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アメリカン・ポップス・クロニクル 1960年代編 ch.2 (5)

1961年のR&B No.1ソング

61年登場のR&B No.1ソングを順に聴いてみましょう。

<Shop Around / The Miracles>

<Pony Time / Chubby Checker>

<I Pity The Fool / Bobby Bland>

<Blue Moon / The Marcels>

<One Mint Julep / Ray Charles>

<Mother-In-Law / Ernie K-Doe>

<Stand By Me / Ben E. King>

<Every Beat Of My Heart / The Pips>

<Tossin' And Turnin' / Bobby Lewis>

<My True Story / The Jive Five>

<Hit The Road Jack / Ray Charles>

<Ya Ya / Lee Dorsey>

<Please Mr. Postman / The Marvelettes>

この年登場してきたR&B No.1ソングは13曲ありましたが、このうち6曲がポップ、R&Bともに1位という2冠を達成しています。チャビー・チェッカー、マーセルズ、アーニー・ケイドゥー、ボビー・ルイス、レイ・チャールズ、マーヴェレッツの6組です。

ビルボード年間No.1シングルに輝いたボビー・ルイスの"Tossin' And Turnin'"は、R&Bでは10週連続、ポップでも7週連続首位をキープするという快挙でした。

マーヴェレッツの"Please Mr. Postman"はモータウンにとって初の全米No.1シングルとなりました。ミラクルズもポップ2位と好成績。モータウンがこの60年、61年に契約したアーティストは、メリー・ウェルズ、コントゥアーズ、マーヴィン・ゲイ、スティーヴィー・ワンダー、シュープリームス、テンプテーションズと、この後のモータウンを支える重要なアーティストが集まりだしていました。

とにかく、この年のR&B1位の各曲は、全米43位のボビー・ブランドを除き、全てが全米Top10内に入るという結果でした。ある意味では、白人リスナーを意識した、キャッチーでポップな楽曲が多くなってきたというのが特徴だったと思います。

ちなみに、The Jive Fiveは、ブリティッシュ・インヴェイジョンの波にも負けず、生き残った数少ないドゥーワップ・グループといわれています。

(2022/01/25)

ch.2

シビレさせたのは誰 (2022/01/14)
ブロンクス・スタイル (2022/01/15)
ツイストが2度輝けば (2022/01/21)
太陽を探せ (2022/01/22)

Romancing the '60s

ch.1

1.1959年のNo.1ヒットソング (2021/12/31)
2,1960年のNo.1ヒットソング (2021/12/31)
3.1960年のヒットソング (2021/12/31)
4.インストゥルメンタル・ヒット (2022/01/04)
5.60'Sポップスの夜明け (2022/01/05)
6.R&B、ソウルミュージックの躍進 (2022/01/07)

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