断材料としてご利用ください。
また、動画などでの考察の判断基準もここからきているものばかりです。

1:NCTの世界線は時系列で進んでいると断言しない。

NCTは夢をテーマに、「繰り返す夢からの脱出」をコンセプトにしていると私は考えています。(以上の動画参照)そのため、夢が繰り返すということはある物語の起点と終点が繋がるということ。曲が出る順番にお話が進んでいる以外の可能性も加味するのが大切だと思います。タイムマシンのようなものです。過ぎ去った楽曲だから今の曲と直結しないとも言い切れないし、新曲が前回の楽曲から地続きのお話とも限らないです。そしてNCTは過去の楽曲のMVと今のMVに同じものが出てくることも多いため、そこがつながっているという考察も多くあります。

2:全員がしっかりと役割を持っているとは限らない。

NCTは無限拡張グループであり、元々メンバーは卒業制、人数は増えるばかりではいけないので自由に去る仕組みでした。(明確な資料をお出しできず申し訳ないですがドヨンが「誰も抜けないことを約束した」と語っていたのでそこまでは流動的なシステムだったと考えています。)元々彼らの先輩グループであるEXOにも考察できるようなコンセプトがストーリー仕立てになっていましたが、重要な役割を持ったメンバーであるクリスが活動中抜けてしまうことによって元来ガチガチに固められていたコンセプトの継続が難しくなりました。EXOの仕組み以上に、いつとも分からず抜けてしまう可能性が高い存在に明確な役割をつけるでしょうか?私はそうではないと考えています。無論、テヨンのようにグループの核になり、抜けるハードルの高いメンバーにおいてはある程度の役割が存在すると考えています。しかし万が一抜けてしまってもその後に続くストーリーで他の誰かに役割を移せるくらいには軽く設定づけられていると考えています。

3:物語が詳細まで作り込まれている訳ではないはず。と考える

2でお話ししたように、メンバーの脱退や体調不良による不在などによる物語への影響は大きいです。そう考えると最初から最後まで明確に定められた物語があると考えるのは難しいでしょう。基本的な起承転結のプロットと共に軸となるテーマがそれぞれのグループに与えられているとして、その都度その都度起きている弊害や楽曲コンセプトが物語に新しい色を加えているのではないか?と考えています。例えばマークのNCT DREAM卒業後の再加入をデジャヴで表現したり、ヘチャンのDREAMと127掛け持ちによる不在はWe BoomでのヘチャンA・Bに繋がります。NCT WISHの存在は予想外のものだったはずですがテヨンが呼び寄せるという形でスタートします。また、プロシューマーのお話にもあったように私たちが考察に関するアイデア出しをすることでそこからアイデアを得て事務所が物語作りの参考にするなどの可能性も大いにあると考えています。

私的見解を元にしたマシュマロ再考察

2016年から無限拡張制度のあるNCTでは多くのメンバーが加入するか不明の状態だったはずです。ゆるくしか決まった設定もプロットもないはずなので入ったメンバーに合わせて物語は作られてきていると思っています。ソンタロのRIIZEデビューによるNCT脱退とNCT WISHの加入によって無限拡張を取りやめて以後、明確な役割を与えたり物語が新しく明確に組み直されているような印象は受けます。
もし私が今から初めて考察するならネット上でレム睡眠・ノンレム睡眠について調べる→NCTmentary5作→インセプション→SM_NCT3作→マトリックス→NCT楽曲(第七感-NCT2020)→マトリックスリローデッド→SMCU the Origin(できればSMCUのaespa世界線も視聴)→NCT 2021 Year Dream→NCT楽曲(-NCT2023)→マトリックスレザレクション→NCT楽曲(-今まで)の順に見ます。忘れちゃわないように気になることはスクショやメモに残しておくのが良いです!
ある程度は順番のようですがグループごとに時空が違うようなものなので完璧にとは言えないと思います。私はやり易い方法で、全ての映像を順序関係なく視聴して要素を抽出して順番を組み合わせていき、うまく組み合わさって確証が持てるものを動画として出しています。そのためまとめられる内容はYoutubeの内容だけになります。順序でもないので分かりにくいかもしれませんが、他に順序立てて考察されている方もいらっしゃると思うのでそちらを参考にされるといいかもしれないです>.<
ストーリー理解度はメンバーによって差が大きいのではないかと思います。もちろんMVを撮影する際には監督の方からどのような物語なのかという説明はあるはずです。そこから本人たちが踏み込んで理解をしようと事務所に依頼をすれば計画を知ることは可能だと思います。また、個人的にはテヨンの活動には大きく世界線が盛り込まれているように感じており、彼は大筋をしっかりと理解している人物ではないかなと勝手に感じています。ストーリーの大まかな部分はデビュー前から作られていて、毎度カムバックの際に企画会議などで詳細を詰めているのではないでしょうか。SMは設立当初から同じような社会的メッセージを含んだアプローチをしているので、ストーリーの軸自体は明確に決まっているといえると思います。どんどんつなげているのか?に関してはつなげて行っているような状態だと思います。

次回:Black On Blackを再考察

今回はNCT世界観の外側の質問に関してお答えしました!考察の面白い部分ではないので面白味のない文章ですが、参考になればと思います。
次回はこれまでいただいた中で一番多かった内容のBlack On Blackについてお話しします。黒幕は存在するのか?マークはどうして笑っているのか?を映像を見ながら、また世論的な考察なども確認しながら2024年にもう一度考察してみようと思います。

↓考察関係の質問やBlack On Blackに関する質問、こういう考察があったよ(要引用元明記)などぜひ送って下さい!


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