見出し画像

人生の帰路(1)偏差値40から偏差値60の大学へ編入した話。

人生にはどんなことにもでも選択肢はつきものだし、選択の数々。
小さなことで言えば、今日の朝ご飯は食べるか、そのまま昼まで寝てしまおうか。

大きなことで言えば、今の会社でこのままもう少し頑張って働こうか、転職してやりたいことを探す旅にでるか。

悩んで、色々行動して、色々な人の話を聞いたり相談したりする。でも...

結局は自分で道を選ぶ。

心理学のアドラーが『嫌われる勇気』に書いたように「馬を水飲み場までもっていくことはできるが、その馬が水を飲むかどうかは馬しか決められない」とある。
これは、他人に好かれようと努力しても結局は自分のことを好いてくれるかどうかはその人が決めることなので、無駄な努力はやめようという意味の文。

これは、自分自身の人生の選択肢にも当てはまるとなんとなく思ってる。少し違うのは、自分の選択肢を決めるための行動は決して無駄ではないということだと思う。でもいくら、色々な体験をしたり話を聞いたりしてウズウズ迷ってても、会社をやめる!や学校をやめる!留学する!起業する!はその人の意志でしかない。

今回、ここで書くのは、私が大学を編入する選択肢を選んだ話。
直近で編入を迷っている人限定になるかもしれないが、今悩んでいる人の一つの参考になればと思います。

結果からいうと、編入してよかったです。この選択肢は大成功です。
この選択肢に進んだ自分、ありがとう!

・・・という動機が1つと、もう1つは自分自身また一つ大きな選択肢に悩まされているので、過去の整理のつもりで書いています。

❶経歴

ざっくりと書きます。
①偏差値50の高校に入学
(どうしてもやりたい部活動がある学校だったので)
    ⬇︎
❷偏差値45〜50の短期大学に入学
(すぐに働こうとしか考えておらず、何がしたいとかなかったので)
    ⬇︎
❸卒業後一年間勉強して、偏差値60の有名国立大学に編入学

ここでは、❷と❸についての選択肢を書きます。❷の後半は、編入しようと決めた動機になります。❸のは編入予備校選び、勉強の葛藤とかですかね。

❷偏差値45〜50の短期大学に入学

ここは、後悔の部分です。人間、後悔や怒りがなければ上の目標を設定し、奮闘しないと思います。なので、失敗してよかったです。
単に自転車で通えてすぐに卒業できる、かつ指定校推薦なので勉強しなくていいという3つの安易な理由から、こちらの大学を選択しました。
実際、入ってみると勉強内容も全く興味がないし、学部にいた人間とはウマが合わないし(あわせようとしない自分もいたかもしれない)で、ひとりぼっちでした。入学してすぐ『嫌われる勇気』を読んでいたので周りの友人は引いていたそうです。尖っていたのかな笑
そして、短期大学なのでいよいよ就活の時期が迫ってきました。
その時、このようにふと考えたのです(中学の人たちは賢さがピンからキリだったので凄い大学へ言ってる人もいたのも関係していたのかも)

「同じ脳みそがあって同じ時間があるのに、人生に差が出るのはなんだか悔しい。せめて、MARCHレベルの人と同じ脳みそにまで基準を合わせてから社会にでたい!」

負けず嫌いな性格があったので、社会に出た時に同い年の賢い人にコキ使われたりやりたいことが賢い人にしかできずに私は雑用をするのではないかと考えたたら、ぞっとして勉強しよう!と思ったのです。

でも、何を勉強しようと思いました。ここもある意味、選択肢ですね。
うーん、と考えていると「経済学部」ってどんな大学にも絶対あるよな、そして入学してる学生が一番多いよな、なんでなん?なに勉強してる学部なん?っていう無知から経済学部の授業を聴講しました。

経済学、めちゃくちゃ面白い!!

