フリーランスの画家になりました！

はじめまして、抽象画家の あおやまゆう です！
主にアクリル絵の具を使ってキャンバスに抽象画を描いています。
絵を使ったアクセサリー制作もしています。
この度、2019年6月26日に開業届を提出し、フリーランスの画家になりました！

きっかけ

きっかけは、6年勤めた会社が唐突に倒産したことでした。

元々デザインフェスタなどのイベントに出て活動していましたが、日々の仕事が忙しく、イベント前1〜2ヶ月は常に作業に追われている状態でした。
絵を描けても月に1枚描けたら良い方。
常にいっぱいいっぱいの中、周りの人に助けてもらいながら活動を続け、いつか絵で生きていきたいと思うようになっていた頃。

その日は突然訪れ、あっという間に年末を迎え
2019年元日、無職になりました。

なりたい自分のイメージを明確にする

無職になり、とにかく失業保険の手続きをし、再就職活動を始めました。
しかし前職がニッチなジャンルであり、そう簡単に見つかりません。
そんな中で、失職する前に出展決定してたコミティアとデザインフェスタ、個展の開催の準備を同時に進めていました。

就職活動と制作活動を同時進行しながら、常に考えていたのは
『絵を描く人生にするにはどうしたらいいか』
ということでした。

今までは、絵を描き、イベント出展やグループ展などの活動をするために働いてきました。
実際、給料のほとんどをその費用に充てていました。
これからも働きながら絵を描くのか、それともフリーランスになり、絵を描くことを中心に生活を作っていくのか。

もちろんフリーランスになってすぐに生活が成り立つわけじゃありません。
知名度も人気もまだまだありません。
日々の生活費のためにはアルバイトをすることも必要になります。

でも、それでも、

『絵を描いて生きていきたい』

その気持ちが変わることはありませんでした。

覚悟

たった一枚のATC。
それがはじまりでした。

4月、ARTsLABoさん主催の「あお展」に出品しました。
A4以内一枚と、ATC二枚で申し込み、準備をし、いざ発送するぞっという所で、詳細を見直していた時に、自分の見落としを発見してしまいます。

“ATC非売品不可”

完全に「ミスった！！！」と思い慌てました。
なぜなら、わたしは今まで絵(原画)を売ったことが無かったのです。

それは単純に完成枚数が極端に少なかったこと、気に入った作品を手放したくなかったこと、様々な理由があり、常に非売としてきました。
絵を売らなければ画家じゃない、なんて言葉も嫌いでした。

それなのに、ここへきて突然の非売品不可(完全に自分のミス)。
出品費もとっくに入金済み。

そして悩んだ末、小さな覚悟をしました。

『売れるとは限らない
とにかく絵を人に見てもらいたい』

小さな小さなことですが、今となってはこの時がはじまりだったように感じます。

そしてあお展開催、一日目。
ATCが一枚売れました。

正直な感想は、びっくり、しました。
ARTsLABoさんのTwitterの購入報告を見た時、写真を見てもすぐには自分の絵と分からず、？？？となってしまいました。
そしてじわじわと実感し、最初に感じたのは『うれしい』という感情でした。

売れたことにも、売れて『うれしい』と思った自分にも、同時に驚き、そしてどちらもとても素敵なことだと思えたのです。

自分の絵をお金を出して購入してくれる人がいること。
その人の生活の中に自分の絵が存在するということ。
それは、なんて素敵なことだろう！と胸が踊りました。

今まで頑なに『売らない』と思っていた自分の概念が溶けてゆく瞬間でした。

そしてその時、『絵を売る』ということがどういうことなのか、ほんの少し分かった気がしました。

準備

ほどなくして、再就職先が決まらないまま、失業保険が終了。

その間に出展したイベントで素敵なご縁やお声がけをいただき、
心は自然と、絵を描くことを中心にフリーランスとしてやっていきたい、という気持ちになっていきました。

それから沢山のメリット・デメリットを調べ、不安要素を確認し、

開業届を提出し、個人事業主となり、画家を生業にしようと決心しました。

開業届を出そう！

国税庁のHPから印刷した開業届に記入し、提出しに行きました。

所要時間：1分

でした！

あらかじめ記入していった開業届を係りの人に提出→チェックしてもらってる間に氏名と電話番号を別紙に記入→完了！

あっという間に、すんなり、受理していただきました。

色々調べている中で、わざわざ届出を出さなくても良い、確定申告の際に認識されるから未提出でも問題ない、という言葉をいくつか見かけましたが、それでも提出することにしたのは、区切りを付けたかったからかもしれません。

開業届を出すことは、自分にとっては決意表明のように感じます。
覚悟を決めることは、その先の未来を大きく変えることだと思うのです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます！

ざっくり、『フリーランスの画家になりました！』
という報告&経緯の説明でした！

いつもTwitterやinstagram、イベント等で応援してくださってる皆さまに、きちんとご挨拶しよう、そして初めての個展を画家としてやり切ろう、という決意の表明として、このnoteを書かせていただきました。

これからは絵の話、イベントのことなどを書いていけたらと考えております。
様々なことに挑戦していくので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

個展開催中！

あおやまゆう初個展
「つめたくて、あまい」
2019年6月28日(金)〜7月4日(木)
11:00〜19:00(最終日15:00close)
SPACE K 代官山