第4期アルゴランドガバナンス投票FOLKS FINANCEから参加する方法
さて、第4期のガバナンス投票への参加表明期間になりました。
今回はおそらく一般の利用者の多いPera Algo Walletからガバナンスサイトに直接アクセスする際のリンク先がアルゴランドガバナンスサイトではなく、FOLKS FINANCEになったこともあり、こちらを利用される方も多くなるのではないかと思いますので、このFOLKS FINANCEからの参加方法を紹介します。
その前に情報をおさらいしておきましょう。
初の方は下記のnoteも参考にしてみてください。
・ガバナンス投票全体に関して（第4期分が完成したら差し替えます。）
「第3期アルゴランドガバナンス投票に参加するべきか（全体像）」
・ガバナンスサイトとAlgofiでの参加の仕方
「第4期ガバナンス投票への参加表明の仕方3選」
なお、参加するためにはアルゴランドのウォレットが必要になりますので、それがまだの方はこちらのnoteを見ながらPera Algo Walletを作成してください。
○FOLKS FINANCEの特徴
一言で言えば、Algorandガバナンス界の信託機関です。
こちら経由でコミットされた分の投票はFOLKS FINANCEが勝手に行います。（Algorandが発展していけそうな方向に投票します。ある意味、分かってる人に託す感じ。）
母体はブロックチェーン・イタリアという規模の大きな団体で、Algorand創設者のシルビオ・ミカリ氏にも縁のあるイタリアであり、Algorand系の開発が盛んな国でもあります。
投票宣言した分のALGOはウォレットから出ていきますが、その担保資産としてgALGOというものを受け取ることができ、これとALGOをこのサイトを通じて1:1交換できるので資産を失うリスクはほぼないです。（しかも、今回Pera側がこちらを使いましょうと実質推奨している。）
まぁ、何故Peraがこちらを推奨しているかというと、前回の第3回投票の時にこういうサービスを利用する人が少なくAlgorand財団が思うほどTVLの数値が伸びなかったのと、第3回投票は財団が推奨する案が否決されたので内々に動かせる票が欲しいという財団側の思惑がかんでるというのがあるかなと。（推測ですけどね。）
ちなみに、今回受け取るgALGO、第4期が終わった後も保持しておくと自動で第5期への参加表明もできる仕様になっているようです。（つまりこれで1年くらい放置できる可能性がでてきた。まぁ、環境って結構変わるのであんまり長期で完全放置は望ましくはないですが…。）
要は、難しいこと考えずにラクにガバナンスに参加することができますよ、ということです。
○参加表明方法
今回はPera Algo Wallet内で全て操作が完結するので非常に楽なものになっています。
それでは見ていきましょう。
Pera Algo Walletのアプリを起動させるとトップに下記の紫のバナーがあるのでそちらを選択。
FOLKS FINANCEのページに飛びます。
Welcomeメッセージが出るので、もう表示しないでーという下のチェックボタンにチェックを入れて×を押して閉じます。
端末の情報等を読み取るクッキーの受け入れ許可に関する案内が出てきます。
Acceptで受け入れ、Declineで拒否です。別にどちらでも良いですが、私は情報見られるの好きではないので大抵こういうものは拒否します。
まぁ、好きな方を選択。
ようやく本題。
まずはサイトとPera Algo Walletを接続する必要があるので上部にあるConnect Walletを選択。
Pera Algo Walletでの参加の仕方で進めてるのでPera Algo Walletを選ぶ。
Connect with Pera Walletと青文字で書かれてる部分を押す。
アプリ内ブラウザで操作してるなら少しすると下からにょきっと接続の許可をしますか？と聞かれる画面が出てきますので、接続したいウォレットアドレスを選んでから接続を押す。
無事接続されたら上部に自分のウォレットアドレスが表示されます。
接続完了の画面はそのまま閉じるを押してもらって大丈夫です。
先ほどの画面から少し下にスクロールしていくとMintのボタンがありますのでそちらを押す。
何ALGO投票のために使いますか？という画面。
空欄に入力するか、バーを動かすかして好きな量を入力します。
ただ、AlgorandのウォレットにはALGOの最小保持要件というものがあり、資産1種類につき何ALGOかはウォレット内に残しておかないといけないという決まりがあります。（また、今回初回であれば、一連のガス代で0.06ALGO使用します。）
