DRAPOJI Ver.2、いいっすよぉ〜!
どうも、岡田です。
今回は長谷川工業様よりご提供頂いた「DRAPOJI Ver.2」をガッツリご紹介したいと思います。
新しくリニューアルされたDRAPOJIですが、旧版とVer.2両方でプレイして比較というのはあまり無いと思うので、是非ご覧頂いて参考にして頂ければと思います!
■Ver.2の概要
DRAPOJIは梯子・脚立メーカーの長谷川工業がリリースしている、レーシングシミュレーター用コックピットキットで、アルミフレームの組み合わせによる高剛性と調整幅の自由度が特徴のモデルになります。
所謂折り畳みできるエントリーモデルではなく、本格的なシミュレーターとハイトルクなハンコンでの使用が想定されていますね。
今回のVer.2でのリニューアル点は
・組み立て時間の短縮(従来の約半分)
・コントローラー対応機種が増加剛性がアップ
・ペダルマウントは角度・高さ・前後調整が可能に
(公式HPより)
となっていますが、結構旧モデルも気に入っていたので、どう変わったか見てみたいと思います。
■組み立てはトリセツが親切に!
さてさて早速組み立てに入ります。
旧モデルでは2日跨いで完成したので新型はどのぐらいで完成するのか不安でしたが、まず気付いたのがトリセツが親切になったなと思いました。
「組み立て時間の短縮」と言っても見た目は旧モデルとあまり変わらないので、どう短縮に繋げてるのかなと思ってましたが、こういう所でも進化を感じます。
一度旧モデルを組み立てた経験があったり、シートとディスプレイは旧モデルのを流用するのもあって直接比較にはなってないですが、仮組みの状態には2時間あれば問題無く持って行けました。
ハンコンの設置やら旧モデルの撤去やらには結構時間を費やしましたが…
無事にDRAPOJI Ver.2は組み上がり、初導入した「GTSport 日産サティオ佐賀 第一生命カップ」ではデビューウィンすることができました!
■新旧比較
さて、ここからは新旧比較したいと思います。
特に旧型ユーザーは新型に採用されたプレート類が気になると思いますので、参考にして貰えれば幸いです。
まずこちらは旧モデルのハンコン取り付け部分になります。
こちらはSUSフレームに先入れナットを仕込んで、L字ステーでハンコンを固定してます。
これはこれで様々なハンコンに対応できるのですが、ハンコンに合わせてボルト位置を変えるためにフレームも動かさないと行けないので、設置するのに結構時間が掛かってました。
こちらはVer.2になったDRAPOJIの「ステアリングマウントプレート」です。
ご覧のように従来の枠組みに穴が開いたプレートが乗っかってる形になるのですが、この穴が対応しているハンコンにバッチリ合うように開いています。
対応機種は自分が知る限りは網羅されているのかなと思いますが、最悪対応してないハンコンを使う場合は旧型と同じ取り付け方で使用は可能になります。
この「ステアリングマウントプレート」を使用することで、簡単にセンターにハンコンを設置できるのが利点ですね。
組み立て時間短縮に多いに貢献されていると思います。
続いてペダル部分の比較ですが、旧モデルではペダルに角度を付けられる「アジャスタブルペダルマウント」はオプション品で、標準では床部分のフレームにL字ステーが付いていてそれにペダルを固定する形でした。
この「アジャスタブルペダルマウント」は計6本のフレームで自由自在に動くのですが、自由過ぎて作業性は悪く、一度決めたら調整するのが億劫になる…というのが正直な感想でした。
※組み立て時傷付けたのでステッカーチューンしましたw。
DRAPOJI Ver.2一番の変更点といえるのがこの「ペダルマウントプレート」で、オプションだった調整マウントがVer.2では標準装備されています。
これは「アジャスタブルペダルマウント」と違い3枚のプレートで構成されています。
下面プレート部分だけ見るとこういう感じなのですが、自分の使用時には一つ問題が…
こちらも「ステアリングマウントプレート」同様、様々な機種に対応した穴が開いていて作業性が改善されているのですが、自分が使っている「スラストマスターT-LCMペダル」はスラストマスター製の癖にネジ穴が違っていて、そのままでは上をヒューシンク用から止め、下はテープで止めるという見た目最悪の状態でした😅
この問題はスラストマスターから販売されている、T-LCMを他機種同様の固定位置にできる「T-LCMコックピットアダプター」を使用することで解決できました。
T-LCMユーザーでDRAPOJI Ver.2導入をご検討されてる方はご注意下さい。
ペダル角度調整は左右のステーに刺すボルト位置で決められます。
まあ旧モデルよりも多少は調整幅に限りあると言えばありますが、それでもかなり自由度がありますし、組み立て時間短縮とセッティングのしやすさを考えたらこちらの方が絶対良いと思いますね!
あと、こっちの方が見た目カッコいい(←これ大事)
ちなみに、旧型向けのシフターマウントも問題なく新型に使用できます。
また、これは特注して頂いた部分なのでレビューにならないかもですが、ディスプレイマウントも旧モデルから移植して使用しています。
使用感は新旧で大きく違いがある訳ではありませんが、部品点数を減らし組み立て作業短縮とセッティングのしやすさが向上していて、尚且剛性感が旧型と変わらないというのは進化してる!と言えると思います!
やはりバッチリ自分に合ったポジションでやるレーシングシミュレーターは気持ちよくて楽しい!
という訳で、非常にオススメなDRAPOJI Ver.2ですが、旧モデルも使っていた身としては旧モデルユーザーは旧モデルを長く使うのもアリだと思ってます。
DRAPOJIはお世辞にもお安いコックピットじゃなく、組み立てにも時間が掛かる部類だと思うので、一度導入された方は長く楽しんだ方が良いコックピットですよね。
なので、Ver.2の「ステアリングマウントプレート」と「ペダルマウントプレート」をアップデートパーツとして用意されるのも良いんじゃないかな…と個人的には思いました。
お値段はブラックが64,800円、シルバーが59,800円と、旧モデルのベースモデルより1.5万円程値上がりしてます。
しかし、旧モデルでは19,800円でオプションの「ペダルマウント」がDRAPOJI Ver.2では標準装備なので、実は少しお得なのです。
なのでこれからシミュレーターコックピットをご検討されてる方にはますますVer.2がオススメです!
という所で、今回のレビューは終わります🙏
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岡田