何が面白かったかというと、人の行動をグラフや数式で示すことができるところです。潜在的に、人の行動・心理学に興味があったのでしょう。
それで、もっと勉強したい!と思い、経済学部への編入を試みました。

●ここで、編入しよう!と思った選択肢の過程は、
(目標)頭よくなりたい→(選択したこと)編入の勉強を通して基礎の勉強をしよう→(決断したこと)結果としていい大学に入学してもっと勉強をする

●さらに、経済学部に編入しよう!と思った選択肢は単純で、
経済学部めちゃ面白いし、就活の時に縛られた選択肢はない!です。

編入への選択肢は割と道筋がありますが、経済学部への選択肢は完全に興味です。その掛け算で、「経済学部への編入を目指します」

編入に悩む人は、学歴ロンダで迷っていたり、今の学部が面白くない、今の学部が専門性高すぎて就職先がほとんど縛られるので変更したい、など色々な理由はあると思います。さらにその人自身の能力があります。もともと頭がいいのでそつなく編入できる人や、全く勉強できないし嫌いだし英語なんで読めないよ!って人がいます。そっなくこなせるなら予備校なんか考えず勉強の仕方を知ってるからちゃっちゃと勉強する。勉強できないよ!なら、編入するかどうかまず選択して、その後に予備校の選択をするのが王道かなと。

上の悩みにざっくり答えると、下記のような感じになると思います。

⑴学歴ロンダしたいから、編入する!
→まず、自分が勉強好きか知ってください。なんでもいいので、勉強してみてください(一ヶ月ほど)。無理!続かない!そして、無理に勉強してまで学歴どうでもよくなった!って思ったら、予備校に課金だけして無駄な時間を過ごす前に気づけてラッキー!です。他に好きなことを見つけましょう。(因みに、わたしは勉強無理!だった人ですが、それ以上に絶対今よりいい大学いったんねんっていう野望が強すぎて耐え抜いて勉強してました、そしたら慣れました。強い野望があるなら、がんばれ!)

⑵今の学部が面白くないから、編入する!
→これは会社にも言えることだと思います。今の会社でやってる仕事が面白くないから転職する!人は、結局やりたいことが明確ではなく現場からの逃げなので失敗します。今の環境で、できること探してみましょう。会社の場合、見つけられなくて精神的にもきついなら精神疾患になってしまうので、転職も1つの道かもしれません。でも、大学は自由です。今の学部が面白くないなら、単位だけ友人なりに任せて適当にとりつつ、面白いと思えるものを探す旅に出た方が人生が豊かになりますし、将来像も見えてきます。私も、頭よくなりたい!欲がなかったら、適当に単位とりつつプログラミングの勉強やらなんやら通いつつインターンして楽しんでたと思います。

⑶今の学部が専門性高すぎて就職先がほとんど縛られるのが嫌だから、編入する!
→これは、割と編入おすすめします。だって今しかないやん。だからです。迷う時間はありません、やりたくないことからは逃げるのもいい選択肢です。自分の人生やりたくないものに時間を使うのはもったいないよ。学歴ロンダなんて考えてないなら自分の能力に合う大学を探して編入してみよう。

ある意味、私のような「経済学が面白いから勉強したくて編入」はなかなかいませんでした(珍しがられました)。そして、誤算だったのは、「じゃあ、経済学勉強した後はどうするの?」です。面接などでもよく聞かれましたし困りました。知らんがなって感じ、これから探していくねんって。でも、ある程度決まってた方が、2年間しかない編入後生活を有意義にすごせたのかなとも。でも、明確にこれがやりたいからこの学部に編入する、という人もなかなかいません。ここら辺は、なんとなく気楽に生きていけばいいと思います。

