骨盤帯の関節運動③

骨盤帯の関節運動③

<腰椎>
・椎間関節の構造
 関節面は矢状面に近く屈曲、伸展に適した構造になっているが、その椎間関節の構造のために回旋の可動域は狭く1つあたり1~3度程度となっている。過度な回旋は椎間板へのストレスとなりヘルニアなどの原因となる。

 腰部の伸展の際には椎間関節に圧迫が加わるため回旋の可動域はさらに狭くなる。

<カップリングモーション>
・腰部の複合運動(couple movement)
 脊柱は側屈動作に伴い回旋を起こすことで可動域を獲得しており、この複合運動が椎間関節や椎間板に過度な負担がかかることを防いでいる。

 屈曲-同側側屈-同側回旋
 伸展-同側側屈-対側回旋

 ※腰椎の椎間関節の構造上屈曲系の複合運動の方が可動域は広くなる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?