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FANATECのハンドブレーキとシフターを導入!

どうも、岡田です。
今日は自宅のシミュレーターにFANATECのハンドブレーキとシフターを導入した話です。

レースをするeモータースポーツにはあまり必要性はないハンドブレーキとシフターですが、先日FANATECがブラックフライデーセールでハンドブレーキをほぼ半額で出していたのを機に、GT7をプレイするうえで最高の筐体を目指して導入してみました。


■ブラックフライデーでハンドブレーキが半額に…!

事の発端は、11月下旬にふとFANATECの『ブラックフライデーセール』内容を見てしまったことでした。
11月末~12月頭は、年末の在庫一掃セールとして各ショップで『ブラックフライデーセール』が行われます。

ちなみにこの文化はアメリカが発祥で、11月の第4金曜日に正式な休暇ではないが休暇が取られることが多いことから始まったらしいですね。
(wikipedia参照)

昨年まではFANATECは全く無縁でしたが、今年は自宅のシミュレーターがFANATEC DD Extremeになったので、気になって見ると…。

にゃんと!ハンドブレーキが48%も割引になってるじゃないか!!

実は今年の12月から、FANATECはロードセルセンサーを搭載した新型のハンドブレーキにモデルチェンジ予定しており、従来型のハンドブレーキが文字通り在庫処分として出されていたのであります。

新品で本来2万円するところが、おおよそ1万円で販売。

ハンドブレーキ片手に帰路につく絵

即買い!

ヤフオクで見ても1万円でハンドブレーキを売ってる物件はなく、FANATECデバイスを使ってる環境でGT7でハンドブレーキを使おうとしたら、現状このハンドブレーキ以外の選択肢が無いため、食いついてしまいました。

■買い逃したシフター、値上がり定価で購入…!

一方、ハンドブレーキを手に入れたなら、ゲットしたいのがシフター。
シミュレーターでハンドブレーキを使うということは、ドリフトするという事なのですが、クルクル回るステアリングについてるパドルシフトでは左右どっちがシフトアップ・ダウンなのか分からなくなってしまいます。

4万円程するシフターが3万円程になっていた

シフターもブラックフライデーで26%引きとなっていました。
しかしFANATECのブラックフライデーは、1日ごとにセール品が解禁されていくシステムになっており、シフターの値引き日は11月30日の夜間。
あろうことか、e-F4最終戦と被ってしまいました。

e-F4が終わり、FANATECのサイトを見る…
売り切れてやがる・・・。

その後しばらく、中古を買うか、いくつかのお知り合いに要らないFANATECシフターが無いか聞いたりしましたが・・・。

定価4万で購入

見つからず、定価で購入・・・!
このシフター、数年前は3万円で手に入ったらしく、昨今の円安の煽りで値上がり中でございました。

シフターを片手に帰路につく絵

ハンドブレーキを1万円安く買い、シフターを1万円高く購入・・・。
結果的に「普通」にハンドブレーキとシフターを揃えることになりました。

■FANATEC Club Sport Hand Brake & Shifter V1.5

という訳で我が家に到着したハンドブレーキとシフター。
新品ではありますが、モノ自体は「レーシングシミュレーター」というものが世に認知される前から存在する、ロングセラー品です。

二つの製品を開封するとこんな感じ。

FANATEC Club Sport Hand Brake V1.5

まず『FANATEC Club Sport Hand Brake V1.5』に関して。
このハンドブレーキは「アナログセンサー式」となっていて、機構としては非ロードセルのペダルと同様の方式となってます。
アナログセンサーのハンドブレーキは、引き代に応じて強弱を付けることが出来るので、油圧サイドブレーキのような感覚で使うことが出来ます。

ただし、このハンドブレーキが最初に登場したのは2014年のお話。
購入した「V1.5」の登場は2018年だそうで、基本設計が結構古いです。

近年登場したMOZA RACINGやSIMAGIC、HEUSINKVELDなどのハンドブレーキと比べると、よく言えばシンプル、悪く言えばチープ感を感じます

FANATEC Club Sport Shifter V1.5

一方、『FANATEC Club Sport Shifter V1.5』はなかなか高級感を感じる製品です。
7速+リバースのHパターンと、Iパターンのシーケンシャルを切り替えできる機構をもっており、シフトノブも金属製の丸形と棒型の2タイプが付属しています。

