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中級編 その2

まずは「言葉」

「言葉」というものは
あいまいなものです

漠然とある環境を
「天」「地」
と名付けたのはいいのですが
明確にどこからが「天」で
どこからが「地」とは
規定できません

身体の一部を
「手首」と名付けても
どこからどこまでが手のひらで
どこからどこまでが腕だと
「手首」の位置を明確に
規定できません
「だいたいこの辺」
という感覚で処理されます

そのように
「言葉」というものの特性が
あいまいであるがゆえに
「実在」しないものを
産み出すことも可能にしました

「創造」ということです

「創造」することにより

「私はカンガルーである」とか
「私は神である」とか
「私はあなたである」とか
「熊は祖先である」とか

つまり
「熊=祖先」というように

「A=非A」
という「概念」を可能にしました

まさに「何でもあり」です

そして、さらに
この「言葉」というものを使うことにより
「概念」の伝達、共有が可能になり
それが「情報」として
人の間を行き渡るようになります

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