
【マツ耐】霧の中の初耐久レース!
どうも、岡田です。
今回は10/17に富士スピードウェイで行われた「マツダファン・エンデュランス(マツ耐)」参戦レポートです。
元々は同日開催のFCR86レースに出場する、fujio4jdさんこと"かず兄"の応援の為に富士に行くはずが、成り行きで初めての耐久レースを体験することになりました。
■かず兄の手伝いの為前日入り
今回のマツ耐はいつものパーティレースと違い、前日の練習はチームとしてはしない予定に。
しかし元々の予定であるかず兄のお手伝いと、そもそも富士は泊まりで行った方が楽ということもあり、前日から富士入りすることにしました。
一応僕もピットクルー登録されてるので、何かお手伝いしないとなと思ってたんですが…
プライベーターの鏡かず兄、めちゃめちゃ働く。
ほぼ何も手伝わず、強いて言えば窓に撥水コーティング剤を塗っただけで僕のお仕事は終了いたしました。(笑)
この日の夜は、同じ富士のドリフトコースのイベント運営をしていた勝又さん達に誘われてお肉屋さんへ。
勝又さんとは富士のeモータースポーツイベント「FSWCUP」やe-DGMotorsportなどで絡みもあり、なかなか面白いお話もして、お肉もご馳走になってしまい、楽しい夜になりました。
勝又さん、ご馳走様でした🙏
■かず兄86チャンピオンレースクラスチャンピオン!
翌日レース日。
まずは朝一にかず兄の車検付き添いです。
しかしこの車検も、移動の際に助手席でお喋りして、車検中は渡された紙持ってただけで、実質何も手伝ってませんでした(笑)
何しに来たんでしょう。
この日の富士は予報通り雨。
霧も出ていて非常にデンジャラスな感じです。
そんな中でかず兄は予選でクラス2番手を得ると、決勝ではクラストップの車両がスピンを喫し、安定感ある走りでRd.2に続いて連勝!
ランキングトップだったドライバーが予選クラッシュでレースリタイアした為、開幕戦を欠場しながら残り2戦で優勝したかず兄がなんと86チャンピオンレースJP-3Sクラスチャンピオンに輝きました!
改めて、チャンピオン取れました
— ふじお(ちょう かずき) (@cho_fujio4jd) October 17, 2021
色んな人に助けてもらい感謝です。@pmu_info 様 安心感のあるブレーキパッドの提供ありがとうございます@TCRJAPAN 様レーシングギアの提供ありがとうございます@RacingsimK 様シミュレーターでの練習させて頂きありがとうございます pic.twitter.com/23XHhwhqvw
流石すぎる。
おめでとうございます㊗
■マツ耐特有の儀式と秘策
さて、続いては僕にとってはメインイベントのマツ耐です。
見慣れたイナトミガレージ2号車ロードスターが今回も相棒になりますが、マツ耐ではゼッケンは17番になりました。
ちなみに今回のマツ耐では予選が行われず、実績や参加回数などが加味されたゼッケン番号順でグリッドが決まっています。
なので今回は全クラスで17番グリッドに着くことになります。
またマツ耐は3ピット4スティントが義務付けされていますが、このピット作業はドライバーチェンジのみでタイヤ交換や給油作業は禁止されています。
なのでスタートで出来る限りガソリンを満タンに積む必要があるのですが、その為にガソリンを入れて縁まで来たら皆で車に乗って揺さぶり、また入れて揺さぶり…というような「儀式」が各チームで行われ、うちも洩れなく儀式を行いました。
初めて見る人には何してるか分からない奇妙な光景ですね(笑)
今回のイナトミガレージのメンバー布陣は
・稲富さん(チーム監督兼任)
・河野さん(メカニック兼任)
・河村さん(2020パーティレース交流戦ポールシッター)
・岡田
の4人となりました。
元々は初めてのローリングスタートを経験してみたかったので、スタート担当をする予定でしたが、悪天候でSCスタートのアナウンスがされたことで急遽「秘策」を繰り出すことに…
それはSCラン1周目にピットに入り、義務ピットを1つ消化する捨てピット作戦です。
マツ耐のピットは1分間の停止義務があり、ピットロード通過も含めると結構なロスタイムになりますが、ピットクローズされてないSCラン中にピットに入ればその分短縮できます。
ということで、スタートは監督の稲富さんで、1周回ってきたら僕に交代する作戦となりました。
作戦通り稲富さんが1周回って、僕に交代。
実質のスタートを担当します!
捨てピット作戦の影響で、自分が何位でトップや同クラスのライバルがどこにいるのか全く分からないまま走行してました。(笑)
一応最初は全力で走ってと指示を受けてたのですが、ウェット路面で滑るし後ろからスタートしててトラフィックに詰まるしで全然思うように走れませんでした😭
自分のスティント後半には濃い霧が降りてきて、特にホームストレートから1コーナーが全く見えない状態になりました。
周りの風景をよく見れば霧で見えなくても走れなくはないのですが、万一スピンした他車がいたら…などと考えると物凄く安パイな所からアクセルを抜き、ABSが効かないようそーっとブレーキを早くに開始してクリアするような走りに。
なんかコレで大丈夫なのか?と思うほど自信の無い走りを繰り返してましたが、自分のスティント終わりには捨てピット作戦も機能してクラス15台中3位までポジションが上がっていました。
ピットに戻って河野さんにドライバーチェンジ。
このドライバーチェンジも初体験で緊張しました(笑)
ピットインして、肩ベルトを緩めて、ピットに停めて、降りて…
で安心してしまい、一瞬河野さんのシートベルトを締めるという重要な役割を忘れるポカをやらかしますが、河野さんが素早く乗り込んだこともあり1分停止義務時間内に交代完了。
後はモニターを見ながらチームメイトの激走に期待します。
■1年ぶりのチェッカー
ロードスターは前の週にドライで走った1回しか経験が無い河野さん。
苦労はされてましたが、雨の中着実に周回を重ねます。
薄暗くなってきた頃に河村さんにドライバーチェンジ。
実は河村さん、同じ富士で行われた2020年のパーティレース交流戦でポールポジションを獲得し、ロードスター日本一が目の前にあったのですが…
そのレースの1周目の多重クラッシュに巻き込まれ、車両は全損、自身も救急車で運ばれる大惨事になり、今年はレース活動することができてませんでした。
それからちょうど1年。
昨年受けられなかった富士のチェッカーを河村さんに受けてもらおう…!
…という粋過ぎる稲富さんの計らいもあり、フィニッシュドライバー担当になった河村さんがハイペースで周回を重ね…
スタートから2時間半後のフィニッシュを無事に受ける事ができました!!
結果は総合23位・クラス15台中8位となかなか好成績という訳にはいきませんでしたが、クラッシュやスピン、ペナルティなども多かった雨の富士で一切アクシデント無く無事に走りきれたのは、素直に良かったと思います!
チームメイトと繋ぐ耐久レースもまた、よいですね!
計らずも、ですが、来月のスーパー耐久デビュー戦に向けても、いい経験になりました。
特にドライバー交代はもっと素早くできるようにならないと…😅
マツ耐、また出てみたいですね!
…次は晴れが良いな(笑)
岡田