Hパターンタイプのシフトフィールは、SIMデバイスにありがちな「ドグミッション的な感じ」ではなく、市販車っぽい比較的ソフトな手応え
Iパターンはちょっと「ぐにょん」としたバネっぽい手応えが気になりますが、機構が付いてるだけありがたいというもの。

DRAPOJIの旧シフターマウントに無理やり装着

FANATECのハンドブレーキ・シフターの良い所は、この二つを並べて取り付けできる点。

シフターの側面に切ってある溝に先入れナットを仕込むことができ、ハンドブレーキからボルトを通して固定することができます。
(ちょっとシフターとサイドが近すぎる気もするが)

で、問題はどこに設置するかなんですけど、現状付けられるのがDRAPOJI製の「コックピットシフターマウントシステム【KP-SM】」と「マルチプレートユニット【KP-MP】」で、これはクランプ止め用のマウントになります。

仕方ないので無理やり取り付けましたが、マルチプレートがハンドブレーキとシフターの重さに負けており、「ぷらぷら」と動いてしまう代物になりました…💦

■Hパターンドリフト試走(アセットコルサ)

ということで、早速試走!
まずはシフターはHパターンで、ドリフトしやすいアセットコルサで走ってみました。

実はDD Extremeでアセコルで走ったのは初めてで、シフターやハンドブレーキより、モーターベースのセッティングに時間を費やしておりましたが、とりあえず形になる走りはできるようになりました。

やっぱりハンドブレーキを操作する度に、ぷらんぷらんするのが笑えてくる。

その内ちゃんとしたブラケットを用意しないといけませんねこれは…。

操作感ですが、まずシフターの操作感は「市販車のMT」という感じがして、今回のようなストリート系の車で走る分には雰囲気◎です。
MMEのような硬い感じや、MOZAのようにシフトリンケージに「差し込む」感じが好みじゃないという方には、意外とFANATECが肌に合うかもしれません。

ハンドブレーキも設計が古いとはいえ、充分という感じ。
クリップ部分がボロボロになってきそうだったり、アナログセンサー式故に寿命が非接触センサーのハンドブレーキに比べ短いという欠点があると思いますが、そんなにハンドブレーキって使うか?という事を考えると、さほど問題ではないのではと思ってますw

ZENKAIRACINGの筐体では、よくテストでドリフトしてますが、家でもアセコルでドリフト可能になったのは素直に嬉しいですね。
楽しくて何周もできる。

■Iパターンドリフト試走(グランツーリスモ7)

続いてシフターをIパターンで走らせてみたケース。
こちらはグランツーリスモ7(GT7)でドリフトしてみました。

このGT7で使えるというのが、本当にFANATECの強みですよね。
どれだけハンドブレーキがチープだろうが、GT7でちゃんとドリフトしようとしたらFANATECかスラストマスターくらいしか選択肢が無く、しかも使うモーターベースと同じメーカーじゃないとダメってところが、選択肢を狭めてますよねぇ…。

で、Iパターンシフターの感想。
これはちゃんとシフターを固定しないと操作しにくいっす…(笑)
斜めにも動くので、Iパターンなのに1速に入れた?みたいな感覚になります。

ただ、GT7でちゃんとハンドブレーキが使える環境でドリフトしたのは初めてで、ちょっと感動しました。
ちゃんとドリフト出来る。GT7じゃないみたい(笑)

GT7のサイドブレーキはアセコルとも、実車とも違う感覚で、引いてから少しのタイムラグを経て、タイヤがロックしたら急にリアを蹴り飛ばされるような感じです。

なのでタイヤがロックしたら離して、また引いてロックしたら戻して…みたいな細かい操作がアセコルより多いのですが、そのコントロールしてる時間がなんか楽しいですw

あとは、GT7はIパターンだとクラッチが効かないので、所謂「クラッチ蹴り」が使えませんが、「サイドブレーキを引いてる間はクラッチを切っている」という判定になっているので、エンジン回転をキープしたい時はサイドを引いてないといけないという脳内変換も求められますねw

ということで、FANATECハンドブレーキ&シフターの、導入後ファーストインプレでした。

とにかく「GT7で使える」
これがもう、FANATECデバイスの大きなアドバンテージですね。
GT7でハンコンドリフトしている方にはマストで使ってみてほしいですが、GT7はこういうデバイスをUSB接続受け付けてないので、モーターベースのメーカーでデバイスが決定してしまうのが難しい所です。

とにかく、早急にちゃんとしたブラケットが欲しいですw

今回は以上!
岡田

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