【Apex Legends】このキャラ地雷率たかくね?ってかそのキャラ使ってて大丈夫?
地雷キャラ論争はよくまとめにあがってたりしますが、とにかくダウンが目立つキャラに矛先が向く傾向にあります。具体的には、以下の特徴にはまっているほど槍玉に上がるでしょう。
1. ピック率の高いキャラ(ブラハ、パスファインダー)
2. 前線を貼るキャラ(レイス、オクタン)
3. 逃げ&移動スキルのないキャラ(レヴナント)
4. 一般にスキルが弱いといわれているキャラ(ミラージュ、ランパート、ヒューズ)
とはいえ、少なくとも1, 2はしょうがないし、結論「キャラを使用するプレイヤーの問題で、キャラは悪くない」としてしまえば終わる話かもしれません。
但し、キャラ性能を鑑みて、プレイヤー側が慣れていないキャラを使い続けている可能性というのはあります。
地雷といいましたが、ここでは、個人的に思う「慣れていないプレイヤーが使うと、余計に弱くなるキャラベスト3」について特徴を触れ、効率的な使い方について書いていきます。
1. コースティック
個人的に、ゴールド帯以下での地雷率ぶっちぎり1位です。
ハンマーバッジを持っていない状態でランクに持ち込まないでほしいキャラです。
さらに、慣れていないうちから使い続けると、撃ち合いがろくにできず、使用者側も伸び悩むことが多くなるはずです。
ガスダメージが減りピック率も大分下がりましたが、キャラに魅力があり、使っていて楽しい性能をしているため、使用者は未だにそこそこいます。ガスに引っかかった敵をなぎ倒すプロのプレイ動画を見て使いたくなる気持ちもわかります。実際、上級者が使うと怖いことこの上ないキャラです。
ただし、使えるようになるためには、前提となる条件が多いです。
・効率的なガスの置き方、敵の動きを制限する置き方の把握(ひらけた場所でも障害物を利用して有効活用できる)
・ガスに引っかかった(スローになった)キャラを確実に迎撃するエイム力
・ヒットボックス差を補う撃ち合い力(他キャラでも1 vs 1でほぼ負けない自信)
・リング内の強ポジをいち早く制圧するムーブの把握(可能ならピン差し、そのピン差しを信頼される強さやムーブの正しさを発揮できる)
・形勢不利を判断し、即座に退く判断力
・誘い受けを行い、不利から有利を作り出すムーブの把握
エイム、撃ち合い、ムーブと万遍なく要求されます。
「とりあえず警報機としてガスを置いておけば使える」というのが最大の誤解です。ガスで弱いうちでも貢献できるし、撃ち合いの補助にもなるという印象を与えますが、むしろ不利を生み出すきっかけになることが多いです。
敵の立場からするとガスの軌跡からコースティックが通ったことがわかるため、無駄に警戒心を煽り通り道を把握されます。先手をとれたはずが、逆に先手を打たれるきっかけになりかねません。
その反面、ガスダメージが1,2回入ったところで何も怖くありません。その後、銃弾が飛んで来ないとわかれば、簡単に押し入ってくる敵もいるでしょう。
ガスの真髄はダメージではなくスロー効果です。動きの遅くなった敵に銃弾を浴びせることで有利展開を作ります。ダウンさせたプレイヤーのフォローをしようとする2人目以降の敵も制限しておくことで反撃を少なくします。
開けた場所や撃ち合い中でも、ガスの設置に必要な時間を鑑みて、障害物を利用したガスの置き方を身につけましょう。場合によっては、ガスを利用しないで撃ち合いをする判断力と戦闘力が必要です。
そこに居ないと見せかけてガスで先手をとるのは基本ですが、さらに大事なのは、誘い受けの活用です。多少ダメージを受けたり、人数不利と見せかけてガスやパーティに誘い込みカウンターをする戦法もあります。
コースティックに限らず、キャラピック画面でシールドマークがついているキャラは誘い受けを知っているか知っていないかで大分強さが変わります。
有利場面を作り出し、なるべく1on2以上の形勢を作り出さない動きが重要です。
