3泊4日熊本出張(くまモンの町)
8月最終週は、北海道から移動して九州熊本出張だった。阿蘇くまもと空港に到着したのは、もう夕方だった。過ごしやすい、カラッとした夏の終わりの風が吹いている。
阿蘇くまもと空港は初めて利用したが、インドネシアのリゾート地を彷彿させる造りの新しい建物で、はじめて熊本に来るわたしにとっては、オシャレで意外な景観だった。
空港を出た後は、3泊4日で甲佐町、芦北町、小国町、阿蘇市、あさぎり町、苓北町、上天草市、水俣市にいった。
熊本は山あいに囲まれている街が多いが、ところどころ建築物が近代的だなと感じる。たとえば、人口6900人の小国町の道の駅。ダイヤモンド型でミラー状の施設になっている。こんなにシックな建物が自然豊かな街にぽつんとあるのに違和感が生まれないのは、配食が調和しているからだからだろうか•••?
小国町付近には、そば街道があり、地元の人のおすすめでお昼はそこで食べた。有名なあか牛のランプ肉そばにした。
夜は、黒川温泉の近くの杖立温泉に宿泊した。毎年ゴールデンウィークは、鯉のぼり祭りをやって地元の人で賑わうそうだが、今の季節は観光客もあまりいない。外から眠っている間も温泉の湧き出る音が自然と聞こえてきて、とても心地よい夜だった。
阿蘇市にいくために、夜に阿蘇山を車で経由した。2日目は阿蘇付近の旅館に宿泊したが、思ったのは、熊本の飲食店では、ほぼ毎回ご飯が大盛りでてでくる。また、男性も女性も元気で気さくで世話焼きな人が多い印象だ。飲食店に行くたびに、次の行き先の美味しいお店などを教えてもらった。よそ者がよそ者だと感じない、そんな優しさのある街だなと思った。
3日目は上天草市の宿にとまった。夕食は宿でうなぎを食べたが、朝食はこの辺は蛤がよく獲れるからと、海鮮中心の漁師町の朝食を頂いた。天草は、歴史的にキリシタンと縁のある街で、カタカナの地名や小さな離島も多く、海が生活の近くにあると感じた。
また、漁師町の上天草の朝の景色は山間の阿蘇とはまるで違った。満潮の海に囲まれ、朝日とともに海辺の貸切個室露天風呂に入浴して最終日を迎えた。鳥の声が聞こえる、静寂で穏やかな街で出張の疲れも癒やされる空間だった。