出国（UAE、スペイン）
いろいろあって2023/10/29-2023/11/7で両親とUAE経由でスペインに行くことになった。両国とも初なので、記録を残しておく。ところで1週間以上の旅行、めちゃくちゃ久しぶりだな。
ストップオーバーでドバイに2泊し、その後バルセロナで6泊、ちなみに帰国時のドバイ市内での滞在はない。長くなりそうなので、UAEとスペインで記事を分ける。
事前準備
出国にあたり日本で準備していったものたち。
それにしてもコロナ関係の諸々がないと本当に出国が楽ですね。
・チケット類：ブルジュ・ハリファ、サグラダファミリア、アルハンブラ宮殿の入場チケットのみ事前に予約をしていった。両国ともに観光スポットはすべてチケット必須だったので、早めのチケット確保がおすすめされる。
・両替：ユーロのみ新宿の両替所で換金、ディルハムはそもそも扱いない気が。新宿が結局一番レートよかったので（1ユーロ＝157～8円）国内でなるべく換金していくとよさそう。都内なら新橋もレート良いらしい。
・e-sim：UAEとスペインそれぞれ手配、世界周遊simがあると良かったけれど、両国をカバーするものが見つけられず。
UAE→500MB×3日プランで1800円弱、スペイン→1GB×7日で2000円弱
・WhatsApp：ヨーロッパでLINEが使えないかも？ということでダウンロード。実際LINEは不安定だったので、家族間の連絡はこっちに。
持ち物
トップス：半袖1枚（白）、長袖2枚（黒白）、シャツ1枚（青）、カーディガン1着（黒）
ボトムス：スカート、デニム、ニットワンピ、セットアップ 各1
アウター：トレンチコート、ユニクロのダウン、ストール
靴：マーチン、白スニーカー、黒のペタ靴
鞄：いつものショルダーとトートバック、折り畳みサブバック、スーツケース（大）
適宜手洗いする前提で洋服類はなるべく少な目にしたつもりが気づいたらこんなになってしまった。そのほか化粧品、洗面用具などもぶち込む。
スーツケースは片面空けて15-6㎏くらいでした。
持ってったものは満遍なく着たし使ったけど、スマホショルダーと帽子、サングラスの出番はほとんどなかった。普段の生活で使っていないものは結局邪魔になりがち。
逆に持って行ってよかったものは、ピップエレキバン足裏バンドと着圧の靴下。死ぬほど歩いてもとりあえずこの二つがあれば何とかなるのでまじでおすすめ。あとカトラリーセットがあると救われる命がある。
出国
出発便は10/29（日）00:05発のEK313、自宅で早めに夕飯を済ませてタクシーで羽田へ向かう。チェックイン、手荷物検査ともにそこまで混まなかった。海外旅行保険はこの時間だと有人カウンターが閉まっていたので、制限区域側のベンディングマシーンで対応。10時頃だと免税店もメインのとこ以外閉まってて怒り…せめて薬屋はもうちょっと営業時間長くしてくれません？あと140番台のゲート側に全く店がないのも何とかしてほしいよ。搭乗開始が若干遅れたこともあってベンチで完全に無になってしまった。
エミレーツはさすがに内装が豪華で笑っちゃった。ファーストは例の完全個室になるやつでした。いいな～。成田線だとA380が就航しててもっと凄そうなんですが、普段LCCばっかの身としてはこれで充分…でも２階建ての飛行機、乗りたいよねえ。
羽田～ドバイは約12時間のフライトで、食事2回となんか適当に映画などを観たり寝たりしていた。実はこの日はラグビーワールドカップの決勝戦でリアタイ不可能と思ってたんですが、機内で中継が見られてラッキーでした。ほとんど寝てたけど。南ア優勝おめでとう～。
入国
到着は朝の6:00過ぎ、飛行機からパームジュメイラが見えたとか見えないとか正直よく分からないままランディングとなった。夜出発で朝着だと時差を感じなくて良いですね。
イミグレはファストトラックで私と母が弾かれ有人のカウンターに並ぶ羽目になり、完全にちいかわ状態でした。長蛇の列に並ぶ…ってコト！？父は余裕で通過してたのでUAE初入国の人間は使用不可なんでしょうね。並んでる間にesimの設定ができたので良かったけれど、30分くらいロスでした。あと機内持ち込みの荷物が重くて死にかける。ちなみに入国カード等の記入は不要でした。
無事に入国をしたら荷物を回収してホテルへ向かう。エミレーツは空港～ホテル間の送迎が（日本以外）あるので便利。タクシー探したり大荷物で公共交通機関を利用しなくていいの、本当に便利ですね。
あとなんかこれは勝手に一人で驚いただけなんですが、向こうの国の女性たち、トイレでヒジャブを外していてほえ～となってしまった。別になんてことないんだけれど、今まで認識してなかった文化だなあと思うなどした。
一日目
ホテルにチェックインし身支度を整えたらそのまま車で外出をする。運転手の勧めでドバイフレームを経由してからブルジュハリファへ。片道５車線くらいあるし外はバカ熱いしで全然人が歩いていない、というか歩けない。全部が人工的に作られた街で恐ろしいなと思う。
ブルジュハリファの予約時間までモールで適当に時間をつぶし、5分前くらいに行くと待合室のような場所で待機となった。その後、係員の先導で展望台まで案内される。ちなみにお高いVIPチケットを購入済みなので死にそうな顔で並んでる一般客を横目に上に行ける、金は偉大。ラウンジで無料の軽食をつまみながら下界を見下ろしたり映え写真を撮るなどできるのでチケットは買って損なし。