パーティとしても、強ポジ制圧のためコースティックの動きに合わせる必要がでてくるため、コースティックのプレイヤーが全体の動きを指示できる立ち位置にいると強いです。逆にパーティでこの動きができないと、長所が生かせずパーティの穴になりやすいです。
そういう意味では、ぶっちゃけあまり野良向きでもないです。クリプトほどではないですが。
さらに、オリンパスではほぼ力を発揮できません。開けた場所が多すぎます。ステージ全体も大きく、有用性を発揮しようとして、あえて室内にこもるメリットも低いです。室内さえ開けた場所が多いですしね。プレイ動画用に、弱いキャラをいかに強く使うかという魅せプがしたい以外はピック自体、オススメしません。
2. ライフライン
初心者向きのキャラと謳われることが多いですが、確実に初心者向きではないです。但し、ちょっと慣れてきた頃に、立ち回りを勉強するキャラという意味ではうってつけです。
ダメージを受けてから初めて有用性を発揮するキャラですが、自分を含めたパーティ全員の体力把握ができていないうちから使用すると、アビリティがないキャラとして一人だけPUBGやってる感じになります。
最低限、撃たれたら障害物に隠れる意識が身についていないうちは使わない方がいいです。
使い方の基本は、とにかく仲間に離れずついていくことです。味方からは気持ち悪いと思われるくらい、ほぼ離れないでください。2on1をずっとし続ける意識です。不利になればすぐに回復、蘇生してあげられる位置にいてください。撃ち合い中でも蘇生が通りやすく、敵を焦らせられるのが利点です。漁るときには多少離れてもしょうがないですが、すぐ戻ってください。「射線を広げたり、最後までダウンしないこと」より、「味方に近づく」方が重要です。仲間同士が離れた場合は、二人の仲間のうち、強い方のプレイヤーを優先してください。そういった意味では、立ち位置だけでも強い人の動きについていけないうちも使わない方がいいです。
別の面で、強い人の戦闘力に貢献しながら、立ち回りを学ぶことができます。オススメなのは、強い人のムーブの理由を考えることに加え、戦闘時間を測ることです。
キャラ自体の有効活用の話とはズレますが、立ち回りの中には相応のエイム力が求められるものがあります。強い人は総じて戦闘時間が短いです。強い人の戦闘時間と同じ時間で自分が敵をしとめられそうにない場合、立ち回りに応じたエイム力が足りないということです。客観的に自分の戦闘力を測り、応じた立ち回りを行う基準にしてください。そういった意味で立ち回りを勉強するのにうってつけです。プロの動画をマネするだけだと、自分がいち早くダウンするプレイヤーになりかねません。
このとき、逆にライフラインで率先してキルをとっている強い人の動きはマネしない方がいいです。ほぼ確実に舐めプです。あるいは、味方のキャリーを徹底してくれる優しい方です。ヒットボックスの小ささだけで戦闘をしますが、そういった方は確実にレイスを使った場合の方が強いです。キルムーブ用にヒールドローンを自分のためだけに使ったりもしますが、ライフラインの動きではないです。
ライフラインを使う場合は、徹底的に味方の戦闘力を利用する意識でいてください。味方が気になってしょうがない人が使えば心強いキャラです。逆にいえば、味方の立ち位置に縛られますので、自分で動きたい人にはどうしても向いていないです。
3. クリプト
レヴナントと迷いつつ、野良向きでないのは周知されているのですが、より使い方を間違えやすいという意味でクリプトにしました。
ドローンを使わないクリプトが多すぎるというのは、よく槍玉に上がるのですが「意味もなくドローンいじり続けて2on3させてしまうの申し訳なくね?」と考え判断をつきかねているプレイヤーもいそうです。「序盤はドローンは使わなくてもいい」と書かれているサイトもあったりします。
