おじさん、朝から娘に敗北する、の巻
2021年10月18日(月)の朝、受験生である高3の長女から、朝食の席上、「パパ、『通路』って英語でなんだっけ?」と聞かれ、
「アイル。愛すれ、って書いてアイル。エーアイエスエルイー」と即答。
「じゃ、『灌漑』は?」
「イリゲーション!」
「おお!すごい!合ってる」
ここまでは良かった。
「じゃ、社会主義と共産主義の違いは?」
「(ギ・・・ギクリ!)」
「資本主義は、今の日本とかアメリカがそうだからわかるんだけど、社会主義と共産主義ってさ、社会主義の国なのに、共産党が統治してたりして、よくわかんなんだよね。パパわかる?」
「(ま、まったく分からない、っていうか、説明できない・・・)」
「パパ?」
「・・・自分で調べなさい。パパはわかるけど、説明するのに時間がかかるから、自分で調べなさい」
「は? いや、パパもわかんないんでしょ?」
「いや、パパは微妙にわかる。微妙にはわかっているけど、A子にわからせる自信がない」
「いやいやいや、じゃ、わからせなくてもいいから、ちょっと説明してみてよ」
(耐え難い、しばしの沈黙・・・)
「・・・わかりません!」
朝から高らかに完敗宣言。
「でしょ? これね、意外と盲点なのよ。社会主義と共産主義の違い」
と、娘はたんたんと答え、朝の会話は終了した。娘は間もなく、大急ぎでドライヤーで頭をかわかし、ドタバタ音を立てながら家を出ていった。
その後、俺は、ふんまんやるかたない思いで、満員電車に乗り込み、すぐにスマホでGoogle先生に問いかけた。
Google先生が以下のサイトが一番わかりやすいよ、と教えてくれた。
HugKum by 小学館
ありがとう、Google先生! ありがとう、小学館のひとたち!
今晩、これから家に帰って、娘にリベンジします。
ちなみに、資本主義⇒社会主義⇒共産主義と、人の社会は段階的に「成長」するのだそうです。いわば、共産主義とは、「社会主義をつきつめた理想の姿」なんだそうです。
資本主義では、個人や会社が資本をもつことが許される。
社会主義ではそれは許されず、国(政府)が全部吸いあげて管理・分配する。
共産主義では、さらにその上を行って、政府も消滅して、みんながみんなで作ったものをみんなで平等に分け合って暮らすのだそうです。
それが「可能」と考えるかどうか?は、あなた次第です!(関 暁夫さん風)
おわり