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ひろゆきさんの才能を表す黄色の色彩心理
「2ちゃんねる」の開設者、ひろゆき(西村博之)さんの著書『1%の努力』をお読みになったことはありますか?
2021年、2022年とヒットした本みたいですね。
数年遅れで手に取ってみたら、ひろゆきさんの生き方・考え方から学ぶというより、「これぞ黄色の性格の人の発想!」という発見がたくさんありました。
黄色の性格の人って?
私は色彩心理から人の性格を分析し、情熱的な性格の人は赤、冷静な性格は青、みたいな分類をして話をしています。
黄色の性格を一言でいうなら、ユーモアのある人。
でもユーモアの言葉の背景にある思考や価値観がたっくさんあるのです。
『1%の努力』で経験から語られたストーリーは、黄色の価値観がつまっていました。
黄色の性格の人はこんな発想で生きている
ひろゆきさんの言葉を借りて黄色の性格をご紹介していきましょう。
サボる
序文の第一声からひろゆき節で、黄色そのもの。
「サボる才能」はあるか?
『1%の努力』で主題となるのが、「がむしゃらに努力」信望を捨てよということ。
自分の能力を活かせるポジションを見極めて、最小限の力でオリジナルの地位を築くこう
がメイン主題。
自分の能力が開花しない場所で無駄な努力をするな
何でもかんでも努力で何とかなると思うな
というメッセージが「サボる」の言葉に変換されています。
日本人て勤勉で努力家といわれますから、サボることが「悪」と捉える人が一定数いますよね。
私もサボるって苦手です。
何だか時間がもったいないような、堕落しているような感じがしてそわそわするんです。
私はとくに黄色の性格があまりなく、黄色と反対の青の性格が強いので余計に。
(サボるのが悪とは思いませんけれど)
黄色の性格の人(以下、黄色の人)はその点、サボるのが上手です。
あ、褒めてますよ!
いかにサボれるか
最小限の力でどれだけの効果を出せるか
そこの頭の回転はめっちゃ早いです。
黄色の思考と完全一致しなくても
マンガを10時間ぶっ続けで読むとする。すると、「ああ、10時間もムダにしてしまったと」と考えてしまう人がいるようだが、僕の場合は違う。
「10時間もエンターテイメント業界を勉強した」
そのように考える。
この考えは私でも採用できそうです。
「サボる」を「ダラダラ」に言い換えるとこんな考え方にも。
「共同体」のような生態系の中で、きょうそうせずにダラダラ過ごせる支え合いが大事なのではないかと思うのだ。
コロナ以降「コミュニティ」の重要性が増しています。
コミュニティの在り方のひとつとして、ダラダラ(ユルい)繋がりの共同体が必要だと私でさえも肌感で感じています。
感覚的
「肌感」という言葉を出したので、感覚的な話を。
黄色の人は頭の回転が早いかしこさを持つ人が多いのですが、左脳的なかしこさではなく右脳的な感覚派です。
本を読んでいるとひろゆきさんは感覚派だろうなと思うことしばしば。
こんな一文もありました。
僕は、若いうちの貧乏体験は、できるだけしておいたほうがいいと思っている。なぜなら、給料が下がったり、リストラに遭ったりしたときに、生活レベルを下げることが「感覚的に」できるからだ。
「感覚的に」わかるかわからないか
「感覚」って言葉をサラッと使うところが感覚派な表れです。
だって左脳的な人は感覚と言わないですから。
自由
黄色の人は大多数の価値観に縛られません。
強制されること、縛られることが嫌いです。
それは物質的なこと精神的なことどちらに対してもです。
マンションや土地、車などの資産を持ってしまうと、それが差し押さえられてしまう。けれど、そういうものには昔から興味がなかった。
「ミニマリスト」という言葉が生まれたのは最近の話だが、守るべきものを手放していくと、人は自由になれる。
ホリエモンこと堀江貴文さんも住む場所さえいらないといいます。
自分を縛ることを徹底して排除する。
そこに「○○であるべき」なんて考えはありません。
まして昔ながらの慣習だから、なんてことも。
言われたとおりにしない
黄色のこどもに多いのがこんなエピソード。
僕の小学校の頃を思い出すと、学校の先生から怒られずに帰ってきた記憶がない。
(省略)
つまらない授業のときはマンガを読んでいたし、それを注意されても「役に立たないからマンガを読んでいる方がマシです」と答えていた。
やらないといけないことからも自由!
そして、つまらないことには興味が持てないというのも大きな特徴です。
これは後の「好奇心」にも繋がる話です。
怒られたって平気
自分がやりたいことをやる。
先生としては手を焼くタイプかもしれません。
黄色の価値観を理解できない先生にとってはやっかいなお子さんでしょう。
けれど、みんなと同じことができることが正しいとされる学校を卒業すると、自分で考えて行動できるこうした人が時代を動かす存在になりますよね。
面白いが基準
黄色の人の思考の大前提というか1番大切にしている価値観が「面白さ」です。
あらゆる箇所にひろゆきさん的「面白い」の基準が書かれています。
「治安が悪い」と言われていて、面白そうだと思ったのだ。
私なら絶対面白いが理由だけで治安が悪い国へ旅行に行きたいと思いません。
治安が悪いと聞くだけで、危ない・怖いが先立ってしまって。
面白いの発想には行きつきません。
海外旅行慣れしていたとしても選ばないですね。
人が人を選ぶ基準は、優秀さではない。
「面白いかどうか」だ。
面白ければ一緒に仕事していて楽しい。
(省略)
採用してみて無能だったとしても、明るくて面白ければ全員が納得できる。
これは一理あるとして、「無能だったとしても」と書くところがひろゆさんらしいなと。
全員納得?できる?
