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S耐2022 Rd.1 4日目決勝
どうも、岡田です。
今回は昨日のスーパー耐久Rd.1鈴鹿決勝のレースレポートになります!
■担当したスティントで無線トラブル発生!
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いよいよレース本番。
ST-2クラス4番手グリッドからスタートする、No.7「新菱オート☆DIXCEL☆EVO10」の横でキャンギャルさんと楽しい写真撮影するなど、思いの他リラックスして決勝日を迎えました(笑)
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スタートはAドライバーの藤井選手が担当。
チームメイトのNo.6「新菱オート☆夢住まい館☆DXL☆EVO10」がポールから逃げる中、藤井選手も前半でスパートをかける作戦です。
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狙い通りGRヤリスの2台を抜き、シンリョウレーシング1-2体制に!
実はエボはザックリ言うと、ST-2クラスの中で一番燃費もタイヤも辛く、その代わり速さはある…って感じの車両です。
なので早い内からGRヤリス勢やWRXとの差を広げたかったのですが…
スタートから僅か15分経過したところでST-5クラスの車両がシケイン手前で大きいクラッシュ。
これにより入ったFCY→SCの運用により、シンリョウレーシングのリードは無くなってしまいました。
(6号車はこの間にピットに入り給油)
前半にスパートをかけた影響もあり、SC明けこそトップでしたが、間もなく藤井選手のスティント後半ではタイヤが苦しくなってしまいます。
約1時間15分ほど経過したタイミングで、5番手で僕にドライバー交代しました。
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さあ巻き返すぞ!!
と気合を入れたも束の間、異変に気付きます。
どれだけ無線を入れても返事が返ってきません。
指示も飛んできません。
「あっ、無線終わってるわ。なーんで本番で出るかなぁ」
という程度で、今思うと割と冷静でしたが、これで周りのペースだとかは聞けず、ピットタイミングはサインボード頼りになりました。
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冷静は冷静でしたが、それでも無線が通じない不安はあり、その中ではあまり集中して走れてなかった気はします。
トラフィックと遭遇する場面によっては5秒ラップタイムを落としてしまう周もあり、個人的に反省点があるスティントになりました。
また、サインボードに従ってピットインしましたが、多分このスティントは燃費が良く、サブタンクを使ったのはインラップのスプーン立ち上がりでした。
サブタンクはAオンにして3周、Bをオンにしてギリ1周持つのですが、無線が繋がってて相談できてれば3周伸ばした方が良かったよな…と結果論では思います。
そんな訳で、途中6号車がリタイヤし4番手で第3スティントの成澤選手と交代。
すると監督から「もしかしたらもう1回出番あるかもしれないから、そのつもりでいといて!」と降りてすぐ言われ「???」と思いながら成澤選手の走りをピットで見ることに。
■見えないWRXを追いかけるも届かず…!
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ここまで想定しているよりも1スティントの長さを稼げておらず、元々最後のピットはスプラッシュ(僅かに給油だけするピット)で済ませる予定が、ガッツリ1時間分のスティントになりそうで、ドライバーも交代することに。
そうなると、1ピット少ないGRヤリス勢や最後スプラッシュで済むWRXに対して勝負権はないのですが…
新人の自分を2回目起用して頂けるということで、絶対表彰台を諦めないつもりで第4スティント担当の安斎選手と交代。
WRXとエボで表彰台争うなんて、いきなり燃える展開やんけ!!
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4時間走ってる車ではありますが、フロントだけは新品タイヤなこともあって気持ちよく走ってくれる状態でした。
…自分が慣れたからか、気温が下がったからか、2スティント目よりもペースが良くこの時のコース上ではST-2クラスで一番速い2分21秒1も出して50秒先行する59号車WRXを追いかけます。
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結構いいペースで走れてましたが、車内では首が疲労でGに負けるようになり、悶絶してました(笑)
特にダンロップからデグナーにかけての緩い左!あそこがしんどい!!
鈴鹿で怖いのは130Rやデグナーだと思ってましたが、違いますね。
ダンロップとまっちゃんコーナーがしんどいです。首が。
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最終的に3番手の59号車WRXとの差は23秒差まで詰めましたが、チェッカーが切られて逆転ならず…。
しかし、しっかり4位で開幕戦完走することができました!
チームメイトの藤井選手・成澤選手・安斎選手・チームの皆さん、ありがとうございました!
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ピットに帰ると、チームの皆さんからいい走りだったと高評価頂き嬉しかったですが、あくまで初めての鈴鹿・エボでのレースだからの評価で、僕のスティントで落としてしまったタイムがなければ表彰台はもっと近かったと思うので、反省しつつ自信も持って次の富士24hを戦いたいと思います。
次回はちょっと間が空いて6月ですが、また応援いただければ幸いです。
今回は以上!
写真:Koudai Kuramoto / mizu312
二人とも、写真マジで最高👍
岡田