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ジュニア年代(小5)の「個」を伸ばす下克上戦略

これは力関係をひっくり返して下克上を狙うことを考えて書いた記事である。
現在レベルが高い人、強いチームの指導者は是非とも読まないで欲しい。

「サッカーはサッカーをすることで上手くなる」

このような意味の言葉を聞いたことがないだろうか?

これは言葉の通り。
サッカーのレベルアップにはサッカーをする。

当然そうなる。
但しここには「相対的な」意味合いは含まれていないのではとも思う。

つまり、相対的にレベルが下の選手が上の選手に迫り、追い越すことは想定されていない。

レベルが高い選手もみんなサッカーをしている。

これもまた事実。
何ならより質の高い練習を積み上げている。

レベルが高い子と低い子。
その力関係を変えることは現実的にかなり難しい。
より大きな差がある場合は特に。

サッカーはサッカーをすることで上手くなる

表現方法を変えてみると、

サッカーは能力の高い選手がサッカーをすることでより上手くなる

こうも言えないだろうか。

周りから「運動能力が高い」子はコツをつかむのも早く、どんどん上手くなる。
一方で「運動オンチ」な子は上達に時間がかかるかもしれない。

但し、能力が低かろうと、絶対量を投入すれば上達はする。
それもまた言えるだろう。

但し、時間も体力も有限な中で大きな力関係をひっくり返すのは容易ではない。
能力が低いが故に効率が悪く、怪我にも繋がりやすいかもしれない。

というか、そもそもやらない事が多いのではないだろうか。
その力関係、自分の位置づけを受け入れる。

そうなると、精神的にも自分が下手であることが染みついてしまう。
行動も起こりにくく、もはや逆転は不可能だろう。

もちろん、身体の成長速度の個人差で変わることはある。
運動能力の中に身体能力が含まれるからだ。

では身体の成長の変化だけで解決するかといえば、確実とは言えないだろう。
身長や筋肉量が誰しも等しいラインで落ち着くわけではないからだ。

そこで「特別な働きかけ」が解決策として必要になっていくと考える。

そんなものがあればだが、それは「ある」。
少なくとも自分はそう考えており、実感もある。

特別という言葉は言い過ぎかもしれない。
ただ少なくとも、誰しもが知っているわけではない。

そしてそれは、カラダに関することである。
サッカーのレベルが高い選手は、そもそもカラダからして違う。

これはスピードや筋力といった部分だけの話ではない。
せっかくなのでプロ逆算で考えつつ書き進めていく。

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