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Songs for Today's Birthday 2/12 - Gene McDaniels

Gene McDaniels

ユージン・ブッカー・マクダニエルズは、カンザス州カンザスシティの生まれで、ネブラスカ州オマハで育ち、教会でゴスペルを歌う一方で、ジャズに親しみ、サックスとトランペットを演奏するようになっていました。10代でヴォーカル・グループのエコーズ・オブ・ジョイを結成した後、オマハ大学音楽院で学び、ミシシッピー・パイニーウッズ・シンガーズに加わり、カリフォルニアで活動していました。

カリフォルニアのジャズ・クラブで歌っっていた頃に、リバティ・レコードのサイ・ワロンカーの目に留まり契約、プロデューサーのスナッフ・ギャレットとチームを組み、彼と最初のヒット曲"A Hundred Pounds of Clay"を録音し、1961年初頭のビルボード・ホット100チャートで3位になり、100万枚以上を売り上げる大ヒットになりました。ギャレットとの3枚目のシングルで、バート・バカラックと共作した"Tower of Strength"は5位に入り、マクダニエルズにとって2度目のゴールドレコードとなりました。

60年代後半、マクダニエルズはアメリカを離れ、デンマークとスウェーデンに住み、ソングライティングに専念するようになりました。69年2月、ジーン・マクダニエルズが書いたプロテストソング"Compared to What"は、ロバータ・フラックのデビュー・アルバムに収録され、6月にはモントレー・ジャズ・フェスティバルでレス・マキャンとエディ・ハリスが演奏したことでよりよく知られるようになり、多くのカバー・バージョンを生みました。この頃からユージン・マクダニエルズとして活動し、74年ロバータ・フラックに書いた"Feel Like Makin' Love"は、全米1位、R&Bチャートでも1位とグラミー賞にノミネートされる大ヒットになりました。

マクダニエルズは、70年代初頭に自身のレコーディングを行い、アトランティック・レコードから、70年には『Outlow』を、71年には『Headless Heroes of the Apocalypse』と、2枚のアルバムを発表、クールで完成度の高いサウンドに、社会性の強いメッセージを込めた作品になっています。


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