Songs for Today's Birthday 7/4 - Fred Wesley

Fred Wesley

フレッド・ウェズリーはジョージア州コロンバスの高校教師とビッグバンドのリーダーの息子として生まれ、アラバマ州モービルで育ちました。子供の頃はピアノを習い、後にトランペットのレッスンを受けました。学校ではバリトン・ホルンとトロンボーンを吹いていましたが、12歳頃に父親がトロンボーンを持ち帰り、トロンボーンに転向しました。

1960年代から1970年代にかけて、彼はジェームス・ブラウンのバンドの中心メンバーとして活躍し、"Say it Loud - I'm Black and I'm Proud "や "Mother Popcorn "など多くのヒット・レコーディングに参加、"Hot Pants "などの曲の共作を手がけました。サックス奏者のメシオ・パーカーを引き立てる彼の滑らかなリフと刺激的で正確なソロは、ブラウンのR&B、ソウル、ファンク・チューンに楽器のパンチを与えました。1970年代にはブラウンのバンド、J.B.ズのバンド・リーダー兼音楽監督も務め、グループの作曲とアレンジの多くを担当しました。Fred Wesley & the J.B.s'の "Doing It to Death "のレコーディングに彼の名前がクレジットされ、この曲は100万枚以上のセールスを記録し、1973年7月にはR.I.A.A.からゴールド・ディスクを授与されました。1975年にブラウンのバンドを脱退し、ジョージ・クリントンのパーラメント＝ファンカデリック・プロジェクトで数年間活動しました。

ウェズリーは1978年にカウント・ベイシー・オーケストラに参加し、ジャズ界で力を発揮するようになりました。1988年にリーダーとして初のジャズ・アルバム『To Someone』をリリース。その後、1990年に『New Friends』、1991年に『Comme Ci Comme Ca』、ライヴ・アルバム『Swing and Be Funky』、1994年に『Amalgamation』を発表しました。

1990年代初頭、ウェズリーはジェームス・ブラウン・バンドの同僚だったピー・ウィー・エリスとメシオ・パーカーとJBホーンズとしてツアーを行いました。エリスの脱退により、バンドはメシオ・パーカー・バンドとなりました。ウェズリーは1996年に自身のバンド、フレッド・ウェズリー・グループを結成するまで、パーカーのトロンボーン奏者として活躍しました。

ウェズリーは、1994年にサンディエゴのソウル・ジャズ界の大御所ザ・グレイボーイ・オールスターズと『West Coast Boogaloo』というアルバムを録音し、1995年、1996年、そして2012年にも同バンドとツアーを行いました。

ウェズリーの35年のキャリアには、レイ・チャールズ、ライオネル・ハンプトン、ランディ・クロフォード、ヴァネッサ・ウィリアムス、SOSバンド、カメオ、ヴァン・モリソン、ラッパーのデ・ラ・ソウルなど、さまざまなアーティストとの共演やアレンジが含まれます。他にも多くのアーティストが彼の作品をサンプリングしています。2002年、ウェズリーは『Hit Me, Fred: Recollections of a Sideeman』というサイドマンとしての人生についての自伝を書きました。また、2002年には『Wuda Cuda Shuda』というアルバムを録音しています。

ウェズリーは、2004年から2006年までノースカロライナ大学グリーンズボロ校音楽学部ジャズ研究科の非常勤教授を務め、現在はバークリー音楽大学やシカゴのコロンビア大学など数多くの学校で客員アーティストとして学生を指導しています。