「軍艦少年」観た
映画「軍艦少年」観てきました。
普段映画館に行くことはあまりないのだけど、寛ちゃん出てるし、何気なく読んだ取材記事からビシバシ熱量が伝わってくるし、これは観いかなきゃな、と。
結果、めちゃくちゃよかった。
Noteに残しておきたいな、そう思ったけどしっかり文章にしようと思うと時間がかかっちゃうので、印象に残ったシーンをばらばらとあげていきます。
以下、ネタバレ注意。
――――――――――
・冒頭、グレる前の海星。黒髪キラキラ無邪気な男子高校生の佐藤寛太ちょーかわいい~~~~!!!!!と思ったのもつかの間、そんな邪念は一瞬で消え去り、あっという間にストーリーに引き込まれた。
・さ、小百合ママ、、、;;
・廊下から病室をのぞき、父と母のやり取りをみて立ち尽くす海星よ;;。
・飛び蹴り~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
・玄海パパ;;
・海星は喧嘩をしても金髪にしても、決して根っこが腐ったわけじゃないんだなとちょっとした会話や仕草から見えて安心する。この子は大丈夫。
・巌さんと泉ちゃんの存在に救われる。二人がいてくれてよかった。
結ちゃんは海星に通ずるメンタルの持ち主だなあと思ったり。強くてまっすぐ。
・お百度参り、「ほんとにやってたんだよ(笑)」くらいのテンションで小百合さんに報告したら小百合さんが泣いてしまって面食らうシーン
・朝早くに起き抜けで髪を解きながらドアを開ける海星が爆イケでびっくりしたな、、
・「最後の最後に小百合を一人にしてしまった」と嘆く玄海さん;;
・両親ともいなくなったら自分はどうすればいいんだと吠える海星。ただの反抗心や怒りではなくお父さんに立ち直ってほしいという想いが;;
・ところで、この町の治安大丈夫ですか…?
・純はきっと、ああすることでしか自分を守れなかったんだよな。海星もそれはきっと理解したうえでラストにああして“根性を叩きなおした”。本当の友達になるために。
・「お前がどうにかするんだよ!!!!!」
・土下座しに行くシーンでちゃんと丁寧語で話す海星。ねえ、ほんと、根はいい子なんだよ、、。
・ラスボスと戦ってるとき、一瞬スローモーションになって海星の顔がアップになるんだけど、その時の瞳がほんとうにすごい。
・軍艦島の荒廃した景色に映える真っ赤なジャンパーと金髪のコントラスト。スケッチブックを見つけた海星。笑うようにボロボロと涙を流す。
・黒板に残る若かりし頃の両親のメッセージ。文字を拾うと【海星】。
・結ちゃんの絵による「軍艦少年」のタイトル回収が好きでした。ここに描かれている海星はどんなことを考えながら島をみたてのかな。
・ラストで玄海さんがラーメン屋再開したシーン、海星によってつくられた壁の穴はメニューの紙をずらすことによりカモフラージュされててちょっとほっこりした
――――――――――
俳優、佐藤寛太の“本気”を見ました。全身全霊で坂本海星を生きていた。
特に今作をみて思ったのは、彼の「目/瞳」は俳優として本当に武器だなと。人間の感情は喜怒哀楽だけで表せないくらい複雑で、その複雑さをリアルに宿す、まっすぐな寛太の目。演技が上手い下手以前に、寛太のまっすぐさに由来するものなのかな。軍艦少年にはそれがぴったりとハマっていた。
公開時に寛太が「届けー!!」ってSNSに投稿していたけれど、確かに届きました。寛ちゃん、届いたよ。
劇団のファンなのでどうしても寛太中心の感想になってしまうのだけど、キャストみなさんハマり役で本当に素晴らしかった。個人的には、山口まゆさん、今後すごく注目したい。
映画って、ここが泣きどころ!大サビ!!という箇所があるものが多いと思っていますが、軍艦少年はそうではなく、再生までの過程と過去の回想というストーリー展開の中で、とにかく何度も泣かされるんです。でも、決してお涙頂戴シーンが用意されているわけではなくって、登場人物たちのちょっとしたやり取りがほんとに泣ける。
約100分間、涙腺激ユル人間の私は泣き通しでした。心あたりがある人はアイメイク薄めで劇場に行くことをお勧めします。上映館が減っていってるのがもったいないな。もっとたくさんの人に届いて欲しいし届くべき作品だと思う。