レザーの事 その4 ~バックパッカーの旅人~
その日はレザー教室の予約が入っていない比較的静かな午後でした。
ふらりとリュックを背負った20代前半くらいの青年が笑顔で店に入ってきて、キョロキョロと店内を見回しながら
看板に書いてあったレザー教室出来ますか?
1~2時間くらいで作れそうな小物の見本を見せながら、こんな感じでしたら今空いていますのでどうぞと、教室に案内しました。
あのぉ、申込書に記名をお願いします。
後でDMがOKのお客様用に必ず教室の前に連絡先を書いていただいているのでお願いすると
住所 ちきゅう
ちきゅう!?二度見してしまった。。地球じゃなくて、ちきゅう ←そこ?
もはやバックパッカーの彼にとって県や市は小さなことなんだなぁ。。
そんな地球規模で動いている大きな感覚の彼に、地球は漢字で描いたほうがいいかも。と伝えたい私の心は小さいのか。。。
帰りがけ、銭湯の場所を聞かれたので、ちきゅう規模の🌍彼なので大きなスーパー銭湯の場所を伝えました。
ちょっと遠かったのですが、彼にとっては多分近いと感じる事でしょう。。多分。。
【今は店舗は撤退してしまったレザーショップの教室アシスタントが書く
一期一会の思い出ストーリー('ω')ノ】
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