【夢日記】小さな祠の夢(2024年7月1日)
森の中を歩いていた。肩にはイタチかオコジョのような生き物を乗せている。ちょうどタオルを首にかけているような感じだ。
この生き物はペットとして一緒に暮らしていて、散歩に連れてきたところだった。
森をあてなく歩くと、生まれたての仔猫が通れるか通れないかくらいの小さな鳥居があり、その後ろにこれまた小さな祠があった。足元を見ていなければ踏みつぶしていたかもしれなかった。
その祠の手前には小銭入れのような賽銭箱があり、罰当たりかなと思いつつも興味本位で中を覗いてみた。すると中には大量のハゼの実、いわゆる「ねずみの小判」が入っていた。
鳥居には、読み方は分からないが漢字らしきものが書いてある。何を祀った祠だろうか。いやいや、触らぬ神に――と思いつつも、気になって写真を撮り、Googleレンズで調べてみた。
するとあるブログがヒットした。その漢字のことについて書いてある記事だ。いわく、
「鼬をつべるなんて聞いたことないな、本当かな? というか日露戦争の慰霊のための漢字と鼬がどう関係あるんだろう?」と考えていたら、肩に乗っていたイタチだかオコジョだかが急に地面に下りて(散歩中に肩から降りるのはとても珍しい子だった)、その場で丸くなった。
「キュイキュイキュイ」と細く鳴きながら、だんだん体が小さくなっていく。そして鳥居をくぐれるくらいの小ささになると、実際に鳥居をくぐっていった。少しずつ小さくなりながら進み、祠の手前の賽銭箱のうえにちょこんと座った。最後にはハゼの実のような丸くて小さなものに変わって、賽銭箱に吸い込まれるように落ちて行った。
場面がホワイトアウトして、私は走行中の車の助手席に座っていた。見知らぬ男と親しく話していた。これはどうやらTwitter(どういう訳か、Xという呼び方が定着しつつある)のフォロワーらしい。車は高速道路を走っていて、それで思い出した。あるサービスエリアのご当地ソフトクリームが話題になっていたので、この人と食べにいくことになっていた。この男はネカマだった。
目的地のサービスエリアに到着してさっそくソフトクリームを食べた。なんの変哲もない、普通のバニラソフトだった。
「なんか・・・ふつうだね」というと男は「え、そう? バニラって珍しくない?」と言った。私はわざわざ遠出して食べたのが普通のバニラソフトだったことに心底がっかりした……。
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