3 つの動画撮影モード
動画撮影には、「ビデオ」「スロー」「タイムラプス」の3 つの撮影モードがある
「ビデオ」モード
動画撮影で一番よく使うモード。静止画と同じようにAE/AF ロックが使えるほか、フラッシュをオンにすることでライトを常時点灯させながら撮影することもできる
便利なのが、撮影中に◎(シャッターボタン)をタップすると、静止画を切り出せる機能です。解像度は約8M ピクセル相当(3840x2160 ピクセル)になり、通常の静止画撮影より画質は落ちますが、動画を撮りながら静止画を残せる。しかも、シャッター音が鳴らない
「ビデオ」モードで撮影する動画の解像度とフレームレートは、最高で4K/60fps、最低で720p HD/30fps。
「設定」アプリで変更できる。画質を上げるとファイルサイズも大きくなるので、ストレージの容量と相談しながら最適な画質を選ぼう
「スロー」モード
120fps 以上の高速撮影によってスローモーションビデオを撮影する。動きの速い被写体を撮影して決定的瞬間を表現するのによく使われるが、風の強い日や、雨の流れる様子、焚き火など動きのある風景を撮影してもおもしろい効果が得られる
編集画面でスローモーションの開始と終了のタイミングの変更(上のバー)や動画のトリミング(下のサムネイル付きのバー)ができる
スローモーションを開始/ 終了するタイミングは撮影後に自由に変更可能。スローモーションではない通常の動画として残すこともできる
「スローモーション」モードで撮影する動画のフレームレートは、120fps と240fps の2 種類。「設定」アプリで変更できる。fps は1 秒間に撮影するコマ数を示す単位。240fps なら1 秒間に240 コマの動画を撮影できるため、20fps の2 倍の情報を撮影できる。
動きの速い被写体を撮影するのにおすすめだ。解像度は最高1080p HD(端末により異なる)。画質を上げるとファイルサイズも大きくなるので、ストレージの容量と相談しながら、最適な画質を選ぶことになる
「タイムラプス」モード
タイムラプス動画
「スロー」モードとは反対に低速度で撮影し、コマ送りの動画を撮影できるのが「タイムラプス」モード。流れてゆく雲や影の動き、道を歩く人の流れなど、数時間単位でしか捉えられないような動作を撮影するのに向いている。フレームレートは自動で調節されるiPhone の場合、スマートフォンという特性を生かして、移動しながら撮影するという使い方もよく見られる。
長距離あるいは長時間の移動をギュッと凝縮して表現できるので、ドライブや旅行の記録などにもよいかも知れない
DIGITABLE 2018.06