労働時間ブラック企業で働いていて、辞めた後に気付いた事
初めに
僕は今でこそ、個人事業主として必死に生きていますが、過去にはブラック企業で働いていた経験もあります。
そして、ブラック企業で働いて辞めた後に色々と気付いた事がありますので、ここに記しておきたいと思います。
僕が働いていたブラック企業について
僕が働いていたブラック企業は、労働時間ブラックです。
大学を卒業した後、新卒として入社し、約3年間働いていました。
業界としては、IT系で、システムエンジニア・プログラマです。
給与の他には、年2回の賞与(年間4ヵ月分)もありました(ただし、残業時間はほぼ認められない)
働いていた企業のブラック内容について
SEやプログラマではあるある。なのですが、まさにデスマーチ。
基本の始業時間は9時(8時前には皆様出社されます)
就業時間は無制限です。
新卒として入社した初日、21時になったので、同期とそろそろ帰ろうか?と相談し、OJTに帰る挨拶をしに行ったら「もう帰るの?まぁ、初日だしなぁ」と言われた事を今でも覚えています。
翌日以降は、就業時間が23~24時(終電が24時過ぎ)となりました。自分の仕事が落ち着いたとしても、会社全体が帰れる雰囲気にはなかったです。
案件に参加する様になると、仕事の都合で会社泊となる日も多々。
会社泊をするようになってから気付いたのですが、皆様、MY寝袋や、MYマットを用意されていました。
休日は土日。なのですが、基本的に忙しいので、週休1日となる事が多く、更に忙しい時には、週休0日となりました。
月間の平均労働時間は350~400時間程度。
会社の上司が武勇伝の様に、過去の連続出勤記録(確か、4ヵ月連続出勤だったかな?)を嬉しそうに話したりしてくれる事もありました。
労働時間が長すぎると、頭がボーッとする事が多く、仕事の事以外、何も考えられなくなります。会社の窓から見える景色が、違う世界の様に思えたりします。朝起きた瞬間から憂鬱です。
長時間拘束されていると、脳が汗をかくような感覚になった事もあります。
何で会社を辞めようと思ったのか?
キツいから。それに尽きます。
お金を使う暇がないので、通帳に入っているお金は自然と増えていきます。
が、通帳の増えていく数字を眺めているだけでは満たされなかったです。
仮に年を取って、50歳になっても、こんな時間まで毎日働くのか…と思うと不安しかありませんでした。
会社を辞めようと思ったけど、悩んだ事
・仕事を辞める事によって、他の人に迷惑をかけるんじゃないか
・新卒入社の会社を辞めて、後はどうすれば良いのか
・今まで世話をしてもらった人に迷惑をかけるんじゃないか
・辞めると言ったら怒られるんじゃないか
・辞めると言ったら、辞めるまでの間、干されるんじゃないか
などなど。会社を辞める時って人間悩みます。
特に毎日が忙しければ忙しい程、考える時間も少なく、辞める気力も無くなっていきます。
しかし、最後の力を振り絞って、勇気を出して、上司へと退職する旨を告げました。
会社を辞めて思った事。感じた事
辞めて良かったです。本当に、辞めて良かったです。
労働時間が多すぎると、大半の人は思考回路がおかしくなってしまいます。
あれは異常な世界だった。と、今では思っています。
僕は今、21時や22時までテレビを見たり、スマホを触ったり、本を読んだりして、23時までには布団に入り、眠る。という生活をしているのですが、あのまま会社に残っていたら、その時間も働いているだなぁ…と思いました。
仕事を任せられている人が、辞めると会社に迷惑をかけてしまうんじゃないか?いやいや、迷惑じゃないです。組織ですから、人が辞める事は想定内です。
辞めると言ったら怒られるんじゃないか?干されるんじゃないか?いやいや、干されても、怒られても良いんです。逆に開き直って定時に帰れます。
仕事を辞めたら、次何をすれば良いのか分からない?大丈夫です。何とかなります。仕事を辞めて、休んでからゆっくり考えましょ。
僕の場合は、何とか3年間頑張りましたが、無理だったらすぐに辞めた方が良いです。「3年間は絶対に頑張らなければならない」とか、過去の話です。最近のブラック企業は酷いので、3年頑張ったら廃人になっちゃってる可能性もあります。
ブラック企業で働いている方に伝えたい事
仕事で過度のプレッシャーを受けたり、ストレスが強すぎたりすると、まともな思考は無くなってしまいます。
そして、人によっては体調を崩したりしてしまいます。そうなってしまっては、取り返しがつきません。
本当に無理だと感じたら、何とかして、何としてでも辞める。
周りの人が何と言おうとも、自分が辞めると決めたら辞める。
手遅れになる前に。
終わりに
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
ブラック企業に勤務している時は気付かなかった事。
退職してから色々と考えさせられたりしました。
この記事が何かの参考になれば幸いです。