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出国(香港)

コロナ関係が諸々撤廃されたので6/17-18で4年ぶりの香港「ご帰国」をキメてくるなどした。香港エクスプレスのセールと中国戯曲節がいい感じに重なり、エクストリーム出国となった。夏頃行こうかな〜とはぼんやり思ってたけど、まさかこんな急に行くとは自分でも思っていなかった。でもアヒルもいたしベストタイミングだったかもしれん。


事前準備


・コロナ関係:特に対応必要なし
・京劇チケット:URBTIXでオンライン購入
・服装:デニム、青シャツ、カーディガン、タンクトップ(白黒)に加えて月曜出社用のズボン。靴はコンバースと黒のペタ靴
・カバン:トートバッグとリモワ、あとサブバック
一人だし一泊だし何だったら雨の予報だしでかなり適当だった。

出国


金曜定時退勤の後用事を一件済まして20時頃帰宅、風呂と食事を済ませ23時の電車で羽田に向かう。行きのフライトは2:20発UO629、香港には朝6時頃に到着の便だ。個人的には早朝5時くらい羽田発の便が気に入っているのだが、若干金額が上がるのでおとなしく最安値で行く事にした。
空港はそれほど混んでおらず、手荷物検査はまあ並んだが、それ以外はスムーズだった。同じ時間帯にソウル行き便があるようで、小綺麗なお嬢さんがやけに多い印象。4時に韓国着いちゃうけど良いの?免税店は出国審査抜けた正面の一箇所のみ営業中で、それ以外は全部閉まっていた。前回に引き続きまじで全然店やってない、今回は煙草も買えませんでした。自販機で水だけ買って最奥140番ゲートでひたすら待機、謎に遅延してて出発時間過ぎた頃にやっと搭乗開始となった。
機材はA321、三列三列の窓際で今回は全席満席だった模様。荷物は機内持ち込みの予定だったが、キャパオーバーなのか預入れ希望者を募っていたので預けてしまった。本当はリモワの収まりを確認したかったんですが、タダだしまあいっか。UOくんはLCC故なにも出ないのでただただ寝て過ごす。アイマスク持って行ったらいい感じに寝られたので今後も持っていこうかな。

1日目(入国〜市内)


6時過ぎに到着して、入国審査と荷物受け取り、化粧esim設定荷物整理オクトパスアクティベート等々等々してたら8時になっていた、怖。湿度が異様に高い香港の空気に包まれた瞬間、やっと生きててよかったなと思えるようになる。空港からはいつも通りA21でホテルへ向かった。
今回ホテルは龍堡國際を取ったので佐敦で降車。一泊15,000円ほど。いつものTSTのゲスハが取れず、かと言って安さで選ぶと高確率で事故るのでまあ妥当なラインかな〜本当はDASHかpage148あたり狙ってたんですが少々お高めにつき。結果的に設備もロケーションも良かったので、次回以降の候補にします。
9時頃に茶餐店で朝食を食らい、いつもの癖で入った海港城で迷子になったりLane Crawfordのセールに沸いたりしてたらどエグい雨が降り出して外に出られなくなってしまった。仕方がないので新港中心に移動してパシフィックコーヒーで茶をしばきながら近場のマッサージ屋を探す。行きつけの店が閉店?移転?したようで、前に一回だけ行った所に飛び込み。正直微妙なのでまたどっか開拓しなきゃな〜。マッサージが終わったところで若干雨が弱まったので一度ホテルへ戻る。ホテル近くのwelcomeでティッシュを買込み、出国の目的の半分が果たされる。雨が酷く出歩く気分でもないので、観劇の時間ギリギリまでホテルに引き篭もり、直前に屋台で焼売を食べて会場である香港文化中心へ向かった。
今回の演目は北京京劇院の『戦馬超』と『詩文會』の2つで3時間弱くらい。『戦馬超』は三国志より馬超と張飛の戦いの演目、比較的短めで台詞より立ち回り多めなので外国人でも見やすかったしこの立ち回りがまじでまじで格好良すぎて死んじゃった。ワァ!とかハワ…ハワ…とか言いながら見てました、煩い日本人で申し訳ないね…衣装も靴も決して動きやすそうとは言えないのに軽々と飛び回っておりただただ凄かった。知識が全然なくてもかなり楽しめましたけど、でもやっぱり色々分かって見た方が絶対楽しいんだろうな〜とは思う。袖をくるくるっとやったり髭を触ったり、全ての動きに意味があるはずなんだけど、なんかやっとるな〜くらいの認識しかできなかったので。あと馬超、戦闘中に髪を咥える仕草をやってたんですけど、これが百度一下しても全然理由に辿り着けず、まじであれ何だったんだ?めちゃくちゃ「良」で最高だったんですけど。とりあえず京劇勉強します。『詩文會』は長めの演目で、その名の通り詩を読むシーンが多いので、中国語分からんと難易度高め。ちなみに台詞は英中の字幕が出るんですが全然追えなくて挫折しました。こっちは旦と丑も出てきて賑やか。勝手に旦も男性が演じるのかと思ってましたが、女性が演じてるんですね。高音凄かったし可愛かった〜。どっちの演目もめちゃくちゃ楽しんだんですけど、受け手の知識不足感が否めないのでちゃんと勉強してもう一回見たいなと思う。あと座席最後方を取ってしまったので、次回はもうちょっと前の方取ろうと思います。とは言え後ろは後ろで手拍子したり台詞口ずさみながら見てるおっちゃん達がいたのでそれはそれで良かった。常連なんだろうな。
なんというか、こういう文化が生活に密接に結びついてる様子をみると羨ましいような悔しいような気持ちになってしまう。勿論ただのないものねだりであって、自分の文化圏に京劇があった所で気にも留めないと思うのだが、それでも何だか羨ましくなってしまうのだ。
終わって外に出たら雨も止んでいたので維多利亞港沿いをふらふらしてたらイケメンが突然好想你歌ってて最高だった。私の推し、cpop必修科目すぎる。気分が良いのでそのままホテルまで歩いて帰り、夕飯は店が全然やってなかったのでセブンで冷食を購入。温めミスったけど美味しかったのでヨシ!

