【iRacing】ワトキンス・グレン6時間レース3位表彰台!【ASETEK La Prima】
どうも、岡田です!
今回は、前回参戦予告した「iRacingワトキンス・グレン6時間レース」のレポートです。
■ASETEK La Primaのセットアップ
今回の耐久レース参戦の理由の一つにもなっている、最新SIMデバイス「ASETEK La Prima(アセテック ラ・プリマ)」のセットアップですが、参戦を決めてからほぼ毎晩走り込みつつ進めていきました。
まずブレーキペダルの反力調整ができる「エマストラー」ですが、ASETEKエマストマーキットからは真ん中の「黄色いエマストマー」を採用。
踏み応えとリリース時のコントロール性が良くて、ABSの無いLMP2マシンでもロックさせず狙った通りのブレーキングができるようになりました!
また、ASETEK専用ソフトウェア「RaceHub」にて、ホイールベースのFFB調整が出来るのですが、「Torque」の項目を中心に調整して好みのFFBに仕上げました。
あとは、まだ試せてない耐久性や、長く使用して気付く不具合などをテストしつつ、ZENKAIRACING SIMエンジニアの塩谷くんと6時間のレースに挑みます!
■第3スプリットに参戦
6/17(土)16:00~のスロットで参戦したZENKAIRACING e-Sports TeamのP217。
iRacingのオフィシャルレースは、レーティングによって「部屋」が分かれますが、岡田/塩谷組は「第3スプリット」に振り分けられました。
…ワンチャン、LMP2クラスは過疎ってるから第1スプリット(一番レベルが高い部屋)に行けたりするかなと思ってましたが、LMP2が不人気なのは日本だけの話で、海外ではそこそこ賑わっており、そうはなりませんでした(笑)
予選は岡田が担当。
特に目立ったミスはせず、1分32秒545というタイムを記録しますが、トップから約コンマ8秒差でクラス16台中7位という結果になりました。
ほぼ真ん中から追い上げを誓い、スタートドライバーも僕が担当します。
■奇跡的回避!
予選も終わり、いよいよワトキンス・グレン6時間耐久レースがスタート!
iRacingのローリングスタートはとにかくガバガバなのですが、クラス別の場合は最上位クラスがホームストレートに差し掛かったところでグリーンシグナルになるので、LMP2クラスは2つ前のコーナーの最中でグリーンになりました(笑)
スタートの蹴りだしで6番手スタートの14号車を抜き、シケインで22号車が単独クラッシュを起こした為、オープニングラップで2つ順位を上げて5番手へ!
最初のスティントは、耐久レースとは思えない全力疾走でLMP2クラスの上位は1列で揃いながら1分33秒台で周回する展開。
途中、前方でスローダウンするGTクラスの車両と、後方から来たLMDhクラストップだった車両が目の前で絡み、大回転するLMDhマシンを透けながら回避するヒヤヒヤの一幕も…w
↑これは、避けられてないだろ…😅
■車壊れてねぇよ!!
そんなスプリントレースのような展開が続きましたが、最初のピットを済ませて間もなく、GTクラスに詰まった122号車と我々19号車、そして後方の21号車が密集し、19号車と21号車が軽く接触。
特にダメージを感じることは無かったのですが…まさかのオレンジボール旗(車を修復せよの旗)提示!
いやいや!車真っ直ぐ走るし!!前についていけるし!!!
提示から3周でピットインしないといけないので、渋々ピットイン…。
義務修復に2分半を費やし、上位6台の争いで最初に脱落することに。
納得いかん!!!
(21号車の方からは、テキストで謝罪頂きました。)
修復完了しピットアウトすると、すでにトップから2周遅れの12番手へドロップ…。
ついでに給油のみを済ませ、1スティント分走行した後に、チームメイトの塩谷くんにバトンタッチしました。
■未体験なほどのサバイバルレース
何気にZENKAIRACINGのメンバーの中で一番iRacing歴の長い塩谷くん。
オレンジボールによって絶望的な状況になりながらも、淡々と周回を重ねます。
気付いたらクラス6位まで挽回!
他の車両にもクラッシュやオレンジボール?が多発し、ポールスタートの27号車や、僕らが脱落した頃に2位だった27号車もいつの間にか後方に沈んでいる状況でした。
しかし、そんな塩谷くんにも悲劇が…
5位を走る707号車に迫ろうとしたタイミングで、周回遅れの車両と707号車がクラッシュし、避け切れなかった塩谷くんがフェンスにヒット!
