カリモク60 限定Kチェア "日本の木とKチェア"シリーズ 栓(セン)ってどんな木材?
ご好評いただいているカリモク60スプリングフェア。
3/1〜3/31の期間中、カリモク60製品5万円以上のご成約で モケット生地で作られたポーチをプレゼントしています。
なお、スプリングフェアに合わせ
限定Kチェア ”栓(セン)"が登場。同じく3/31までの間 ご注文を受け付けています。
"栓"という木、皆さんご存知でしたか?
恥ずかしながら私はこれまで全く知りませんでした。
栓(セン)。別名 ハリギリ、ミヤコダラ、テングウチワ、ヤマギリ。
別名を聞いても全くピンと来ません。。。
が、ケヤキに似た美しい木目をもち、手触りは滑らか、軽いのに強さがあり
欠点があまりない木材なのだそう。
加工もしやすく、太鼓やギター、 下駄やお賽銭箱なんかにも使用されているそうで、意外と身近にあった木材なのか…!と驚きました。
さて、この限定Kチェア。
【日本の木とKチェア】という 国産木材を使用したKチェアのシリーズ第一弾として登場したものなのですが、この国産木Kチェアシリーズ
家具製造の背景、日本の林業についても しっかりと目を向けて発案されたものなんです。
日本の森林の面積は67%。フィンランドに次いで世界で2番目に森林の割合が多い国であり、世界有数の森林大国なんです。
(じゃあもう 日本ってほぼフィンランドじゃ〜ん!)
なんですが、日本での木材の自給率は約40%。
フィンランドはどんなもんかと調べてみたら、約120%。
(日本、ぜんぜんフィンランドじゃなかった。前言撤回!)
なんでそんななん〜。
と、思ってしまいますが そこにはいろいろと難しい日本の林業の現実が….。
国産材が使用されない背景には、
日本の森が多種・少量の木々で構成されていることも関係しており、
どうしても、大きくて加工のしやすい輸入木材に頼ってしまったりするわけですね
。
結果、管理されない森が増えてしまい 土地が痩せて荒廃していく…という
悲しいことになっているんだそう。
そんな日本の林業へ貢献することまで考えられた国産材のKチェア。
2024年は これからさらに4種類の国産材Kチェアの生産が決まっています。
いや、ほんと
家具屋なのに 全然知りませんでした。家具が日本の林業と繋がっているという意識も正直薄かったです。
ビジネス的にSDGsが濫用されているような世の中。
「サステナブルってなんやねん ほんまに」と日々考えさせられます。(なんか関西弁になっちゃうな なんでやろな)
本当のSDGsを理解させてくれるカリモク家具さんに感謝です。
と、木材の説明から ちょっと難しいお話になりましたが
そんなお話を置いておいたとて まず第一にカッコいい 栓のKチェア。
Kチェアは 木材と張地をお選びいただける 「パターンオーダー」に対応しており
た「ウォールナット色」「モカブラウン色」や ブナ材を使用した「ピュアビーチ」、ナラ材を使用した「ピュアオーク」のバリエーションをご用意しておりますが
こちらの限定Kチェア 栓(セン)は上記のバリエーションとはまた違った い〜い雰囲気。
色味としてはピュアオークに近いですが、柾目(木目の縦線)や杢目(複雑な形の木目)が出ているので 和風にも感じますし
カリモク60特有のレトロ感はかなり薄い(と、私は思う)ので モダンインテリアにも非常によく馴染みそうです。
日本とスカンジナビアのインテリアを合わせた ジャパンディ (japandi)なんていうジャンルがあるようですが、そんな雰囲気にもマッチしそうだなーなんて
妄想していました。
お値段は
1シーターで ¥55,990 (張地:スタンダードブラック)から ¥112,090(張地:マハラム)
2シーターで ¥87,450 〜 ¥209,000。
ん?
ya、やすくないですか?限定品なのに!手間がかかっているのに。
ん〜、日本の木。なんだか本当に欲しくなってきちゃいました。
お店では 栓の板サンプルをご用意しています。
パターンオーダーの張り地組み合わせにについては
色味の近いピュアオークのシミュレーション画像を参考にご提案もできますので
是非ご相談くださいませ。
お待ちしております!
加藤(こゆき)