Songs for Today's Birthday 2/8 - Terry Melcher

Terry Melcher

テレンス・ポール・ジョーデンは、歌手・女優のドリス・デイと最初の夫でトロンボーン奏者のアル・ジョーデンの間にニューヨークで生まれました。母親は息子をテリーと愛称で呼んでました。ドリス・デイは、2番目の夫であるサックス奏者のジョージ・ワイドラーと離婚して、彼女のマネージャーとなり、多くの作品をプロデュースすることになるマーティン・メルチャーと結婚して、メルチャーはテリーを養子にしました。

1960年代前半、メルチャーはブルース・ジョンストンとデュオのブルース＆テリーを結成。このデュオは64年"Custom Machine"(#85)や"Summer Means Fun"(#72)などのヒットを飛ばしました。メルチャーとジョンストンはリップ・コーズというグループも作り、"Hey Little Cobra"が全米ポップ4位を記録するヒットとなりました。その後、ジョンストンはビーチ・ボーイズに参加することになります。

1960年代半ばには、メルチャーはコロンビア・レコードのスタッフになり、バーズと仕事をするようになりました。彼はボブ・ディランの"Mr. Tambourine Man"とピート・シーガーの"Turn! Turn! Turn!"を取り上げヒットさせ、2枚のアルバム『Mr. Tambourine Man』と『Turn! Turn! Turn!』をプロデュースしました。

メルチャーはビーチ・ボーイズのアルバム『Pet Sounds』に参加して、"That's Not Me"と"God Only Knows"でタンバリンを演奏し、またMonterey Pop Foundationの理事を務めて、67年のモントレー・ポップ・フェスティバルではプロデューサーを務めました。