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LINEだと文字列で個人情報を取得しなくても良い?

webアプリの基本仕様として「メールアドレスによるユーザー登録」があります。これはITサービスの言ってみればお約束で、ユーザーを特定するための識別子として、あるいは通知を送る連絡手段として、どうしてもこの工程が必要になります。
一方、離脱の要因になるシーンもありそうです。ユーザー登録を見つけた瞬間、「めんどくせー」となり、画面をそっ閉じした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ITサービスはユーザー数が重要ですから、メルアドという文字列の個人情報を差し出すことなく始められるようにしてあげることで利用者の母数が広がる余地があり、今回は、LINEならそれが出来るかもしれないというお話をしていきます。

まず、LINE公式アカウントは、友だち追加されたユーザーのLINEのアカウント作成時点での情報(ニックネーム・プロフ画像等)をAPIで取得することが可能です※そして、LINEログインを使ってwebアプリ上でのユーザー登録時点の情報とLINEアカウントを紐付けることが出来ます。LINEはチャットツールでもあるので、通知などのユーザーとサービス運営者とのコミュニケーションの問題は検討不要です。
つまり、ユーザー登録することなくいきなりサービスを始められるわけです。
※APIで友だち一覧を取得出来るのは認証済かプレミアムプランに限る。

これによる効果として期待されるのは、ユーザー登録のフローを実装する必要がなくなるので開発が軽量化します。そして、めんどくさいと思うユーザーの離脱率が改善されます。パスワードを忘れて何回もログインに失敗する、なんてことも起こりません。
また、メールアドレスのような個人情報を文字列で管理することはあまり良くないです。それが流出すればスパムメールを送れてしまいますが(名刺交換時にメルアドを収集し、勝手にメルマガ登録された経験がある方は分かるかと思います)、LINEは相手の意思で友だち追加したユーザーにしか配信が出来ないので、その面ではセキュアなんですね。

例えば、弊社のパッケージ製品に「ピクら?」というLINE買取査定システムがあります。ピクら?は、LINEに送られた商品画像の買取金額を返信する査定業務を少し便利にするツールなのですが、査定してもらうだけで売るかどうか分からないのにメルアドや電話番号を教えたくない、そう思う人は一定いると思われます。ここら辺の課題が解消されました。

以上、(サービスの特性上、現実的にはメルアドを追加で取得するケースも多いですが)これまでのwebやアプリとの付き合い方をガラッと変え、やがて新しい当たり前になると考えています。

もし、新規事業開発や既存業務のデジタル化をご検討されている際は、LINEで実装することも一つの選択肢としてご検討頂ければ幸いです。
なお、弊社は開発前提ではなく、活用提案など幅広くLINEに関するご相談をお受け致します。初回相談は無料・初対面&ノーアポOKなので、下記からお気軽にご連絡下さい↓
https://timerex.net/s/webmaster_1813/921b2c59

(執筆責任者:株式会社INJUS 鹿山 瞬)

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