No.1 『Think clearly』 ロルフ・ドベリ (著)
一冊目は『Think clearly』 (ロルフ・ドベリ 著、安原実津 訳 / サンマーク出版)
ビジネス書というものを読んだことがなかったので、社会人にもなるし読んでみようということで、手にした一冊。
最新の心理学研究・ストア主義・バリュー投資家の思考の3つをベースに著者が導き出した「よりよい人生を送るために必要な52の思考法」が紹介されている。
続けて2度読んでみたが、全部を把握し実践するのはもちろん難しい。そこでまずは自分が共感・理解できたものから、少しずつ実践してみようと思った。
この52の思考法の中で、特に私が共感したものは、
・なんでも柔軟に修正しよう ー 完璧な条件設定が存在しないわけ
ものごとが初めに計画した通りに進むことなんで滅多にない。長い時間をかけて計画を練り、最初の条件設定ばかりきにしてもしょうがない。
大事なのはどんなに完璧な計画を立てれるかではなく、計画を実行してからいかに早く・継続して軌道修正し続けられるか。
これは仕事はもちろん、人生においても当てはまると思った。
自分がこの先どんなキャリアを積んでいきたいか、どこで働きたいか、何歳で結婚したいか、子供は何人欲しいか、マンションと一軒家どっちがいいか、、、将来のことを考えすぎても今答えなんで出るわけがない。
働いていくうちにやりたい仕事も変わっていくと思うし、考え方が変わるのも当然だ。
社会人になる上で先のことが不透明なことに不安を感じていたが、まずは新しい仕事を覚えて、その場所で精一杯努力することが今は一番大事なんだと思えた。
この他に共感したものはたくさんあるが、挙げだすときりがないので、4つだけ紹介する。
・戦略的に「頑固」になろう ー 「宣誓」することの強さを知る
・謙虚さを心がけよう ー あなたの成功は自ら手に入れたものではない
・買い物は控えめにしよう ー 「モノ」より「経験」にお金を使ったほうがいい理由
・注意の向け方を考えよう ー もっとも重要な資源との付き合い方
最後に、この本は500ページ弱あり読み切るにはかなりの労力が必要だが、それに見合う知見・発見が得られると感じた。
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