工業デザインの代表格、チェスカチェアがやってきた。
数日前に、アパートメントへ 新入り展示品がやってきました。
それがこちら、チェスカチェア。
おしゃれなあの人のお家、おしゃれなあの店、どこかでご覧になったことがある方も多いのでは。
デザイナー、マルセル・ブロイヤーによって1928年に発表されたチェスカチェア。
20世紀のデザイン史におけるアイコン的チェアと名高い名作チェアです。
ん?1928年て…ほぼ100年前!!!!
こんなにも洗練されていて、なんだか近未来も感じるような革新的なデザインが100年も前に….!?すごいなあ。
一般的な4本脚と違い、カンチレバー(片持ち梁)構造という建築の構造が取り入れられているチェスカチェア。(片方は固定されており、反対側が自由になっている構造です。)
後ろ足がないので座る時はちょっと不安になったのですが
カンチレバー構造特有のサスペンションが心地よく、座面と背もたれがほどよくしなって体にフィットするのがわかりました。全体的にすっきりとして軽やかなのに、座った時のしっかりとした安定感はなんだか不思議。デザインの妙!
もともとこの、片方固定のカンチレバー構造というのは橋や建物に用いられる工法だったんですって。
簡単に言うと、"美しいのに強い"というのが特徴ですかね。
上にも書きましたが、チェスカチェアは大昔にデザインされたイスでありながら
そう思わせない普遍的なデザインの魅力があります。だから、
モダンな部屋にも、クラシックな部屋にもぴったり。
アパートメント3Fにもすっと馴染みました。
はい。
"美しさと強さ"
"魅力に本質と根拠があること"
"スチール×ラタンの 無機/有機 =甘辛ミックス"
チェスカチェア実物を見ての、私の感想をまとめますと。
「こういう女になりたい」
以上です。
加藤でした!(^_−)−☆