結論から言うと、周りに敵がいなくても5~10秒毎くらいにはドローンにアクセスするのが懸命です。冗談抜きでそれくらい地味な作業ができない人には向かないです。「敵の気配がわかってから索敵しよう」というプレイヤーは必ずブラッドハウンドの方を使ってください。ドローンである意味がないです。
アクセス頻度の理由は、ドローンから覗くと「クリプトから200m以内にいる部隊数が旗に映し出される」という仕様を深掘りして説明します。
200mというのは、おおよそ左上のミニアップの範囲と一致しています。つまり、左上のミニマップに存在する敵の部隊数が確認できると思ってください。(実際には、ミニマップよりも少し小さい円の確認範囲ですが)
とすると、部隊数が変動した場合に「ミニマップ内に敵が入り込んだか、出て行った」ことが確認できます。この情報により、実際に敵を見なくても敵がどのあたりに存在するかを予想することができます。そこから、被害の少なそうなポジションへ動き、敵の部隊同士の撃ち合いの可能性を読み取り、形勢有利や漁夫を行いやすくするというのがクリプトの強い動き方です。
なので、この部隊数が変動した瞬間を確認することが大事です。そのためには定期的にドローンにアクセスする必要があります。最悪、ポジションが見えなかったとしても、部隊数の把握自体が重要なことと、強い味方に判断を仰ぐ情報を与えることになります。
いざ、戦闘でドローンを使用する際は、壊されにくい位置にドローンを置き、一人以上の敵を映してから加勢してください。ウルトが溜まっていなくても、壊されてもいいので敵一人以上に圧力をかけ、エイムをそらすことが重要です。一時的な2on3の分をドローンで補完するイメージです。もちろん、加勢は早ければ早いほどいいです。クリプトの練度に応じて「0. ウルトを使えるなら使う、1. ドローンで敵を写す、2. 壊されにくい位置に設置する」とレベルを上げていくといいです。
ウルトを使う前には「ここを攻撃する」ピンを刺してあげると丁寧です。もし仲間が攻撃を控えていたら自分も突撃しない、という判断もしやすくなります。
ちなみに、クリプトもオリンパスでは若干有用性が低くなるかもしれません。200m以上開けた場所も多く、部隊数がアテにならない場面がでてきます。ドローンは出しっ放しにする機会も多いでしょうが、開けていると壊される可能性も大きくなります。さらに、旗も開けた場所にあるため、ドローンを飛ばした場合に、自分のドローンの開始地点を見られ、自分のパーティの位置を把握される可能性も高くなります。
しっかり情報を確認すれば把握できる情報は一番多いはずなので、野良プレイでも使う意味はあります。もちろん、味方を巻き込む場合には、作戦や情報の連携はしにくくなるので、ピンを駆使できるかが問われますが。
まとめ
今回は、「慣れていないプレイヤーが使うと、余計に弱くなるキャラ」について取り上げました。キャラクターをディスるような題目をあげましたが、あくまで使い方を深掘りしています。加えて、一般に歌われている特徴とは少し別の視点を取り上げ、キャラの有用性を記載したつもりです。
地雷といわれることの多い「レイス、オクタン、ブラハ」はピック自体は問題ないかと思うのです。前線を張る役割の期待値が大きく、強プレイヤーもピックしたいキャラなので慣れていないうちから使ってほしくはないと言われるのはしょうがないと思います。突撃しやすい能力を持っていることから、「考えなしに凸って死ぬ」印象も大きいでしょう。
ただ、これらのキャラは考えなしでもプレイヤーの力を底上げしてくれるアビリティではあり、求められている動きがわかりやすいキャラです。「撃たれたら虚空、とりあえず興奮剤、とりあえずスキャン」なら、プレイヤーが総合的に能力不足だったとしても、多くの場合、使わないよりはマシになる、ということです。
うるせぇ!!何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!
ということで、次回は「慣れていなくても、使ってほしいキャラNo.3」について取り上げます。