マリー・クワント展@Bunkamuraザ・ミュージアム
東京出張の際に絶対行きたかった
「MARY QUANT マリー・クワント展」
印象としてはコンパクトな展覧会でしたが、十分マリクワの世界を堪能できる内容です。
記憶に残っていること3点を記しておきますね。
マリクワが可愛い理由
可愛い理由はたくさんありますが、色の専門家なので色の話をすると、ビビッドな配色がポップで可愛いのです。
真っ赤なワンピース
真緑のタイツ
真っ黄色のセットアップ
どこを見てもカラフル!
赤+白
青+白
のようにコントラストのあるビコロール配色が60年代のレトロポップらしくて、逆に新鮮でお洒落に見えました。
見ているだけでワクワク気分になりますね。
ファッションを楽しむってこういうことかなって思います。
どれも鮮やかな色なのに、派手に感じないのがデザインの力なのでしょうか。
欲しい!レインウェア
会場で遠くからでも目を引いたレインウェア。
ビビッドな色もさることながら、デザイン性に魅了されました。
ポンチョ型のような形で、現代でも全く古くさくない、むしろ斬新なデザイン。
アウターとして雨の日以外でも着たいわ~!欲しいな~!
マゼンタが似合うかなとか妄想しながら展示を見るのも楽しい。
※このレインウェアはPVC(ポリ塩化ビニール)素材を洋服に取り入れたという画期的な技術革新があるんですよ
時代を変え、時代を牽引する人
本展覧会では、作品とともにマリーの人生の歩み、ファッション哲学が反映されていました。
レインウェアのPVC素材にせよ、常に時代の先端を行くファッションを提案してきたマリー。
ミニスカートの流行は「クレージュ」からと習ったのですが、実はマリーが先駆けていたとか。
女性が社会進出する以前の時代、ファッションも保守的な時代に、軽やかに女性解放を謳うかのようなファッションを提案していく。
時代の流れをネガティブにとらえることなく、面白がりながらデザインに落とし込んでいったそうです。
この柔軟性と発想力、時代の先端をいくスタイルは、「ターコイズ」の性格を持つ人なんだろうなと感じました。
新しいアイデアを生み出したい人は、お仕事とは全く関係なくても、感性を刺激するマリクワ展を覗いてみてはいかがでしょうか。
ビビッドな色に囲まれると、脳が刺激されますよ。
<展覧会情報>
会場: Bunkamuraザ・ミュージアム
会期: 1月29日(日)まで
平日入館、チケット事前購入がおすすめhttps://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/