ヨーロッパ医薬品庁がアストラゼネカ製ワクチンと血栓症の因果関係を認めたことに関連して
EMA(ヨーロッパ医薬品庁)が正式にアストラゼネカ製ワクチンと血栓症の因果関係を認めた。
これを受けてイギリスさえも30歳未満には別のワクチン接種を推奨。
既に欧米では、ドイツ、オランダ、アイスランド、フィンランドが60歳以上、フランス、カナダが55歳以上、スウェーデンが65歳以上、スペインが55〜65歳に接種対象を限定している。
NHK配信ニュースによると「血栓の症例の多くは接種から2週間以内の60歳未満の女性」。そして、脳血栓症による死亡例が結構みられるので、致死率は決して低くないとみられる。
イギリスの規制当局によれば、「血栓が確認されるリスクは100万人のうちおよそ4人の割合」なので「接種による利益がリスクを上回る」としているようだが、それも年齢次第。
日本では、発生当初の昨年2月から今年3月までのトータルで、100万人あたりの死亡率が4人を超えるのは60代以上。
欧米主要国並に60歳以上に限定するのが、リスクと利益の衡量からの結論となる。
明日9日の衆議院厚労委員会で田村厚労大臣と議論します。