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「わからない」と認め、「教えてください」と言える姿勢を持つこと🚑
僕は、救急救命士として20年以上の経験があります。
救急現場の知識やスキルについては、それなりに自信があります。
それでもなお、現場に出るたびに「知らないこと」「まだ学ぶべきこと」が次々と出てきます。
現場の状況は毎回違い、教科書や経験だけでは答えが見つからないことがたくさんあります。だから僕は日々、勉強を続けています。
得意分野ですら「わからないことだらけ」なのだから、得意でない分野について知ったかぶりをすることは絶対にできません。
救急だけでなく、リーダーシップ、消火、救助、予防、その他さまざまな分野においても、僕にはまだまだわからないことだらけ・・・。
だからこそ僕は、他人から学ぶことに抵抗を感じません。
たとえ相手が後輩や学生であったとしても、「この人は詳しい」と思ったら、素直に教えを乞います。
知ったかぶりをすることの怖さ
消防士として現場に出る以上、知識やスキルが命を守るための基盤になります。しかし、その基盤が不確かな状態で「自分はわかっている」と振る舞うことは、他者やチーム全体にとって危険をもたらす可能性があります。
特にリーダーや先輩という立場であれば、無意識のうちにその態度が部下に影響を与えてしまうこともあります。
一方で、正直に「わからない」と認め、学ぶ姿勢を見せることは、自分自身を成長させるだけでなく、周りにも良い影響を与えます。
チーム全体が「わからないことを共有し、共に解決する」という文化を持てば、現場の力は格段に向上するはずです。
学ぶ姿勢を持つことの大切さ
教えを乞うことは決して弱さの証ではありません。それは、強くなるための第一歩だと思います。特に現場では、一人の知識や経験ではカバーしきれないことが多いです。なので他者と協力し、学び合うことがやっぱり不可欠だと思います。
消防士としての未来を築く
消防士という仕事は、学び続けることで初めて成り立つものです。
救急、消火、救助、予防など、それぞれの分野で専門性を高めるためには、現場での経験を重ねるだけでなく、他者からの学びを積極的に取り入れる必要があります。
僕たちは完璧な消防士ではありません。
大切なのは、完璧を目指して努力を続けること。
自分の知識や経験に固執せず、「わからない」と認め、「教えてください」と言える姿勢を持つことです。
それが、現場で信頼される消防士としての道を切り拓くカギになるのではないでしょうか🧑🚒
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