Algorandを始めたばかりの方は1～5ALGO程度、色々触ってる人は20ALGO程度、私みたいに大量に触っている人は50～100ALGO程度手元に残しておく必要があります。（例えば今説明に使ってるウォレットであれば38資産8NFTですが最小保持要件は6.747ALGOです。確認方法はウォレット内からALGOを選んで送信を押し、最大を押してから、次へのボタンを押すと確認できます。）
つまり、全額は投票に使うことができないということです。
空欄に数字を入力して、キーボードの完了を押した後の画面が下なのですが、何故か数字が消滅します。
一応gALGOと同じ枚数分が入力された状態になっています。（下の画像だとgALGOが50となってるので、空欄には50ALGOが入力されてるのが分かる。）
枚数に問題がなければContinueを押します。
Mintを押します。
下からにゅるっと承認画面が出てきます。
この全て確認するを押して動作が完了までいくと0.006ALGOガス代として消費されます。（失敗した分は消費されません。）
大丈夫であればすべて確認するを押します。
再確認。
問題ないので承認を押しましょう。
トランザクションを処理していますという画面がでてきますが、多分閉じるを押す前に下からにゅるっと下記の画像の画面が出てきます。
邪魔なのでALGOと書かれてる上の方を長押ししながら下にスワイプさせて表示を消しましょう。
この画面も閉じるを押してもらって構わないです。
処理が成功してたら無事下記と同じSuccessという画面になるので、これで成功です。
Doneを押して画面を閉じましょう。
これで後は10/1になるまで何もする必要はないです。
多分10/5くらいになればFOLKS FINANCEの画面上に報酬請求ボタンが出現するはずです。
一応報酬請求するために下記のURLをブックマークしておくと良いですよ。
FOLKS FINANCE
メニュー画面からAlgo Liquid Governanceを選んでAlgo Liquid Governance G4の状態にすると受け取り可能になってたらMy gALGOのところにClaim Rewardsというボタンが出現します。
○コミットする枚数を変更方法
増やす場合は、参加表明方法と同じやり方で、追加のMintを行ってください。例えば例で使った50ALGOから更に30ALGO足して80ALGOにしたい場合は30ALGOを追加でMintする形です。（ガス代は0.004ALGOかかります。）
逆に枚数を減らしたい場合は下記の操作です。（なお、ガバナンス表明期間が終わってから辞めたい場合もほとんど同じ操作です。）
Pera Algo Walletのアプリを立ち上げると上の方に紫のバナーがあるのでそちらを選択。
ウォレット接続されてなければConnect Walletから接続操作を。接続切ってない場合は上のアドレスが自分のウォレットアドレスになってることを確認してMy gALGOを押します。（一応ブロックチェーン界隈では不要なサイトは接続切るようにするのが一般的です。私はよく使うサイトは接続しっぱなしの方が多いですが…。）
Unmintを選択します。（ガバナンス表明期間が終わるとUnmintではなくBurnという文字になって、辞退してALGOを引き出すことができます。）
どれだけ引き出すか数値入力、またはバーで選択。
もちろん100%引き出しでも大丈夫です。
空欄に数字を入力した場合は下記の画像のように数字消えちゃいますが、下の50ALGOと書かれてる部分の数値が合ってたらOKです。
枚数合ってたらContinueを選択。
Unmintを押す。
下からにゅるっと確認画面が立ち上がるので、全て確認するを選択。（このRemove作業のガス代は0.003ALGOです。）
再確認が出てきますので承認を選びます。
トランザクションを処理していますという画面が出ますので閉じるを押してしばらく待ちます。
成功したらSuccessという表示がでて無事完了です。
Doneを押して画面を消しましょう。
結構簡単ですよね。
○最後に
お疲れ様でした！
今回やった、サイトにウォレットを接続して、何かをやるのに承認作業をしてというのは結構このブロックチェーン界隈でよくやる操作になりますのでこれからブロックチェーンに触っていくのであれば慣れておいて損はないですよ。（Algorandに限らず他のチェーンでもだいたい同じです。）
他に色々アルゴランドの情報集めたい場合はアルゴランドジャパンのDiscordに是非立ち寄ってみてください。