第6波死者数最大の真相と短絡的結論しか出せない専門家たち
過去の投稿再発見してくれる方がいて、見直してたら超重要な投稿(「私たちはオズに怯えるエメラルドの都の住人だ」)再発見。
今冬は、「オミクロン→持病ある高齢者が持病悪化で死亡」パターンが多かったことはTVの自称専門家医師も認める事実。
これは「インフルも同じこと」と何度か言ってきたが、ちゃんとあのLANCETに掲載された関連論文があった。
「LANCET呼吸器内科」に掲載されたフランスのコホート研究。20年12月のものだが、入院患者同士で比較した場合(母数 コロナ89,530:インフル45,819)、合併症として
・呼吸不全や塞栓系はコロナの方が多い
・心疾患はインフルの方が多い。
・脳卒中はイーブン
・人工呼吸管理やICU管理はコロナの方が多いがインフルも結構いる
・死亡はコロナの方が多いが人工呼吸器管理されるとインフルと大差ない
結局、余力のない高齢者に取って、インフルでもコロナでも季節性の上気道感染症が「最後の一押し」となって、他の疾患を併発or悪化させて死亡に至るというのは、例年繰り返されてきたことなのだ。
問題は、こういった比較解析なくして、ただ「70代以上がコロナにより持病を悪化させて死亡に至るのが多くみられる。問題だ」「だからやっぱりまん防」という短絡的結論しか出せない自称専門家たちが、政府や自治体の政策を主導している点にある。
諸悪の根源だ。