ハリケーン或はピメンチーニャと呼ばれたブラジルの至宝、エリス・レジーナ #17
Elis (1973)
公私ともに良きパートナーとなった、セザール・カマルゴ・マリアーノと組んで発表した2枚目のアルバムがこの『Elis』です。エリスとタイトルに付けたアルバムは、これまで66年、72年とこれで3枚目になりました。
収録楽曲をみると、ジルベルト・ジルとジョアン・ボスコがそれぞれ4曲ずつ書いています。ジャケット写真を見ると、表は今までと違い表情を見せない俯いた構図、裏ジャケは凛とした決意を感じさせるような姿が捉えられています。
エリス・レジーナの1970年代作品の中でも、特に穏やかで繊細なムードを湛えた作品に仕上がっています。