[広島痛み専門整体院]外反母趾について
外反母趾の原因
外反母趾は,足の親指が隣の指に向かって20度以上曲がってしまう病気です。
親指の付け根の関節が突き出し,靴に当たって痛みや炎症を起こします。
また,外反母趾は男性に比べて圧倒的に女性に多い病気であると言われています。
変形は見た目に明らかで,痛みの程度が問題となってきます。
母指の飛び出しを指で押すと痛む,靴を履いたときに痛む、靴を脱いでも痛むなどに分けられます。
特徴的な症状は足の母指(親指・母趾)の先が人差し指(第2趾)のほうに「くの字」に曲がり,つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。
突出部が靴に当たって炎症を起こして,ひどくなると靴を履いていなくても痛むようになります。
靴の歴史の長い欧米人に多い病気でしたが,最近は日本でも急速に増えています。
🟠外反母趾になりやすい人
足の指の形
人間の足の指の形には3種類ありますが,そのうち親指が一番長い人は外反母趾になりやすいと言われています。
親指が靴の先端に当たって圧迫を受けやすいからです。
親指が一番長くない人でも,圧迫を受けるような靴を履くと外反母趾になり易いです。
先が細い靴
親指を隣の指のほうに圧迫してしまいます。
かかとが高い靴
足が靴の先端に向かって滑り落ちるため,指先全体が靴の先端に押し付けられてしまいます。
日頃から,足に負担がかからないかかとが高くない靴選びが必要です。
日頃から,足に負担がかからないかかとが高くない靴選びが必要です。
生活習慣病ということが言われていますが,まさに,日頃の生活習慣が大切なのです。
🟠足の負担にならない靴選び
⭐︎足の指が靴の中で動かせるように,
つま先には1~1.5センチほど余裕
があること
⭐︎靴の中で足が滑って前にずれない
ように,かかとと甲が固定される
こと
外反母趾にならないためには,靴選びは大切なことなのです。
🟠足の関節・靭帯
親指の付け根の関節にはたくさんのじん帯があります。
内側には、内側側副じん帯があり,親指が人差し指の方向に曲がろうとする時に突っ張ってそれを防ぐ役割があります。
かかとを高くするとじん帯が緩むため,親指が人差し指方向に曲がりやすくなります。
かかとを上げることによって,体重が指先の方にかかり,靴の狭い部分に指が押し付けられるようになります。
10歳代に起こるものは母指が人差し指より長かったり,生まれつき扁平足ぎみであったりすると外反母趾になりやすい特徴があります。
最も多い中年期のものは履物に加えて,肥満と筋力低下などによってもおこります。
健常な足には縦のアーチだけでなく横のアーチがあります。
外反母趾ではこれらのアーチが崩れて扁平足になってしまいます。
変形性膝関節症の方は外反母趾になり易い
靴選びも大切ですが,実は,足からだけではなく,膝からも来ます。
変形性膝関節症の方は,歩く重心が,膝の内側になります。そのため,足の親指に力を入れたつもりが人差し指に力が入ってしまうのです。
そういう人は,足指で地面を蹴って歩くのではなく,指の付け根の湧泉あたりを滑らせるように歩いています。
そのため,親指と人差し指の間人差し指側にマメができてしまうのです。
マメができると,その箇所が痛いので,微妙に重心が変わります。マメも増え続け,更には,親指側にタコができてしまうのです。
膝の変形がひどい方は足もまっすぐにならず,10㎝は浮き上がってトンネル状になっています。
当事者は,気づいていなくて,随分と驚かれます。
そういった方は,骨と骨が削り合った状態で,老廃物が膝の中に充満しているのです。
膝に水が溜まるのもそのためです。
老廃物の掃除をしていくことが,痛み改善につながります。
🟠外反母趾の予防
足の指 揉み体操
足の爪 揉み体操
外反母趾がひどい方
足の指でグーとパーを作る体操が効果的です。
この体操で親指を支えている母趾外転筋という筋肉を鍛えます。
⭐︎足🦶のグー✊は全て足の指を曲げ
ます。
⭐︎足🦶 の🖐️パーは全ての指を開きま
す。
このとき親指が開いていることが
一番重要なのです。
また,親指をつかんで人差し指と逆方向へ伸ばすストレッチを行うことも効果的な足指体操です。
生活習慣の見直しや足に気を配りながら体操などを行うことも予防につながります。
外反母趾になりやすい人,外反母趾が気になり始めた人は,自分の足を気遣って,重症化しないようにしたいですね。
広島市膝痛は広島痛み専門整体院
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?