先発投手MLBは中4日、NPBは中6日。KBOとCPBLも含めて比較してみた。
近年では毎年のようにNPBの好投手がMLBに移籍するのでは?という事がオフシーズンの大きな話題になりますよね。今年も大谷を筆頭に涌井・平野・牧田等の多くの投手の移籍が取りざたされています。移籍に際し良く言われる事の1つとして、先発投手の登板間隔について話がでますよね。NPBは基本中6日なのに対して、MLBは中4日であると。
なので今回は、登板間隔ごとの割合を調べてみました。先発投手が中○日で登板するのは全体の何%なのかと言う事ですね。MLBとNPBだけでは無く、KBOとCPBLもデータの集計が出来たので4つの国の数字を纏めてみました。
MLB・NPB・CPBL・KBO の先発投手登板間隔割合
各国ごとの色がクッキリとでましたね。MLBは中4日、KBOは中5日、NPBは中6日、CPBLは中6日を基本線で5日と7日もある感じですね。
NPBでは中4日が年間1%未満で中5日と合わせても10%程。この状況からMLBに行って中4日、5日で投げ続けるというのは環境の変化は大きいですね。
*今回の登板間隔の定義についてですが、先発 → 先発 と2登板続けて先発登板した場合の間隔を集計しています。また前登板から10日以上空いたものが全て中10日以上にしています。データで「他」にあたるものはシーズン初登板、前登板が救援のものが含まれます。なので例えば4/1救援 → 4/2先発 と言う事があった場合、実際は中0日の連投ではあるのですが、当データ上では「他」に該当させています。さらに1軍登板のみを対象としています。2軍やマイナーでいつ投げたかなどは考慮にいれていません。以上の事をご理解頂きそんなもんかなくらいでご覧ください。
各国リーグの投球数
登板間隔が違えば、投球数にも違いがでるのではないか?各国リーグ投球数の多かった試合トップ10を調べてみました。
MLB
最多は6/13のクレイトン・リチャードで127球。ダルビッシュも4/29に125球とかなり多めの投球数を記録していましたね。今季MLBで120球以上を記録したのは全部で18回しかありませんでした。
KBO
最多は5/26유희관の128球。120球以上は22回ありました。ちなみに私は当然ですが韓国語が一切読めないので選手名の日本語への置き換えは機械的に変換しています。今後KBOデータを扱う際の選手名は韓・A・日の3つを表記する事が多いと思います。間違いは教えて頂けたら嬉しいです。
CPBL
最多は7/2史 博 威で126球。120球以上は数えてわかるとおりに6回。こちらも選手名を読むことができないです・・・。詳しい方教えてください。
NPB
最多は4/9西勇輝で154球。今シーズンNPBで投球数120以上は全部で187回ありました。130球以上だと51回。他リーグでは130球以上が1回もない中での51回ですので、良い悪いではなくNPBの先発投手はかなり特殊な環境に置かれていることは間違いないのではないでしょうか。
データの集計をしたので今後も他の国とのなにかしらの比較はたまにやってみるのも面白いのかなと思っています。また何かご意見・ご要望・ご感想ありましたらコメントでもツイッターへでも適当にください。
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