りんご病が増えているようです【2024年11月】
東京都内で6年ぶりに「リンゴ病(伝染性紅斑)」が警報レベルになりました。
11/11-11/17日で、1医療機関あたりの患者報告数が平均1.93人となり、前週比で約57%増加しました。
リンゴ病の特徴は、頬が赤くなる発疹や発熱で、主に子供が感染します。
感染予防策として、こまめな手洗いやマスクの着用が推奨されています。
◉ りんご病について以下にまとめてみました。
ご参考です。詳しくは医療機関へ。
1. 症状
両頬に蝶翼状の紅斑(リンゴのような赤み)が出現する
四肢には網目状、レース様、または大理石状の発疹が現れ、1~2週間続くことがある
大人の場合、関節痛やむくみが起きやすく、特に手足の関節炎を伴うことがある
2. 初期症状
感染後5~10日で、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛といった軽い全身症状が見られる
発疹の出現直前に、感染力が最も高いウイルス排泄期があり、この時期は発疹がまだないため感染が広がりやすい
3. 原因
主な感染経路は飛沫感染や接触感染で、感染者の鼻水や唾液が媒介となる
潜伏期間は約4~14日で、症状が出る頃には感染力がほぼ消失する
4. 対処法
治療法
特異的な治療法や抗ウイルス薬は存在せず、症状に応じた対症療法(解熱剤や鎮痛剤)を行う。予防法
飛沫感染予防のため、マスクの着用や手洗いの徹底が推奨される。発疹が出ている時期には感染力がほぼなくなるため、発症者の隔離は感染防止にはあまり効果がない。
ちなみにですが、11月からは本格的な寒い季節になることもあり、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、手足口病などにも注意が必要です。