アラブの魅力にハマりまして
こんにちは、Namoです。
イスラム教への関心とリスペクトがこの旅を通じて大きくなっていることに気が付きました（!）
理由は、最近モロッコ、エジプト、ヨルダンと旅をしており、イスラム教に触れる機会が多かったこと。また、couch surfingを通じてホストからイスラム文化について沢山教えてもらう機会があったから
過去に海外で宗教の話はタブーと教わったが、言葉通り『宗教の話をすることがタブー』なのでは無く、無知な上でその話題を持ち出すことがタブーだと私は思う
リスペクトを込め、その上で話せば相手も快く心を開いてくれて互いの違いを理解しようと努めてくれるのだ
現にこの旅で出会った人と宗教の話をすることも多かった、初めましてで5分10分の関係性の人と話す話題では無いとは思うけど。
日本の宗教を海外に説明するのって難しくないですか？他国のようにこれと言って特定の宗教も無いし、色んな宗教が日本の文化や生活に入り混じってる
例えば新年に神社や寺に行く、結婚する時に、教会や神社に行くという風に
日本の文化を英語で上手く伝えられるように日々奮闘中、海外の友達が日本に興味を持って質問してくれた数だけ私もより日本を知れる。それは、世界旅行に行って良かったと思えることのひとつの理由
日本の教育（少なくとも私が受けた教育）だと、宗教について深く教えることはない
過去の私は宗教の名前と、どの地域でそれらが信仰されているかくらいしか知らなかった（恥ずかし）
一方、私が出会ったシリアガールは、学校でイスラム教の授業があったとのこと、自国の主宗教はしっかり幼少期より家庭、社会で学んでいることが分かった
しかし、世界中を旅行する上で各宗教がどんな信仰であるか、その成り立ちを知ることはその国の歴史や暮らしを深く知る重要な役割を果たす
私は先日エジプト滞在中、『漫画で読破 コーラン』というイスラム教を分かりやすく日本語で描かれている漫画を読んだ
イスラム教を100%理解する為には勿論アラビア語を理解する必要があるので私はあくまで入門編で概要をさっくり網羅したに過ぎないですが、
この漫画やムスリム（イスラム信仰者）の友達から教わって興味深かった点がいくつもある
1番は、彼らの名前について
私たち日本人の感覚で言えば本名は『姓＋名』になるが、彼らは《名前+父親の名+祖父の名+姓》となる。それは、代々受け継がれる家族の繋がりを大切にしているとのこと、全ての行動はファミリーネームに恥じないように意識して行動していると教えてもらった。
この話を聞いてハッとしたのは私は自分の祖父の名前を知らないこと。祖父は私が産まれる前、父が学生の頃に亡くなっているので会ったこともなければ遺影の写真1枚のその表情しか知らない。
毎年お墓参りに行ってるが、私は祖父のことについてあまりにも知らなすぎる。お墓参りというものを親戚が集まる会と誤った理解をしていたようだ、私が今ここに居るのも先祖のお陰なのに
次帰国した時は、父に祖父の話を尋ねてみよう、それは父にとっても、自分の親を思い出す良いきっかけにもなるかもだし
他にも、1日5回の礼拝の儀式も私にとっては新鮮に感じた。礼拝の時間になると町中大きな音のアザーン（礼拝の時間を知らせるアラームのようなもの）が流れる、最初は音が大きいと感じていたアザーンも旅を続けるうちに生活音のように思えていた。
礼拝は、必ずしもモスクや礼拝部屋で行うのではなく、仕事場や、道路でも行っている姿を度々見かけた。
一度だけ礼拝の時間のモスク内を見学させてもらえる機会があった（本来非ムスリムは礼拝の時間のモスクへの立ち入りは禁止されていることが多い）。メッカの方向を向いて小さな子供までも祈りを捧げていた、モスク内で自撮りをしたりワキャワキャしている若いムスリムガールもいたり信仰の自由度も近くで感じることができた
そうそう、ムスリムの女性と言えば身体のラインが目立たない服装に髪の毛をヒジャーブ（スカーフ）で覆っているが、規定の中で彼女らなりの個性やオシャレを表現しているのが素敵に感じた
※勿論国によっては、法的に服装の規定があり自由度は異なる
中東、イスラムって日本にいると、少し怖いイメージが植え付けられがちだけど、自分の目で見ると全く違う。こんなにも愛に溢れて、美しい人々達が暮らしていたなんて
外国人、非ムスリムの私はイスラムの文化を強要される訳ではないけど、彼らへのリスペクトを込めた身なりや行動をしたいと思う。
まだまだ知らないことだらけだけれど
旅をする中でまた少し世界の一部を知れた気がするの
たらたら書いてしまったが、つまりは中東沼に落ちてしまった私なのである
もっともっと他のアラブ諸国に行きたいな ~
