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中途入社者が新入社員研修で得たもの
こんにちは、株式会社エイペクスです。
今回は、7月にエイペクスに中途採用として入社した私が
研修内容とその感想についてご紹介します。
はじめに
まず、私がエイペクスに入社した理由についてお話します。
エイペクスに入社する前は、客先常駐という働き方をしていました。その中で、実際の常駐先が自分の元会社ではなかったため、帰属意識が薄れることが何度かありました。
また、常駐者という立場上、遂行できる業務の範囲も限られており、教育を受けて学んでいくというよりは、様々な疑問を自分で解消していくことが求められる状況でした。
エイペクスの求人を見つけた際、客先ではなく自社で働ける点や、新入社員向けの充実した教育体制や技術セミナーに魅力を感じました。
この会社なら、向上心を持ちながら自己成長できると感じ、これまでの経験を活かしてエイペクスに貢献できると思い、入社を決めました。
中途入社ではありますが、新入社員と同様の研修を受けました。コロナ禍でマナー研修などを十分に受けられなかったこともあり、改めて基礎から学び直す良い機会となりました。また、多少の経験はあるものの、最新の技術を学び直したいという気持ちも強かったため、この研修は非常に有意義でした。
社内業務研修
社内業務研修では、電話応対、来客対応、書類整理、備品チェック、郵送書類の取り扱いについて学びました。
特に電話応対には苦手意識があり、最初のうちは「会社名」や「お名前」をなかなか聞き取れず、相手方に数回確認してしまうことがありました。
そこで、何度も確認してしまった会社名などは調べて確認し、メモを徹底するようにしました。そうすることで、一度聞いた社名を忘れないようにし、次回以降同じ会社からお電話をいただいても対応に困らないようにすることができました。
ビジネスマナー研修
ビジネスマナー研修では、あいさつやお辞儀、敬語の使い方、電話応対、名刺交換、来客対応や訪問時の行動について学びました。
この研修では、前述の社内業務研修でも触れた電話応対について、ロールプレイを通して実践的に学ぶことができました。
そのため、現在の業務でも個人的には活かせているのではないかと感じています。
技術研修
技術研修では、Linux研修、ネットワーク研修、アプリケーション研修を受講しました。それぞれの研修の概要についてご紹介いたします。
①Linux研修
Linux研修では、Webサーバーを用いたネットワーク設定や疎通確認、DNSサーバーを用いた名前解決(正引き・逆引き)、LDAPサーバーを用いた登録情報の管理や認証機能の組み込みなどを実施しました。
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私自身、Linuxには前職でも多少触れた経験がありましたが、ここまでしっかりした研修を受けたのは初めてでした。
研修を通じて、サーバーの構築からネットワーク設定まで、これまで経験したことのない作業も多く、とても新鮮な気持ちで取り組むことができました。
②ネットワーク研修
ネットワーク研修では、主にIPアドレスやサブネットマスクなどの用語の意味を学び、ネットワークに関する計算問題も実際に解いてみました。
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私自身、ネットワーク関連の業務経験はあまりありませんでしたが、前職でのサーバー運用保守の経験から、サーバーと関わりのあるネットワークにも興味を持っていました。
そのため、このネットワーク研修にも意欲的に取り組むことができたと感じています。
③アプリケーション研修
アプリケーション研修では、HTMLの基本構造やCSSの基本書式、JavaScriptの変数、条件分岐、繰り返し、関数の使い方を学びました。そして、それらを踏まえて、HTML、CSS、JavaScriptを用いた電卓の作成を行いました。
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私自身、これまではプログラミングに触れた経験がなく、すべてが初めての状態でしたので、このアプリケーション研修は特に試行錯誤の連続でした。
しかし、試行錯誤しながらもなんとか電卓を完成させることができたときは、この上ない達成感を感じました。
エンジニア向けEラーニングの利用
エイペクスでは、エンジニア向けのEラーニングプラットフォームを自由に利用できる環境が整っています。これにより、以下のようなメリットがあります。
・自己学習の促進: 業務時間外でも、自分のペースで最新技術やスキルを学ぶことができます。
・多様なコース: プログラミング、ネットワーク、セキュリティなど、幅広い分野のコースが揃っています。
・継続的なスキルアップ: 常に新しい知識を取り入れ、技術力を高めることができます。
私自身も、このEラーニングを活用して、研修で学んだ内容をさらに深めることができました。特に、Linuxやネットワークに関するコースは非常に役立ちました。
研修発表会
研修発表会では、これまでの研修で学んだことや、躓いたことをどのように解決したのかについて発表しました。
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発表の目安時間は25分以内でしたので、その時間内に収まるようにスライドの枚数を調整し、話す内容を考えるのはとても大変でした。
また、当日の研修発表会には社長を含めたほぼ全社員が参加していたため、緊張して画面共有の際に躓いてしまったことは少し後悔しています。
しかし、気持ちを切り替えてその後の発表は問題なく行い、無事に終えることができて安心しました。
研修を通して学んだこと
社内業務研修やビジネスマナー研修では、電話応対の最初の一言で印象が決まることを学びました。
人の第一印象は見た目で9割決まると言われますが、電話応対ではお互いの顔が見えないため、相手を不安にさせない話し方を心掛けたいと思いました。
Linux研修では、成功よりも失敗したときの対処法を考えることが大切だと学びました。
私は成功にこだわる部分がありましたが、今回のLinux研修課題を通じてトラブルシューティングの経験が今後に活かせる貴重なものだと気づきました。
ネットワーク研修では、わからない言葉を調べる習慣の重要性を学びました。
ネットワークに関する計算問題では、言葉の意味がわからないと解けないことがあります。
これを業務に置き換えると、予備知識が少しでもあれば業務理解がスムーズになると思うので、今後もわからない言葉や気になることを調べる習慣を続けたいです。
アプリケーション研修では、何事も完成図をイメージしながら取り組むことが重要だと学びました。
今回は電卓を作りましたが、最終的にどのような操作ができるようにしたいかという完成図を思い浮かべることが大切だと感じました。
今後携わる案件でも全体像をイメージしながら取り組みたいと考えています。
まとめ
研修を終えて、学んだことはもちろん、物事の捉え方や考え方についても改めて考えさせられる機会がありました。
個人的には非常に有意義な3か月になったと感じています。
先輩社員や上司の方々も優しく、忙しい時でも嫌な顔ひとつせずに質問に答えてくださるので、本当に恵まれた環境にいると改めて実感しました。
今後も、研修で学んだことを活かしながら、1日でも早く誰からも頼られるような人材を目指していきます。