プロの声楽家を目指す姪っ子の話を聞く、の巻 その1
2021年9月25日、昼過ぎ、今は福島に住む妹(49歳)からLINEがあり、「今日、東京に来ていて、娘(俺の姪っ子、大学3年)と進路の話をするので、お兄ちゃん(俺、50歳)にも同席して欲しい」と。夜、3人で話したい、と。
姪っ子は、東京のとある音楽大学で声楽を学んでおり、将来、プロになりたいと思って頑張ってるはずなので、いまさら進路と言われても…、と思ったが、久々、妹にも会いたかったので、「了解」と答えた。
妹一家は、姪っ子が大学に入学した後に、旦那の転勤が決まり、姪っ子以外の家族全員で福島に移住した。一人残った姪っ子は、この夏、コロナの感染拡大も手伝って、大学(練習室)への足が遠のき、本来なら毎週受けるはずのお師匠さん(音大では大学に所属しながら個人レッスンしてくれるプロの先生=お師匠さんにつくのだそうだ)とのレッスンもひと月半も休んでしまった。
先週、意を決してお師匠さんの元に行き、案の定、めっちゃくちゃに叱られたらしい。
お師匠さんはそもそも、とにかく厳しいことで有名なオペラ歌手だそうで、姪っ子は、この師匠についた高1の頃から6年間、お世話になっているが、6年を経た今でもなお、毎回、レッスンが怖すぎて、レッスン中に逃げ出したくなるのだそうだ。
姪っ子は「だって青ちゃん(俺のこと)、何が怖いって、『ちがーう!!』って怒鳴られたあとに『何が違うか、わかる?』って聞かれるのが一番怖い。だいたい、『〇〇するのが足らなかったと思います!』とか答えると、『ぜんっぜん違う! 私の言いたいことがわかってない!』って、もう一回怒られるんだよ!毎回!」
「もう限界かなぁ。最近だと『もう、このことは何千回も指摘した! あんたは聞いてないから、何千回言ってもわからないんだ!』が、口癖なんだよね。私も、もう何を言われても、心が閉じちゃって、頭に入ってこないし、成長できてる感じがしない。先生の注意も最近だと毎回おんなじで…。出来ない私が一番悪いんだけど、先生も言うことがマンネリ化してきて、私に対して教える気力も萎えてるんだと思う」と。
この話、長くなるので、明日に続きます。
でも、今日、姪っ子と話していて気付いたことは、とっても大事なことだと思ったので2回にわけても、絶対書くぞ!
おわり