やはり私は「?(クエスチョン)」がつきます。
人生観
黄色の人の「面白い」思考は、人生を上手く生きる秘訣にもなるんです。
違和感を楽しめる思考や目の前のことを楽しめるスキルは、長い人生でもきっと役に立つはずだ。
一度でも大きな実績を上げてしまえば、パターンから外れたものを楽しむ領域に入る。そうなれば、人生はとても楽しくなる。
どんなことも楽しめる・面白がれるスキルは、ストレスがないし生きるのが楽になりますよね。
ツラいことでどん底になったとしてもこんな発想で。
ツラかったり、しんどい目に遭ったりしたら、頭の中では、
「これ、絶対にあとで笑い話になる」
と考えている。
「笑い話をいくつ持っているだろうか?」
「笑い・ユーモア」も黄色の性格のキーワードです。
どんなことでも笑えるマインドは強い。
何でも笑いに変えてしまうから「悩みがなくていいね」と言われてしまうのですけどね。
「悩みがない人なんていないよー」とまた笑いながら言うのが黄色の人です。
好きなことに一直線
「面白い」に通じるのが「好き」の感情です。
黄色の人にとっては好き=面白いことです。
好きなことは、「自分はこれが好きだ!」と言えることであって、それ以外に特に理由をつける必要はない。
「好きなものは好き。だって好きだから」
好きなものは好き
これも感覚で理屈はないんですよね。
好きなことしかできないから、興味がない科目の授業でマンガを読んじゃう。
「今はそんな時間じゃない」とか考えない、自分の欲望に素直なところも黄色です。
ただ、本書では「好きなことを仕事にするのはやめよう」と提唱されています。
なぜかということに関してはここでは割愛しますね。
好奇心
面白そうで好きなことには圧倒的な好奇心が発揮される黄色の人。
好奇心が服を着ているようなものです。
僕の場合は未知な部分をなくすことに喜びを感じる好奇心があるので、クソ仕事をやってよかったと心から思える。
世間では嫌われる仕事にも「知りたい」欲が発動してやってしまう人。
ただ、歯を食いしばって痛みに耐えながらやったわけではない。好奇心が先にあって、すべての経営者のパターンを網羅するつもりで臨んだ。
だから、「あんな辛いことを」と言われても本人は好奇心の赴くままに行動しているので辛くありません。
小学4年生のときに、生徒会に入れるようになったのだが、何も考えずに手を挙げて立候補していた。
見たことのない世界がありそうというだけの、単純な好奇心だった。
クラスの学級委員にも立候補して、その後、何かの理由でクビになった。たしか遅刻が多すぎたのだろう。
(省略)
後先を考えずに知的好奇心を満たそうとしても、後からどうにでもあると思えた体験は大きかった。
単純な好奇心が行動の動機になりますし、好奇心が発動すると後先を考えません。
黄色の人に「もっとよく考えてから、、、」なんて通じないのです。
それにしても遅刻が多すぎたというのも黄色らしいエピソードです。
仕事の向き合い方
ビジネスパーソンにとっては、黄色の人の仕事に対する価値観が気になるところですよね。
仕事にあっても
僕の場合は、「面白いな」と思ったビジネスにとりあえず出資することがある。
「面白い」が重要な決定要素になります。
そして、何でも楽しめる人生観はそのまま仕事観に。
「世の中はチョロいし、意外とちゃんと回っていく」
バイトを経験せず、「こんなつまらない仕事できるかよ」と最初から思ってしまうようなプライドの高い人は人生で損をする。なんでも楽しめて、少しなめてかかるくらいのほうがいい。
「チラシのポスティング」という、一見、面白くもなんともなさそうなバイトも、意外と楽しめた。
どんな仕事にも楽しめる要素を見つけ出し、ゲーム感覚で取り組むマインドが黄色の人。
「仕事をゲーム感覚でやれ」というアドバイスは、他の人もよく言っているし、多くの本にも書いてあるので強調しないが、僕はそれを地でいっていた。
アルバイトの話にも共通するが、人を相手にしている仕事は、最大のゲームである。
ゲーム感覚は遊び感覚とも言えます。
このとき、会社を作ったり、株を買ったりするわけだが、「儲けたい」という気持ちは小さい。
遊びの延長であり、そこの和に入るための入場料を支払う感覚に近い。
お金儲けを目的にしていないことに強みがあった。「こういうものがあったら面白いだろうな」がスタートにあった。だから、お金が目的の人には負けない自信があった。
ビジネスは遊びの延長で面白いことが第一優先でお金儲けは二の次。
これもホリエモンが同じことを言っています。
結局、お金お金いわず面白いことを追及する経営者が注目されやすいし、強いんだなと思わせるお話ですよね。
ひろゆきさんやホリエモンになれなくても、黄色の人が向いている仕事はこちら。
突発的なことに対処する能力があり、「やばい、やばい」と言いつつも、心のどこかで祭りのように楽しんでしまえる才能がある。
リスクマネジメントや、対人による交渉ごとに向いている。
がむしゃらな努力はしないが労力を惜しまないこと
最後に、1%の努力を提唱するひろゆきさんがどんなことに労力を注いでいるかという話を。
「調べる労力を惜しんでないか?」
知らないだけで損するのは、もったいないことだ。
これも知的好奇心に繋がることですね。
「〇〇をしない」ということが多く書かれている中で、印象的な一文でした。
もちろん「調べなければ」ではなく、楽しんで調べることが大前提ですよ。
知らないことを知って、自分の判断基準を増やす。
勝てる!と判断をくだしたところで努力をする
それが1%の努力なんだと私は受け取りました。
▼「仕事はゲーム感覚」
本を読む直前に同じことを公式ブログで書いていました。
黄色の色彩心理をもっと別の角度から解説しています。
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