造船所のスペーサーに求められる要素は?
造船所で使用する高さ調整のためのスペーサーを作りました
船を作る時、もちろん船底から作るので持ち上げておいておく台が必要になります
台はかなりの個数必要になるのですが、船底は平らではないのでそれぞれの台の「適切な高さ」が必要になります
そこで調整するのが「スペーサー」です
ちょっとわかり難いですが傾斜がついています
これを差し込んでいくことで一番いい高さに調節しています
ここで大事なのはやはり「耐久性」です
船を乗せるのでつぶれてしまっては話になりません
最初に言われたのが「とにかく硬い木で」でした
また硬くて強い木じゃないといけない理由に船が出来上がった時に海水が入ってきます(進水式になるのかな?)
当然、台も海水に浸かります
乗せていた船が出て行ったあと、次に作る船の為にまた台を使う
これを何度も繰り返したいので「何度も海水に浸かっても大丈夫な木」が求められます
そういった意味で「マニルカラ」で製作しました
最初、サンプルを渡したときに「これならいけそうやな」と言ってもらえて作業を開始しました
強くていいスペーサーが出来ました
これで何回も使ってお役に立てて欲しいです