2日目

前日に続き朝から大雨で笑う。朝食はホテル近くの点心屋で早茶。ちょっと並んだけど美味しかったのでまた行きたい。ホテルに戻ってチェックアウトをし、街をぶらついた後タクシーでM+へ向かう。天気次第では旺角あたりに行こうと思ったが、雨が降ったり止んだりで厳しかったので美術館へ避難する事とした。西九龍の方こんなに綺麗になったのね。荷物は有料のクロークに預けて適当に見て回る。思ったより広い&時間がなくて、殆ど駆け抜けてしまったの勿体なかったな…世間の評判通り、結構ギリギリな作品も置いてある?印象。あと街中のアート的な括りで、公園とかでちっちゃい椅子並べて京劇をやるおっちゃん達についての展示があって、これだけはちゃんと覚えている。前日の観劇の時にも思ったけど、こうやって文化が地域に根付いてる感に心が滅茶苦茶にされてしまう。なんというか、なんか良いよね。全然うまく言語化できませんが。その他現代美術館らしく草間彌生とかも置いてありました。帰国直前の1〜2時間で行く場所ではなかったです。M+と九龍駅はほぼ直結なので機場快線に課金してそのまま空港へ。いや、怒涛すぎ?

帰国

インタウンチェックインが復活しないので普通に空港でチェックインをする。帰りの荷物は7.1キロ、預入枠買っちゃったけど持ち込みいけたな〜羽田着の時間を考えると持ち込みしたほうが良かったかな〜とか考えながらも結局預入する。出国審査抜けて免税店見て、雲呑麺をズルズルやった後に搭乗。60番台の搭乗口って島流しのように見えて実はメインのとこと直結っぽい事が判明。死ぬほど行ってるのにいまだにあの空港の構造が分かってません。あとクソデカ橋もできてましたが時間ないのでスルー。
UO622は行き同様A321、320neo期待でしたがご縁がないようで。そういえば行き帰りとも窓側席でした。途中下に見えたのは台湾かな〜?台湾もまた行きたいね。到着は定刻通り、荷物もそこそこ早く出てきたけれど、税関がクソみたいな混み方をしている上に職員の対応もお終いでフツーに終電が厳しくなる。とりあえず東京駅まで出て、そっからタクシーで会社最寄り付近まで行き、アパ泊からの翌日エクストリーム出社をかまして今回の出国は終了です。税関まじでいい加減にしろ。

総括

日本の税関がクソ。香港は7月にもう一回行くので、そこで全部リベンジしま〜す。京劇は引き続き履修する。


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