「既成サイズ」は先人の努力の賜物
イタウバデッキの既成サイズ30×105mmと20×105mmです
このサイズは最もよく使用されているサイズで、他のウッドデッキもこのサイズは既成サイズになっています
予想するに、これは厚さに対してこの幅が一番「丁度いい」のではないかと思っています
ウッドデッキは設置後は雨にも濡れますし経年変化がどうしても現われます
その時、厚さに対して幅が広すぎると反りが出やすくなります
しかし幅が狭すぎると、今度は大工さんにとって使用枚数が多くなるので設置が大変になります
この両方を考えて「丁度いい」サイズがこれだったんじゃないかと思っています
こちらはイタウバの根太に使用される45×70mmと70×70mmです
根太での使用は現在は45×70mmが主流になっています
束柱90×90mmに対して、根太45×70mm2本を挟むように設置しています
こうすることで設置も簡単になり、また根太と根太の間も狭くなるので、根太ピッチをもっと広げることが出来るようになります
その結果、束柱+根太の列を少なくすることが出来、材料費のコスト削減につながります
「既成サイズ」は過去のデーターに基づいて定められたものだと思います
先人たちの努力の上に私たちは簡単にその恩恵を受けることが出来るようになっていると感じます
では私も次の世代に何か恩恵を与えることが出来るのか
現時点での状況で、やはり過去の人たちがおこなってきたトライ&エラーを繰り返すことによって「何か」を見つけていかなければいけないなと思います
「既成サイズ」にはその理由があるんです
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番外編 4か月後のイタウバの縁側