展望台を一通り見終わったらまたドバイモールをふらついて車へ。ここに限らずなんだけど、外資ブランドのアラビア語表記が書体を合わせてあってかわいい。
そのあとは旧市街を適当に歩いて観光。めちゃくちゃ暑いがスークは屋根がついているので割と歩ける。中国語の客引きをあしらってるとアジアの外に出たんだなあという気分になる。というか私より中国語上手いの普通に腹立つな。売っているのは布とスパイスと金、あとなんかお土産たち。どこの店も似たような品揃えで、別にここで買わなくてもという感じ。ただ街自体は人工さがないのでとても歩きやすくてよい。
その後はまた車に乗ってパームジュメイラ側へ。ヘリコプターとかで上空から見るといいんでしょうね、下からだと高級ホテルとレジデンスが並んでいる地域という感じでした。
そのままホテルへ送り届けてもらい、隣接のショッピングモールでレバノン料理を食べて一日目終了。レストランの真正面の香水屋で何もわからなくなりながら買った香水がめちゃくちゃいい匂いで良い買い物をした。後から知ったんですが、ドバイは香水が有名なんですってね。死ぬほど香水屋あったしもっといろいろ買ってくればよかった。というかこの国はずっといい匂いがしている。お祈りの時にお香を焚くらしく、その香りではないかとのこと。お祈りといえばアザーンが街中で流れていたのも大変良かった。ミナレットにスピーカーが付いていたからそこから流れているっぽい。
そういえば街中のマスク着用率は0.01％くらい？とにかくごく僅かでしたが、私は自分の顔が無理なのと喉がぶっ壊れていたので常時着用でした。別に変な目で見られることは無かったです。
二日目
ホテルで朝食を食べた後、車でアブダビへ。ところで自分の意思で動けないの、かなり厳しいな。アブダビのルーブルが目的だったんですが、まさかの休館日のため外観だけ見ることとなった。ただ敷地内にネコチャンが3匹もいたので概ね満足です。
で、完全に暇になってしまったので近場のモスクに行くことになった。個人的には美術館より宗教施設の方が断然好きなのでありがたい。
訪れたシェイク・ザイード・グランド・モスクはUAE最大のモスクらしく、ショッピングエリアまで併設されていて観光地化されていた。昼食はモスクに行く前に立ち寄った謎モールのスタバで済ませたけれど、最初からこっちに来ればよかったと思う。オンラインで予約をすれば外国人でも無料でモスク内を見学できるのでおすすめ。あとストールとか髪を隠せるものがあると良い。併設のモールでも買えるけどぼったくり価格だったので。店員のおっさんに「日本ダイスキ！」みたいな話を延々とされながらストール買いましたけど、性格が終わってるので何でもいいから早くしろよの気持ちになってしまう。大好きなら安くしてくれ、おれは金が大好きなんだ。(最悪)
モスク見学後は車を2時間ほどかっ飛ばしてドバイへ戻る。高速の脇はほとんど砂漠で低めの植物がちょこちょこ生えていた。
ホテルへ戻り、隣接のショッピングモールをまたぶらつき、スーパーで夕飯を買って部屋で食べる。買ったお惣菜類はどれも500円以内だったので、物価の高さは感じなかった。翌朝は早朝出発のため荷物をまとめて早々に寝た。
出国
ドバイ→バルセロナは朝8:15発のEK185便なので4時ごろ起きて前日にスーパーで買っておいたドバイ版ビヨットとミニスイスロールを腹に詰めて空港へ向かう。この日もエミレーツの送迎サービスがあり大変便利。
空港に向かう途中、高級車たちに混じってオンボロのバスが走っていたのが異様な光景で今でも覚えている。車内に扇風機が付いているのが見えたから、クーラーが稼働していないんだろうか。後で調べたらナショジオでこんな記事があり、労働者の出勤風景だった模様。金持ちのイメージがあるドバイだけれど、貧富の差が激しそうで恐ろしくなってしまった。
空港へ送り届けてもらった後はチェックインをしラウンジで沈没。眠すぎてほとんどなんも覚えてないんですが、バカ広いラウンジとお粥が美味しかったので機会があれば覗いてみてください。この後は7時間ほど飛行機に揺られてスペインを目指します。
UAE総括
ドバイ滞在はこんな感じ。公共交通機関に全く乗れていないのと、ドバイモールをもう少し見たかったのでもう一日あっても良かったかな～とは思う。とにかくどこへ行くにも車で移動になるのが結構ストレスで、街をぶらぶらやりたい人種としては向いていないかもしれない。まあでもあの暑さで外は歩けませんからね、仕方ないとは思う。
物価については思ってたほど高くはないというか、もちろん高級店はめちゃくちゃ高いけど、スーパーとかで安く済ますこともできる感じ。どちらかというと北欧とかのほうが水も食料もすべてが高くて所持金が削られていった記憶。
街がいい匂いなのとアルコールやら豚肉やらを口にしなくていいのは個人的にはポイントが高いんですが、居住は完全に無理（ドバイ側も私の移住など望んでいない）観光かビジネスで行くくらいがちょうどいい気がします。機会があればもう一回くらいは行ってもいいかもしれません。