SUZUKA eMotorsports Experience 2022 / SeCR Rd.5に参戦!
どうも、岡田です。
前回の記事にも書きましたが、昨日は鈴鹿市役所で開催された「SUZUKA eMotorsports Experience 2022」へ行き、現地からSUZUKA e-sports Challenge Race (SeCR)第5戦に出場しました!
レーシングシミュレーター27台が展示…と、文面だけでカオスなイベントでしたが、SeCRのレース振り返りも交えつつ、現地の様子をレポート記事にしたいと思います。
■まさに「シムモーターショー」
鈴鹿市役所に入ると、まずレッドカーペットに鎮座するレーシングシミュレーターの数々…。
全国のシムショップやシムビルダーが、自慢の筐体を集め展示・体験会していました。
シムのサポートをして頂いてるZENKAIRACINGからは、実車のSF14モノコックを使用した「ZR-SF14-Formula」や、身体にハンディキャップがある人も楽しむことができるユニバーサルデザイン仕様のシムを含めた5台を展示。
ZENKAIRACINGのシミュレーターは、一言で言うと「専用」って感じで、シム内で使用する車によって「フォーミュラ」と「GT」と「ドリフト」で分けちゃってます。
SF14筐体なんかはフォーミュラのシミュレートに大特化した最たる仕様ですね。
愛知県のレーシングシミュレーターショップ・KMRからは、実車を意識した独自開発の油圧ブレーキを備えたペダルを搭載したシミュレーターで、iRacingを使ったGR86タイムトライアルイベントを開催してました。
少しプレイさせてもらいましたが、今まで踏んだことあるどのシム用ペダルとも違った、硬いながらコントロール性があるペダルでした。
(木村偉織くん曰く、GTカー風)
石川県のシムショップ「Pista」と、兵庫県のシムショップ「VERSUS」は、揃ってSeCR出場の所属選手の弾幕を掲げて展示。
こうゆう「魅せる」の、現地で行うリアルイベントでシムレースするなら大事ですよね。
SeCR初代チャンピオンを初日で決めた武藤選手も、VERSUS筐体から出場していましたが、その筐体含め「Simucube2モーター + Heusinkveldペダル」の組み合わせが多かったですね。
ドリフトで言うシルビア+2JZみたいな?(笑)
KDDIからは、モノコック型の筐体が特徴的な「DRiVE-X」と、脳波解析トレーニング「ブレインテック」によるモータースポーツ選手育成の展示が。
ブレインテック、すごーく興味深いプログラムです。
いつか機会作って受けてみたい。
こちらもいつもお世話になっております、長谷川工業からは、お馴染み「DRAPOJI」を展示。
社員ドライバー浅賀選手もこちらから参戦です。
僕のイメージですが、今でこそよく見る、この黒いH鋼アルミフレームの構成ですが、最初にこの形を広めたのはDRAPOJIじゃないかなと。
この形がキット物で価格も手が届く金額という。
流石梯子メーカー、先見の眼がありますな…
と勝手に思っています。
オーディオメーカーのORB株式会社からは、そのノウハウを活かした音響システムを備えたレーシングシミュレーターを展示。
こちらはアセットコルサを使用。
ちょっとプレイする時間が無く残念でしたが、「音」へのこだわりに振ったシミュレーターというのが何気に新しいコンセプトな気がします。
そしてこの、イカれ過ぎててまさかの室外展示になっているのが、レースのメッカ・御殿場を拠点とするVeritá Tecnologiaの「TIPO-GTR6」。
アクチュエータ搭載のモーションシミュレーターですが、なんと12軸もあります。
実車のセッティング出しに使うセブンポストリグより5軸も多いやないかい。
至る所が稼働するので、縁石を使いまくる所謂「ゲーム走り」が、体が痛いという理由で使えなくなるレベル(笑)
挙動再現だけでなく、制御的にも限界に挑戦しているシミュレーターって感じです。
また、写真が撮れなかったのですが、TSKレーシングシミュレーターからは、グランツーリスモ7を世界大会で使用される筐体でプレイできるブースも展開されていました。
とまあそんな感じで、鈴鹿市役所はまさに「シムモーターショー」と化しておりました。
単に「レーシングシミュレーター」という単語が段々と広まって来てる気がしますが、造り手によって何を狙って制作されたかが千差万別というのがよく解るイベントだったかと思いますし、コンセプトカーやチューニングカーを見てるような展示会でした。
僕が行った日曜日は基本的にSeCR関係者のみでしたが、一般の方にこれだけ多くのレーシングシミュレーターが並んでる様を見る機会があったというのは、素晴らしいことですね。
是非また開催があるべきイベントだと思いました!
■SeCR Rd.5 まさかのシングルフィニッシュ!
一方、僕が来たメインの目的?のSeCR Rd.5は午後から開催!
使用する筐体は、ZENKAIRACINGのリジットシム「ZR-SX100」のMOZA RACING仕様。
ステアモーターやペダルがMOZA RACINGで、自宅に提供頂いているのとほぼ同じ仕様です。
ただ、ドリフト用にサイドブレーキやシフターが装備され、ペダルも全体的に「緩く」セッティングされている所が自宅のと違ったのですが、30分の練習走行中にペダルキャリブレーションをイジってアジャスト。
その結果、練習走行では冨林や偉織くんを上回る11位タイムも出てました。
しかし!予選では途中でタイヤを交換するか迷い、交換しなかった結果撃沈!
23台中22位という、帰って下さいと言われかねない結果に。
まあただ、前回の飛翔の件もあり、むしろ一番後ろからスタートしたほうが安全な気がしてました(笑)
レースは予想通り大荒れ。
冨林のラグヒット裏トリプルアクセル場外ホームランで開幕。
後ろから淡々と走ってると、どんどんタイヤが取れたライバルがコースに散乱し、気付けば15番手付近を走行。
順位を落としてたチームVERSUSの石水くんも抜きますが、めちゃくちゃ真剣にピットインして抜かれる様を放送に抜かれてしまいます。
ピットアウトの周のシケインからめちゃくちゃ良い感じのバトルをして、13位にポジションを上げますが、残念ながらそっちは放送に映らず…。
もっと前で争いましょう。
なんやかんやあり、最後は11位でフィニッシュしましたが…
前2台にペナルティがあり、なんとシングルフィニッシュとなる9位で終えることができました。
今年1年、リアルのレースで完走してナンボであることを学んだ事を活かすことができました🙏
SeCRもちゃんと出ようとしながら、開幕戦と最終戦しか出ることができず、成績的にも盛り上げにも貢献できなかったなと残念な気持ちがありますが、来年以降もiRacingのビッグレースとして開催されてほしいと思ってます。
しかし、リアルの場にシミュレーターを置いてレースする方がやっぱり良いですね!
家で参加して、即リタイアして、静かにコメント打ち込んでた開幕戦より、全然楽しかった❗(笑)
前日のダイハツeスポーツと合わせ、eモータースポーツに染まった楽しい週末でした🖐️
今回は以上!
岡田