人生プランつめてつめて詰めすぎると、楽しくないですからね。


❸卒業後一年間勉強して、有名大学偏差値60へ編入学

私、めちゃくちゃバカでした。
実は大学2年の夏から11月の編入試験に向けて半年勉強して受験したのですが5つ全落ちでした。

そこで、この編入予備校がだめなのかと思いました。
でも、1年浪人して同じ予備校(以下:A校)に通いました。

初めて選んだ時の動機は、雰囲気で合いそうだなと思ったのと、
他と比較して安いからです。

でも、結局全落ちして、予備校どうしようと思った時に、A校のB先生に相談しました。
「1浪してまでまだやりたいので、目指すなら自分のぎりぎり手が届く某大学にいきたい」と、
そしたら「いけるんじゃない、こんだけ期間あるし、本気だせば大丈夫。できないなら、優しい問題(中学英語から)からはじめよう」と言ってくれました。

お金のために、学生を増やす目的で言ったセリフなのかもしれません。
でも、私は、自分では思わなかったことをその先生はできると言って背中を押してもらえたので、自分を信じてくれるこの先生を信じようと思いA校に入学する選択をしました(又、2回目の入学になると安いというお金の面もあった。結局お金に関する部分は割と大きい)。

1年目は優しい先生やら自分に見合わないレベルの講義を受けてました。のちに書きますが、これはバカを利用してお金を搾取してたのかなと(A校だけに言えることではなく、全部の予備校にあてはまること)。2年目は、怖いけど確実に力がつくC先生の講義を受けました。
その先生が言ってました「こういう学校はカーストがあって、バカはどうしようもないのでお金をくれるものだとしか考えられてない。本当に賢い人の教材を貢ぐためにバカは予備校に入り何も得ないまま、終わる(意訳してます)」でも、こうもいってくれました「そんなバカのままで終わるんじゃなくて歯を食いしばって勉強して予備校をとことん使いまくって合格しろ(意訳)」と。だから、入校当時、B先生を信じようという気持ち(その他の先生も同様)は50%ほどになり、代わりに自分自身を信じようという気持ちが100%になりました。

つまり、バカである以上、講師からは適当に教えられることが前提であったりします。もちろん根気強く教えてくれる講師の方もいますが、勉強内容はなかなか進みません。

じゃあ、バカが予備校に入ったら何をすべきか。
講師は信じるが信じきらず(いつか裏切るだろうのスタンス)、
自分を一番に信じて、自習をしまくる。そして、質問のために講師を使いまくる。質問は、バカでも天才でもいじわるな講師以外ちゃんと同じ答えをくれます。

この考えに至るまで2、3ヶ月かかりましたし、時々どうしても成績が伸びない自分を救えないバカなのかと信じられなくなる時もありました。だけど、救えないバカはいません。救えないバカは、思想が強すぎるだけだと思います。

とにかく自分を信じて勉強する。そして、講師オリジナルテキストはあんまり信用するな。全国に展開されているテキストを元に照らし合わせながらオリジナルテキストを使え。

そんな感じです。

結局、どの予備校かどうかはお金と雰囲気で割と決まります。

どうやるかが重要なのです。ここまでひっぱってきて、なんやねん!って思うかもしれません。すみません・・・。

でも、そうじゃなきゃ色々なサイトに、編入するなら○○の予備校がおすすめ!やおすすめのプログラミングスクールは▲▲!なんてバラバラに書きません。

雰囲気と金銭で決めて、あとは自分を信じて講師を半信半疑にして戦うのみです。絶対受けるからこの予備校選んだのに落ちたじゃないか!と予備校を信じて怒るより、雰囲気合いそうだから、と選んで落ちたなら合わなかったんだな、で済みます。また、予備校を信じて怒る人は思想がより一層強くなって自分のない価値を高めがちな一方で自信がないハリボテになりがちです。卑下しながら能力をコツコツ高めていくのが一番の自信になります。

最後はタラタラ書きましたが、参考になれば幸いです。
結局、迷うなら雰囲気が好きなところ。
入ってからは自分を信じてコツコツ努力。

なんだか、これを書いているうちに自分の今悩んでる選択肢が決まった気がします。思い切って、選択肢のその先に歩んで見ようと思います。

辛さは目標へのスパイスなのかな・・・









いいなと思ったら応援しよう!