ペルーの年末年始の過ごし方〜クリスマス
日本では、『信仰する』ということがあまり一般的ではないのかと感じますが、実際には、文化庁『宗教年鑑』によると、神道系が8895万9345人(48.6%)、仏教系が8483万5110人(46.3%)、キリスト教系が190万9757人(1.0%)だそうで、個人的には結構多いなと感じました。
神道や仏教が多いため、重要視される行事といえば、お盆・お彼岸・元旦などでしょうか。
一方で、ペルーをはじめ多くの南米諸国では、『カトリック』が多いです。そして、信仰が深い印象です。そのため年間を通して、宗教行事が多く開催されています。1年もペルーにいれば、時期ごとに本当に多くの行事に出会うため、日本との文化の違いに新しい知識に、とてもワクワクすることでしょう。
その中でも、キリストの誕生を祝うクリスマスは、格別です。日本では、美味しいものを食べてケーキで祝うような商業的なイベントのような受け取り方をしてきましたが、ペルーに出会い、家族がいる今、捉え方が変わりました。
『Nacimiento(ナシミエント)』というキリスト誕生の夜を描いた装飾を各家庭で行う風習がとても印象的でした。購入もできますが、友人家族は手作りでちゃんとしたナシミエントを毎年製作し、イルミネーションまでつけてとても凝っていました。
そして、初めてクリスマスをペルーで過ごした時、キリストの誕生する夜、つまり24日の深夜に、ちゃんと家族全員で祝い、ハグをするというのもとても印象的でした。31深夜から元旦にかけてカウントダウンするような感じです。
ペルーでは12/24 深夜午前0時(正確には12/25の始まり)に、パボと呼ばれている七面鳥のローストターキーを食べます(これは家庭の経済状況によっても異なり、鳥や豚を食べる家族も多くあります)。クリスマス前の市場は、とても活気が良くパボも多く売られています。
そして、飲み物は、ホットチョコレート。南半球のペルーの12月は特に寒くはないですが、ホットチョコレートが定番です。
そして、忘れていけないのは、パネトン。大きな甘いパンケーキで、12月にはかなりの種類のパネトンがカラフルにスーパーに並びます。日本では数は限られていますが、いくつかの種類を手に入れることが可能です。
ちなみに、コストコで買えるイタリア産のパネトンが美味しかったです(日本で買えるペルーのパネトンより..w)
ペルーではクリスマスはちなみに祝日。仕事はお休みでした!
クリスマスが終わるともうバケーションモード。その代わり、1月は2か3から仕事が再開されます。これはアメリカみたいですね。