免税電蓄を改造し、ゲルマニウムラジオとつなげた少年の日
いわゆる免税電蓄が、学校外でのレコード初体験なのかもしれません。暑い夏の日、叔父さんの家でハワイアンを聴かせてもらいました。
その「夏の日」の1~2年後、叔父さんから免税電蓄をもらいました。今にして思えば、結婚で引っ越すための処分でもあったのかもしれません。
しばらくそのまま楽しんだ後、当時中学生ぐらいの私は、ベニヤ板で作った箱に、電蓄の内臓を移植しました。
そして、持っていたゲルマニウムラジオも内蔵し、切り替えスイッチで、電蓄のアンプ部につながるようにしました。ゲルマニウムラジオのアンテナは、内部で電灯線アンテナとしました。アンプとラジオの電気的整合の心配はしていましたが、それよりも改造への興味が先立ちました。
そうやって作ったラジオ付きの電蓄は、それなりにラジオの音も鳴ったのです。無謀でしたが、なにか大発明でもしたような、楽しい時間でもありました(感電の危険があります。改造は自己責任でお願いします)。
(「小記事の備忘録」オーディオの話題 2022.10.18の記事を移記・加筆 )
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