これにより再びオレンジボールが提示され、707号車と共に長期ピットイン…。
修復に2分半を費やしましたが、ポジションはあまり落ちず8番手で復帰となりました。
その後も数々の危機一髪を目の前にしましたが、修復を重ねた19号車の調子は良く、コース上のタイムは上位を走るマシンに負けていません。
スプリントと耐久が混在するサバイバル戦って感じです。
塩谷・岡田、それぞれ2スティントずつで交代というルーティンで、レースは終盤戦に入っていきます。
■終盤のハイプッシュで逆転の表彰台獲得!
レース残り2時間というところ。
ポジションは再び6番手まで挽回し、5番手の21号車は約1分20秒前方、4番手818号車は1周先を走っている状況になりました。
終盤に入って更に「サバイバルさ」に磨きが。
2周以上前でLMP2クラス3番手を走っていた14号車が、周回遅れの27号車とLMDhクラスの車両の3台で絡んでクラッシュし、長期ピットイン…。
大声で叫びながら緊急回避する塩谷くんが乗る19号車が、これで5番手にポジションを上げます。
更に4番手を走っていた818号車が(おそらく)オレンジボールによりピットインし、我々19号車のすぐ後ろへ。
818号車のペースは良く、19号車は一度抜かれてしまいますが、後に(おそらく)ピットレーン速度違反によるピットストップペナルティを受け脱落。
残り50分の時点で19号車・ZENKAIRACING e-Sports Teamは4番手にポジションを上げます。
ラスト2スティントを岡田が担当。
3番手を走るのは21号車で、約10秒前方を走行。
21号車は最初のオレンジボールの原因になった相手!
謝罪頂いたので怒っては無いけど、絶対抜きたい!!
ここぞとばかりに予選ばりに攻めて、トラフィックも多少リスクを負って処理していく走りに切り替えプッシュ!
本番レース初使用のSIMデバイス「ASETEK La Prima」は、レース後半もFFBのダレやセンターズレなどの不具合もなく、21号車を捕えるためのプッシュにも答えてくれて、LMP2クラス最速ペースで追い上げることができました。
そしてレース残り20分というタイミングで21号車の背後へ!
「黄色いエマストマー」に願いを込めた渾身のブレーキングで21号車のインを刺し、一時は考えられなかった3位表彰台圏内へ!
あとは数周足りない燃料のためのピットインと、21号車も最後のピットがあるのかという所が気になりましたが、SIMエンジニア塩谷くんの完璧な燃料搭載量指定とタイヤ無交換作戦でラストのピットを済ませ、ラスト5周でピットインした21号車をホームストレートで抜いたところで表彰台を確信!
6時間・218周を終えたところでチェッカーフラッグが振られ、19号車ZENKAIRACING e-Sports Team、岡田・塩谷組はLMP2クラス3位表彰台を獲得しました!
想像以上にサバイバルレースとなったワトキンス・グレン6時間レース。
「ワトキンス・グレンってどんなコースだっけ?」から始まった挑戦でしたが、多分ZENKAIRACING e-Sports Teamとしてオフィシャルレースのスペシャルイベントで初?の表彰台獲得となりました😂
今回使用した「ASETEK La Prima」ですが、最初から最後まで良いフィーリングが続いて、正直試遊時に気になってたホイールベースの熱持ちもFFBに悪い影響を与えず、ラストのハイプッシュも自信をもって走れました!
クイックリリース部の作りや固定方法が特殊で、今はフォーミュラステアリングしか無い等、その辺りはMOZAに比べると汎用性に欠ける所もありますが、iRacingでの使用に関しては同価格帯の中で一番オススメできるデバイスかと思います!
今ならZENKAIRACINGのセールで、ちょっとお安く購入できますので、気になっている方やSIM環境新調をお考えの方は是非!
(露骨なまでの宣伝でFinish)
最後になりますが、今年実車レースに参戦するにあたり、一緒に戦っていただけるスポンサー様を募集しています!
eモータースポーツが他のeスポーツと決定的に違うのが、リアルとバーチャルの境界線の無さです。
リアルとバーチャル、両方からモータースポーツに挑戦することで、eモータースポーツからリアルへ、そしてリアルからeモータースポーツへ繋げることができる存在になる為活動しています。
画面の中と外、両方からのモータースポーツの盛り上げに共に挑戦して頂ける方からのご連絡、お待ちしております。
apex_maximum@yahoo.co.jp
又はTwitter @M_Okada524 DM
今回は以上!
岡田