
環境に配慮した糸、生地、製品のことをよく知らずに購入してませんか?
コットンのTシャツ1枚作るのに、約900日分の飲料水が使われてるって知ってましたか??
約900日分の水、その他の資源も使って、1枚1000円以下の製品などが販売されているって驚きですよね。
さすがに、水などの資源を使いすぎだろうということで、各社が環境に優しい製品を作り始め、その成果を評価する機関が多く現れ始めました。
いろんな環境配慮の指標や認証機関が出来たのはいいものの、1消費者として、いろいろありすぎて、わけがわからなくなってきました…
仕事で使う場面もありそうなので、繊維関係の認証をまとめていき、タグの意味を知って製品を購入していきたいと思います。
以下、メモ書き段階です!
素材全般に関する認証
TE(テキスタイル・エクスチェンジ)
環境に優しい繊維製品(リサイクル繊維使用など)を対象とした国際的な認証機関
環境に配慮した繊維素材の普及を進める国際NGO
化学素材
RCS
リサイクル基準
製品に含まれるリサイクル材料に関する認証基準
天然素材
OCS
オーガニックコットン基準
動物素材
RWS
動物福祉・環境基準をクリアした羊毛認証基準
RDS
動物福祉などをクリアした羽毛の基準
製品に関する認証
NITE
製品評価技術基盤機構
TEの認証制度の認定機関
エコテックス スタンダード100
肌に直接触れる製品に使用される素材について、350を超える対象の有害物質が検出されない製品であることを証明する認証
取得ポイント!
認証を受けるには、製品の生地やボタンなどの付属品、表示ラベルのインクなど全ての資材、部材が厳しい検査をクリアする必要があります。
認証する機関は世界で18機関あります。
一般財団法人ニッセンケン品質評価センターが国内での認証を行っています。
注意点:生物活性物質や難燃物質を含んだ薬品は、特例を除いて、認証されません。
素材〜製品に関する認証
GRS(GLOBAL RECYCLE STANDARD)
RCSに加え、社会・環境・化学的要件を含めた製造プロセスにおける認証基準
取得ポイント!
・入出荷記録、在庫管理方法などトレーサビリティが確かであること
・最低賃金、労働安全、児童労働禁止など社会的要求事項を満たすこと
・電力使用量や排水規制など環境的要求事項を満たすこと
・REACH SVHCを満たす、ZDHC MRSLの適合証明を有するなど化学物質規制を満たすこと
注意点:
全てのサプライチェーンの労働環境、使用薬品などを審査
FSC
Forest Stewardship Council:森林管理協議会は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体。
レーヨン、キュプラなど木材から作られる製品に有効?
取得ポイント!
FSC認証製品は、最終製品になるまでの生産、加工、流通に関わるすべての組織が認証を受けなくてはなりません。