全てのモノは作った側では無く使う側の人たちが価値を付ける
これはイタウバデッキの最大サイズ 厚さ40mm 幅200mmです
一般的なサイズは厚さ20mmもしくは30mmで幅は105mmなので、ほぼ2倍の広さのウッドデッキになります
これが日本に入ってきたときに「もうウッドデッキじゃない他の何かに使わないともったいないな」と思いました
当然価格も高くなるので、普通のベランダ・デッキなら20×105・30×105mmがいいと思います
「じゃあこれはどこに使うのがいいのか」
ある設計士さんが指名で「40×200mmのデッキを使いたい」とお問い合わせを受けました
私も恐る恐る「これはどういった場所に使われるんですか」と聞いたところ「お店のデッキに使おうと思って」との回答でした
「通常のデッキでしたらイタウバは厚み20や30でも十分使えますよ。その方が安いですし」
といったところ
「いや、幅200mmいうのが無いからあえて使ってみようと思って」
ということでした
要はこのデッキの価値は「他には無い規格外のサイズ」だったということです
もっと言うとこの設計士さんの狙いは「他には無い(見た事が無い)場所を作れる」ということです
私がぼんやり考えていた「もうウッドデッキじゃない他の何かに使わないともったいないな」につながります
「他の何か」とは「見た事が無い場所(空間)」で「これを作れるデッキ」がこのサイズの価値だったんです
私もこの一件でこの製品の価値を明確に理解することが出来ました
やっぱり製品は私ではなくユーザーが価値を決めるんだなと思います
私が教えられる側
全てのモノは作った側では無く使う側の人たちが価値を付けるんだなと思いました